「チームだけではなんとなくうまくいってない」 ▌チーム主体の組織体制の中、特に⼤規模チームでは難しさが n チームだけで⾃律的にうまく機能していくことが難しい n 仕事はまわっているけど、いろいろツラくなってそう n 特定の⼈に負担が偏るなど n チームのことだけ考える⼈が必要そう n それぞれ⽇々の業務で忙しい中、⽚⼿間ではできることが限られる ▌コロナ禍でのリモート中⼼の働き⽅も影響してそう n 雑談やコミュニケーション機会がどうしても減ってしまう
どんな⾵に取り組もうと思ったか(1/2) ▌具体的にどんな問題がありそうかをまず知りたい n 「チームのことだけ考える⼈」が必要そうというのはわかったけど、具体的 にどんな問題を抱えているのかはわからなかった n ⽇々の業務が忙しく、うまく⾔語化できていないこと⾃体がまず問題と してありそうだった n どういう問題を抱えているのか、それを⾒える化していくことが最初の⼀ 歩だと思った ▌まずは全員と1on1をして、教えてもらおう︕
どんな⾵に取り組もうと思ったか(2/2) ▌⾃分だけで問題を解決していくというより、みんなで解決していけるように したい n ⾃分⼀⼈で解決できる範囲は限られそう n ⽇々の業務をしているメンバー⾃⾝だからこそ解決していけることも多 そう n 属⼈化/ボトルネックを⽣まないことがチームとしてより良さそう n そのためには情報を共有していくのが⼤事そう ▌1on1で得られた情報を共有できるように、ログを公開してみよう︕
1on1の時間 ▌⽬的 n どんな問題がありそうかを知りたい n ⽴ち⽌まって考える機会を提供したい ▌初回はこちらから質問して教えてもらう n 今やっていること n モチベーションや望んでいること n 今感じている問題 ▌2回⽬以降は、話したい/考えたい話題を相⼿に決めてもらう n こちらは聴き役に徹して、⼀緒に⾔語化したり深堀りする機会に
1on1ログをどんなふうに公開したか ▌どんな内容で公開されるかわかる状態で話す n 本⼈と画⾯共有をして、書いている内容を⾒える状態で n 書き⽅としては議事録のような感じ ▌すべてを残しているわけではない n 書いた後、その場で「これは消そうかな」と相談したり n 「これは書かないで欲しいんですけど」と前置きして話してくれたり
「なんとなくうまくいってない」から⾔語化されてきたこと ▌⽇々忙しくはしてるんだけど、全体最適なところに⼒を⼊れられているかという不 安を抱えているメンバーが多い n プロダクトの⻑期的な⽅向性がわかってない n プロダクト間をまたいだ戦略がもっと良くできそう ▌やり⽅を改善していくところに⼒が⼊れられてない n 斧を研ぐような活動 n 特定の⼈に負担が偏ってそう n ベトナムチームとの連携をもっと良くできそう ▌などなど
学び(3/4) ▌改めて、いろんな⼈のいろんな視点がやっぱりある n そういう⼀⼈⼀⼈の考えていることが、広く深く共有されることってあまり なかった n チームふりかえりだけでは得にくい情報 n やっている仕事は⾒えるけど、感情とかは⾒えにくい n 特にPMなど権限や情報を多く持つ⼈とか、普段そんなに分報書かない⼈とか
学び(4/4) ▌⼈に話す、というフィルタが効果的な⾯もありそう n 聞き⼿を通して引き出してもらうことで、⼈に伝わりやすい形で⾔葉を 残せる n 分報に⾃分⾃⾝で書くものとは違った感じがありそう n 考えていることがなんでも⾒えたら良いわけでもなさそう n 共有すると良さそうなことの取捨選択としてのフィルタ
今後やっていきたいこと ▌今後チームに新たに⼊るメンバーとは特に公開/⾮公開のバランスを慎重に n 公開前提で話す機会ばかりだと、話す話題や⾒せられる姿が限定的にな るかもしれない n 安⼼して話せる機会/関係性を作ることとのバランスに気をつけたい ▌⾔語化して⾒える化できた問題の解決にも絶賛取り組み中 n 影響範囲の⼤きい問題はすぐできるものではないので、時間をかけて取り組 んでいく n チーム構造を書籍「チームトポロジー」に沿って⾒直すなど