チームでリモート開発を進めるポイント~締切時間実装までの道のりを例に~2022年09月28日© UUUO Inc. All rights reserved.
View Slide
© UUUO Inc. All rights reserved.自己紹介2井草 梨奈(いぐさ りな)2021年にエンジニアとして入社前職はJava/PHPを使ってバックエンド中心現在はRuby/Dartでバックエンドとモバイル開発を並行して行っている埼玉育ち現在は東京からフルリモートUUUOに入ってから魚を捌くようになり、最近カレイを初めて捌いた
© UUUO Inc. All rights reserved. 3UUUOについて勤務地● 本社: 広島● 職種によりフルリモート可開発体制:施策ごとにチームを編成● PM/デザイナー○ 施策オーナー■ 開発メンバー(業務委託)● 業務委託は現在全員フルリモート○ 現状直接会った事がない方がほとんど東京・神奈川エンジニア,デザイナー等9人(業務委託含む)広島オフィスCS, セールス,エンジニア等13人
© UUUO Inc. All rights reserved. 4UUUOについて現在2プロダクトを開発● UUUO: 水産物取引プラットフォーム○ 全国の水産物を産地直送する、toB向けのマーケットプレイス● UUUO Sellers: UUUOへの出品用アプリ○ 出品の他、売上・出荷管理機能など
© UUUO Inc. All rights reserved. 5UUUOのついてUUUOアプリへの出品〜購入の流れ1. (出品者)注文受付期間を作成アプリ上の購入できる期間の算出に使用する2. (出品者)出品の作成アプリで売りたい水産物データの登録3. (購入者)アプリで欲しい商品の購入ボタンを押す今日の7時から9時までの間に、ケンサキイカを売りたい!UUUOで出品しよう出品者ケンサキイカが明日欲しい。良い物があったから購入しよう購入者
© UUUO Inc. All rights reserved. 6最近の課題について最近あった課題● アプリで購入できる期限は注文受付期間の他に、出荷便(市場便)の出発するまでの時間が関係している● 出荷便をDBで管理しているが、200件以上ある○ 各市場への締切時間の情報も入れると10000件近くある...7時 9時注文受付期間8時半出発アプリ上で購入できるのは8時半までとなる関東便
© UUUO Inc. All rights reserved. 7最近の課題について市場便とは?● 産地から中央市場に行く運送便を指す● 基本的には大体決まった時間にトラックが出発する漁師 漁協 仲買 荷受 仲卸 スーパー産地 消費地市場便
© UUUO Inc. All rights reserved. 8最近の課題について現在の対応● 日によって出荷便締切を早まったり出荷できなかったりする● LINEや電話で来た情報を社内向け管理画面で都度入力する● 臨時の時間を把握していなかった場合、出荷トラブルに...LINEでの連絡の様子
© UUUO Inc. All rights reserved. 9最近の課題について課題解決のために● 締切時間変更機能を導入!○ 出品者自身に出荷便の締切時間を入力してもらう(いつもと違う時だけ)■ 締切時間を早めにする■ 出荷できない場合に購入されないようにする・注文受付を今日まで、明日出荷したい・〇〇便で送れないので受け付けないようにしよう出品者
© UUUO Inc. All rights reserved. 10リモート開発で気をつけていることリモート開発をする上で気をつけていること①開発メンバーとの認識合わせ②仕様変更のリアルタイム共有③不明点の相談・解決④リアクション
© UUUO Inc. All rights reserved. 11リモート開発で気をつけていること①開発メンバーとの認識合わせ● 開発にあたってメンバー同士の認識合わせが必要● 水産業の知識が無いとどういう機能なのか分からない事が多い● ボタンを押した際にどのような挙動になるか?特定の条件で表示が変更されるか?etc..7時 9時注文受付期間8時出発関東圏のユーザーがアプリ上で購入できるのは8時、関西圏のユーザーがアプリ上で購入できるのは9時までとなる関東便9時出発関西便
© UUUO Inc. All rights reserved. 12リモート開発で気をつけていること● 開発前に機能説明のMTGを設定するこの場である程度認識を合わせておく● 機能についてはfigmaにまとめておく○ 画面遷移○ 条件ごとの表示
© UUUO Inc. All rights reserved. 13リモート開発で気をつけていること● 何を開発すれば良いか?→タスクごとにissueを切る対応内容と完了条件を記載して漏れを防ぐ条件ごとの表示もまとめておく
© UUUO Inc. All rights reserved. 14リモート開発で気をつけていること②仕様変更のリアルタイム共有● 機能の仕様が変わることがよくある→MTG中に大体決まるが、開発メンバーがいない事もある○ タスクごとのissueにコメントで記載○ UI変更の場合にはfigmaにコメント○ Github/figmaコメント→Slack連携で変更に気づけるようにする
© UUUO Inc. All rights reserved. 15リモート開発で気をつけていること③不明点の相談・解決● 朝会で作業内容の把握、夕会で進捗管理● それ以外でも困った時にいつでも相談○ Zoom, Spatial Chat, Slackのハドルミーティング等■ Zoom→がっつり話し合う■ Spatial Chat→すぐ話したい■ Slack→軽く話す&画面共有する○ 画面共有で相談しやすく○ 話しかけても問題ないか分かりやすくするSpatial Chatの様子
© UUUO Inc. All rights reserved. 16リモート開発で気をつけていること④リアクション● チャットでの会話やテレビ会議だと表情が分かりにくい● スタンプを利用してどう思っているか分かりやすく○ 場が明るくなると意見も出やすくなる
© UUUO Inc. All rights reserved. 17苦労したこと苦労したこと①DB変更● 元々市場ごとで締切時間の情報を管理○ 1出品会社ごとで数十件あるのでこれを編集してもらうのは難しい● 出荷便に締切時間を持つように変更○ 1出品会社ごとで3~5件となり、編集できる範囲になった○ より実際のシステムの仕様に近い設計となった
© UUUO Inc. All rights reserved. 18苦労したこと苦労したこと②運用の変更● DB変更で締切時間を出荷便に持つようになったため出荷便データの設定が必要になった● 社内向け管理画面で出荷便設定の有無を確認できるように変更● 社内向け管理画面を触るオフィスチームにも運用が変わることを事前周知
© UUUO Inc. All rights reserved. 19苦労したことこうした苦労を乗り越えて、締切時間変更機能完成!● 導入から1ヶ月で約3割の出品会社が使用している● 入力作業による負担減!● 柔軟に締切に対応出来るようになった・注文受付を今日まで、明日出荷したい・〇〇便で送れないので受け付けないようにしよう出品者
© UUUO Inc. All rights reserved. 20まとめまとめ・今後の展開● 締切時間変更機能をリモート開発のみでリリース● リモート開発では以下のような点を気をつけている①開発メンバーとの認識合わせ②仕様変更のリアルタイム共有③不明点の相談・解決④リアクション● より多くの出品者に使ってもらえるよう、分かりやすく表示改善を行って行きます
© UUUO Inc. All rights reserved. 21