Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Go Code Generation at newmo / 2024-08-27 #newmo...
Search
genkey6
August 27, 2024
Programming
0
810
Go Code Generation at newmo / 2024-08-27 #newmo_layerx_go
newmo × LayerX "Go"同 勉強会
https://layerx.connpass.com/event/323385/
genkey6
August 27, 2024
Tweet
Share
Other Decks in Programming
See All in Programming
AI時代のUIはどこへ行く?
yusukebe
18
8.9k
🔨 小さなビルドシステムを作る
momeemt
4
680
Ruby Parser progress report 2025
yui_knk
1
440
Azure SRE Agentで運用は楽になるのか?
kkamegawa
0
2.2k
請來的 AI Agent 同事們在寫程式時,怎麼用 pytest 去除各種幻想與盲點
keitheis
0
120
Testing Trophyは叫ばない
toms74209200
0
870
Improving my own Ruby thereafter
sisshiki1969
1
160
1から理解するWeb Push
dora1998
7
1.9k
Vue・React マルチプロダクト開発を支える Vite
andpad
0
110
Reading Rails 1.0 Source Code
okuramasafumi
0
130
FindyにおけるTakumi活用と脆弱性管理のこれから
rvirus0817
0
510
詳解!defer panic recover のしくみ / Understanding defer, panic, and recover
convto
0
240
Featured
See All Featured
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Designing for Performance
lara
610
69k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
460k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
Making Projects Easy
brettharned
117
6.4k
Facilitating Awesome Meetings
lara
55
6.5k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
59
9.5k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
13k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
96
6.2k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
139
34k
Transcript
genkey6 @ newmo × LayerX "Go" 同 勉強会 / 2024-08-27
Go Code Generation at newmo
自己紹介 • 新卒からスタートアップ2社を経て、2024年7月に newmoに入社 • バックエンドがメインのソフトウェアエンジニアとして運 行管理サービスの開発に携わっている • 鳥が好き 🐦
genkey6 2 Gen Shu
本日お話しすること • newmo では開発時にスキーマからコードを自動生成する schema first な思想を中心 に据えている • 主にバックエンドのレイヤーで行っている
Go のコード生成の具体的な方法やそれぞれ の要素技術で取り入れている工夫について、実際のコード例を交えつつ紹介する ◦ GraphQL やデータベース周りの話が多め ◦ gRPC にも少し触れる 3
GraphQL のコード生成|gqlgen を使った開発 4 schema first なアプローチで GraphQL server を開発
GraphQL のコード生成|field resolver @goField directive をつけて field resolver として切り出す
• 取得にコストがかかるフィールドは オーバーフェッチを防ぐために field resolver として定義 • gqlgen 的には config ファイルで指 定する方法と schema で指定する方 法が存在する • 可能な限り schema から情報を読み 取れるようにしたいという理由から、 後者を採用 5
GraphQL のコード生成|custom scalar • 以下の custom scalar が存在 ◦ Timestamp
◦ Date ◦ YearMonth ◦ UUID ◦ Base64String schema 上で頻出する型を custom scalar として定義 6
GraphQL のコード生成|custom directive validation 用に custom directive を定義 • 以下の
directive が存在 ◦ @validateInt ◦ @validateFloat ◦ @validateBoolean ◦ @validateString ◦ @validateArray 7
GraphQL のコード生成|custom directive validation 用に custom directive を定義 • model
の生成時に Go の struct tags に validation の情報が付与される 8
GraphQL のコード生成|custom plugin • template を修正して Go の struct の
interface を満たすような UnimplementedHogeResolver を生成することで schema のみの変更をマージでき るようにしている gqlgen を fork して一部 plugin に手を加えている 9
GraphQL のコード生成|custom plugin validation struct tags の付与も plugin の改造で実現
10 before after
GraphQL のコード生成|custom plugin API テスト用の GraphQL operation file を自動生成する自作 plugin
