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IVRyのSREが始まって1年

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November 19, 2025
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 IVRyのSREが始まって1年

SRE Lounge #19

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November 19, 2025
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Transcript

  1. 3

  2. 4

  3. 6

  4. 7

  5. 9 Mission 最⾼の技術を、すべての⼈と企業に届ける IVRyが考える「最⾼の技術」とは、新鮮な驚きをもたらしながらも⽇常に溶け込み、 いつの間にか⼈々に寄り添うテクノロジーです。 地域や企業規模を問わずに提供し、 その先にいる⼀⼈ひとりがその価値を実感できる環境を共に育んでいきます。 経済活動におけるあらゆるコミュニケーションをシンプルにすることで、すべての⼈ の⾃由を創造し、“Work is

    Fun”な社会を実現します。 Vision Making “Work is Fun” a reality. 
 “働くことは、楽しい”を常識に変えていく 「働く時間を、もっと楽しく」 私たちは、⾃らの仕事の本質に向き合い、夢中になって取り組むことで、働くことは 喜びに溢れたものになると信じています。 IVRyは、テクノロジーの⼒で⼈が⼈としての価値を最⼤限に発揮できる環境を創り出 し、「働くことは楽しい」が当たり前の世界を実現します。 そして私たち⾃⾝も、お客様が仕事を楽しむ姿を⾃らの喜びとし、期待を超える感動 を届け続けることで、“Work is Fun”を体現し続けます。 Vision/Mission
  6. 18 未知のインシデントと出会うことで知らない、を知る - 1年⽬SREs、インシデント対応のたびにプロダクトについてまだ知らない部分に気づく - この機能...どう動いてるんだ...? - 外部のLLMは思ったより落ちる(フォールバックの仕組みを⽤意) - 裏でこんなジョブが動いてるんだな

    - ユーザからの問い合わせで利⽤者⽬線のジャーニーをより深く理解する(SLOの⾒直し) - 事業の成⻑も⾒据えた既存のアーキテクチャの伸びしろも⾒えてくる - インシデントからしっかり学びは溜まっていく
  7. 29 SREがプロダクトに染み出していく - スタートアップの時間は限られている - 結果を出すため、ときに勢いのある意思決定が必要 - SREもプロダクト開発しよう、Embedded SREで専任をつけていこう -

    よりプロダクトの近くそして内側からSREのプラクティスを浸透させるという判断 - SREのチームが出来て半年が経った頃の話 - 会社のValue「Beyond the Wall」に通じる
  8. SRE Team Product Team SRE PdM Designer Engineer SRE 留学制度

    30 - オンコールからも⼀度外れてプロダクトチームに所属して開発を⾏う - 開発の中でいまあるリリースエンジニアリングやサービスの課題を体験する - 実際に開発をする中で課題を⾒つけてリリースに関する改善する動きが⽣まれた🎉
  9. 31

  10. SRE Team Product Team SRE SRE PdM Designer Engineer Embedded

    SRE 32 - プロダクトチームの近くでSREのプラクティスを実践する - 事業計画やプロダクトの特徴をより理解して信頼性と向かい合う - プロダクトの理解が進みドメイン固有の課題をより深く理解🎉
  11. 現在 34 電話/AI対話 バックエンド モバイルアプリ Product B セキュリティ O11y インシデント

    レスポンス フロントエンド ⾮同期ジョブ データ基盤 認証基盤 ログ基盤 Product A 開発者体験 Product C - SREのラベルが付いたメンバーがプロダクト開発や特定ドメインのチームに入り込んでいく - 将来を見据えた基盤づくりをするために Platform Engineeringのチームが爆誕
  12. 整備によってSREにも⻑期⽬線の共通認識が⽣まれてくる 37 - 前述のようにいろいろ整備によりSREの共通認識が出来た - 全⼈類が電話をかけてきても耐えられるサービスを⽬指す - 適切にサービスの価値を届けられているか?を⽰す共通の指標をつくる - 運⽤する組織ではなく運⽤する仕組みをつくる組織

    - 認識が揃ったのであとはみんな⾛れる🏃 - 「電話が⼤量に来たことを想定するといま携わっているプロダクトの改善点は?」 - 「ユーザに届いてる価値を表現するためにこのメトリクスが必要だ」 - 「これはトイルになってるから仕組みを作ってみました」
  13. 整備もできた頃こんな出来事があった 38 - 今年の夏ぐらいに受け取ったタスク - 価値検証フェーズのプロダクトのインフラを作ることになった - PdMがすでにモックを作っていたけど社内検証やデモのためのインフラが必要 - 移植するためにしっかり踏み込んでプロダクトの仕様を調べたりコードを書いて環境を準備した

    - フィードバック(意訳) - めっちゃプロダクト開発したそうですね?チャンス作ったほうがいい - 会社のフェーズ的に⼿を動かして仕組み作りしよう - 現場で共通認識を体現したいフェーズ - この体現はリーダーももちろんやる - 結果として、現在⾃分は新しい⽂字起こし基盤を開発しながら信頼性と向かい合ってる
  14. 新しい⽂字起こし基盤を開発 40 - 経緯 - 新機能を追加する流れ - 既存の課題を解消できる基盤に刷新したい - Step

    Functionsにしていろいろ解決 - ⽂字起こし外部サービスの⼊れ替え/選択を実現 - 新しい処理も追加しやすい - 状態をまとめて追えるようになる - パフォーマンスもまとめて追えるようになる - 再実⾏しやすくなる - 成功した割合を出しやすくなる(SLOになる!) - みんなに教えてもらいながら開発のサイクルで働いてる