Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
私の Claude Code の使い方と仕事へのインパクト
Search
Tomoyuki TAKEZAKI
July 20, 2025
0
54
私の Claude Code の使い方と仕事へのインパクト
Tomoyuki TAKEZAKI
July 20, 2025
Tweet
Share
More Decks by Tomoyuki TAKEZAKI
See All by Tomoyuki TAKEZAKI
関数型まつり 2025 参加レポート
74k3z4k1
0
88
copy メソッドが壊す data class のドメイン制約
74k3z4k1
0
100
data class と継承の組み合わせによる問題と、その解決法
74k3z4k1
0
150
関数型プログラミングへの第一歩: 純粋関数を知る
74k3z4k1
1
460
Jetpack Compose の学習初期につまずいたこと
74k3z4k1
0
370
Featured
See All Featured
KATA
mclloyd
30
14k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
35
6.8k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
Code Review Best Practice
trishagee
69
19k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
72
4.9k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.2k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
126
53k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
77
5.9k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
54
13k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
77
9.5k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
134
9.4k
Transcript
私の Claude Code の使い方と仕事へのインパクト t-takezaki 2025/07/20 @ Engineer Cafe
はじめに Claude Code が日々の仕事のワークフローを大きく変えている ネットには、すでに「すごい人」の「すごい活用方法」が多く共有されている しかし、自分には真似しづらい高度な活用事例も多くあった この発表では、現時点での「初心者による活用方法」を共有して敷居を下げる 一部、チームでの活用事例を含む(本文中でも明示する) 2
Claude Code 導入の第一印象 約1ヶ月前から、業務で本格的に Claude Code を使用開始した それ以前も別の AI ツールを使っていたが、生産性への寄与は限定的と感じていた
Claude Code は文脈を十分に与えれば、いい感じの成果物を出してくれる 自走力が高いため、昼休憩や会議などの時間を有効利用できる 3
私の Claude Code 利用の流れ 1. plan mode によるコード調査 要件の整理や既存コード調査をする あたりがついている場合、
Claude Code と並走して既存のコードを読んだりもする 自分では気づけなかった点を指摘されることもある 必要に応じて、実装方針を対話形式で相談する 調査結果をもとに、タスクリストを作成させる 4
2. auto-accept edits mode でまとまった実装をさせる まとまった時間を使って Claude Code に実装を依頼 人間は会議や他の作業、もしくは休憩に時間を使えるため効率的
auto-accept edits mode では操作の許可と制限のバランスが難しく感じる 許可を絞ると手が止まり、広げすぎると想定外の操作が走る バランス調整が悩ましい 5
3. テストを軸にしたコード修正 実装後の期待値からズレに対して、テストコードを手で修正して期待する結果を示す テストコードの修正そのものを任せることもある テストを通るよう再実装させる 「だいたいOK、細部がおかしい」場合に言葉で説明するよりも効率的と感じる Red, Green, Refactor というTDDの原則に厳密には沿わないが、役に立っている
6
4. コードの細部に関する質疑応答 タスク終盤では小さな単位でのやり取りが中心に 違和感のあるコードを Claude に説明させたり、対話形式で修正 ここでのやりとりを減らす工夫は今後の課題 7
Claude Code がもたらした変化 実装スタイルの変化 実装の詳細へのこだわりをある程度手放すように Claude Code の出力に手を加えるとバランスを崩すことがある 本当に重要な箇所だけ、人間が介入するように意識 8
定型作業の半自動化 デザインライブラリの更新など、大量の(退屈な)コード修正を自動化 カスタムスラッシュコマンドが有効 人に作業内容ブレや、見落としの軽減 コマンド自体へのフィードバックにより、その後の作業を改善できる このスライドの内容は私個人の活用事例ではなく、チームでの活用事例 9
これから試したいこと 並列 Claude Code 実行 同じタスクを複数実行させ、最も良い結果を採用する 複数のタスクを同時に進行する こちらはコンテキストスイッチが発生して大変そう 10
おわりに Claude Code により、実装スタイル・作業の流れが大きく変わった 自分にとってちょうどいいワークフローを模索中 Claude Code に自走させるところと、人間と介入のバランスが難しい より良く使いこなせるよう、調整を続けていく 今後もできることから活用を広げていきたい
ご清聴ありがとうございました 🤖 Generated with Claude Code 11