• Yamashou/gqlgenc を使って GraphQL operation file から GraphQL Client を生成している • 手書きしていることでフィールドの指定漏れが起きるの を防ぎたい 11
GraphQL のコード生成|custom plugin • gqlgen のコード生成時に作られる AST を活用して簡単に実装できた 12 API
テスト用の GraphQL operation file を自動生成する自作 plugin
GraphQL のコード生成|(番外編)fake server 13 directive で指定した値をクライアント向けに fake として返す仕組み
GraphQL のコード生成|(番外編)fake server • schema からレスポンスの fake を生成する 際に @example
directive で指定した値をデ フォルト値として利用 • 詳細は newmo-oss/graphql-fake-server に 14 directive で指定した値をクライアント向けに fake として返す仕組み
gRPC のコード生成|field behavior & protovalidate proto で記載した field behavior を
protovalidate を用いて検証 • 以下の behavior が存在 ◦ OPTIONAL ◦ REQUIRED ◦ OUTPUT_ONLY ◦ INPUT_ONLY ◦ MUTABLE ◦ IMMUTABLE ◦ IDENTIFIER ◦ PARENT_IDENTIFIER 15
gRPC のコード生成|field behavior & protovalidate proto で記載した field behavior を
protovalidate を用いて検証 • gRPC の interceptor と して実装されている 16
gRPC のコード生成|protoc-gen-go-grpc-newmo モジュラーモノリスならではのボイラープレートコードを自動生成する plugin • component 間の通信に 必要な環境変数の設定 に関する
Go の実装を自 動生成する 17
データベースのコード生成|xo を使った開発 SQL を書いて xo で Go の struct &
レコード操作のための関数を生成 18
データベースのコード生成|xo を使った開発 定義した index に応じた関数が生成される • PRIMARY KEY による
WHERE 句を指定するための 関数 19
データベースのコード生成|xo custom template index を指定するフィールドの型によって生成されるメソッドが変わる • index に time,
date 型のカラムが含まれ る場合は、時刻、日付のレンジで WHERE 句を指定できるような関数が生 成される • この関数を呼び出すことでページングの実 装が簡単にできる 20
データベースのコード生成|xo custom template index を指定するフィールドの型によって生成されるメソッドが変わる • レンジで検索する際に指定できる条 件はこんな感じ 21
データベースのコード生成|xo custom template 独自のメソッドの生成は xo の template を改造することで実現 22
データベースのコード生成|xo custom template 生成される Go の struct の型を調整する目的でも template を改造
• date 型のフィールドは Go の struct でも Date 型として生成さ れて欲しい • template に手を入れる前は BirthDate フィールドが time.Time 型で生成されていた → 改造後は Date 型で生成され るように 23
データベースのコード生成|xo custom template 生成される Go の struct の型を調整する目的でも template を改造
• PostgreSQL の型から Go の型にマッピングする箇所の実装を fork して date 型に対す る条件分岐を追加 24
データベースのコード生成|xo custom template trace の span を仕込むのも自動化している 25
データベースのコード生成|xo custom query 任意の WHERE 句の指定や JOIN などの複雑な操作が必要な場合は custom query
に対応するモデルが生成される 26
データベースのコード生成|xo の課題 query からのコード生成でいくつかの課題が存在する 27 • 生成される Go の
struct が分かれてしまうので、型変換などの処理を別々に実装す る必要があって扱いづらい • custom query による UPDATE が非対応 • nullable なカラムを取得する custom query を書いた際に、生成される Go の struct 上では常に non null な型になってしまう
データベースのコード生成|sqlc の利用を検討中 まずは query による生成から置き換えていこうとしている 28 • 先ほど挙げた xo
の課題が解決できる ◦ (JOIN をしなければ)生成される Go の struct が分かれない ◦ xo では custom query を使う必要があった UPDATE 文にも対応可能 ◦ nullable なカラムに対するクエリ結果が nullable になる • 他にも xo にはなかった便利な点が存在する ◦ SQL をパースしているので、コード生成の精度が高い ◦ コード生成をスキーマファイルから静的に行える( xo はコード生成前にデータベースにスキー マを反映させる必要がある) ◦ クエリを書く際に query parameter の型を指定しなくても自動で判別してくれる
データベースのコード生成|sqlc の利用を検討中 一方で sqlc にも課題は存在する 29 • パースした情報に index
の情報が存在しないため、xo でやっていたような index に 応じた検索用の関数の柔軟な自動生成ができない
• GraphQL、gRPC、データベースの各レイヤーでコード生成に採用しているツールを紹介し つつ、それぞれのツールに対して行っているカスタマイズや取り入れている工夫について 紹介した • 時間の都合で紹介しきれなかった Tips は他にもあるので、気になる方は懇親会でお話し ましょう &
こういうこともできたりしない?という話をしましょう • コード生成を駆使して開発者体験を突き詰めたいエンジニアはぜひ newmo へ! まとめ 30
“ 移動で地域をカラフルに ” Our Mission