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猫魔法「ごろごろ」のマルチコア
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S.Shimizju
February 27, 2026
Programming
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猫魔法「ごろごろ」のマルチコア
IoTLTin大阪の資料。
ヒーローズ・リーグで「Spresense賞」「ネコ賞」を受賞した作品で使っていたSpresenseのマルチコア部分を紹介
S.Shimizju
February 27, 2026
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Transcript
IoTLT vol132 in OSAKA 猫魔法「ごろごろ」で 使ったマルチコアについて ヒーローズリーグ「Spresense賞」 「ネコ賞」受賞作品
自己紹介 S.Shimizu 属 性:回路系エンジニア 勤め先:関西の某電機メーカー 現 職:ものづくり支援 (PoCから量産対応まで幅広く) 職 歴:LED照明用電源の開発 エネハ用IoTデバイス設計 など
得意分野:回路設計・基板設計 電子工作を本格的に始めたのは2023年~ 主に関西のイベント等に出没しています
猫魔法「ごろごろ」とは テックシーカーハッカソン2025で作り始めた、 ねこのゴロゴロの再現を試みた作品です 詳細はProtopediaをご覧ください https://protopedia.net/prototype/7051
全体構成
猫魔法「ごろごろ」でやっていること Spresense+骨伝導スピーカをパペットに内蔵し、ごろごろ音を再生 センサで温湿度気圧を測定、LTE-Mでサーバに送る サーバでは5種類のごろごろ音から最適なものを選択(生成AI使用) 再生する音を選択されたごろごろ音に変更する + パペット内のタクトスイッチによりMQTTを発行 MQTTをカメラが受信するとシャッターを切り、画像をサーバに送信 サーバで画像を加工して、Webページとして表示 ▼
▼
マルチコアの採用 ごろごろ音を再生し続ける センサで温湿度気圧を測定、LTE-Mでサーバに送る 再生するべきごろごろ音の種類をサーバから取得する スイッチが押されるとMQTTを発行する *実際にはサーバ接続の時に合わせて発行している モータードライバによるモーター制御 *最終的にはモーターの使用をあきらめましたが・・ パペット側でやりたい事 これらを同時に行いたかったので、
Spresenseのマルチコアを採用しました
Spresenseのマルチコア Spresenseはコアが6個あり、個別に動かす事が可能 Arduino IDEでも使用可能 > MP.hをincludeし、 MP.begin(サブコア番号)で動く どのコアを使うかはツールメニューから選択できる →コアごとに個別のスケッチとコンパイルが必要 コアごとに使用するMemoryを設定する
マルチコア構成 MainCore Subcore2 Subcore3 オーディオ関連 LTE通信 センサ動作 GPIO動作 オーディオ・LTE通信はMainCoreでか動作しない オーディオはスレッドで動いているらしく、
同じMainCoreで再生しながらLTE通信はできた
マルチコア動作 MainCore Subcore2 Core間のデータやり取りはポインタを使用 MainCoreからSubcoreを先にたたかないと、 Subcoreからデータを受け取れないっぽい?
マルチコア動作 SubCore3 MainCore コア間通信を行わず、GPIOの処理だけにしてみた タクトスイッチが 押されたら GPIO03をHに (ラッチする) GPIO03がHならば、 MQTTを発行して
GPIO03をLに (リセットする) こういう使い方も普通にありかなぁ、と (裏側で独立してNeoPixelLED光らせるとか)
Spresenseのマルチコア まとめ Arduino IDEで比較的簡単にできる コア間のデータやり取りはポインタを使う 並行して動かすだけならば、無理に他の動作と連携せずとも良い 注意点 スケッチを個別に作る必要があるので、管理が面倒 Memoryの最小割り当てが128kBなので使いすぎるとMemory 不足になりがち →一度Subcoreでコンパイルしてしまうと、ずっとMemoryを
割り当てたままになる LTEやオーディオなど、MainCoreでしか使えない機能がある 利点・ポイント LTE通信を行いながら処理を動かせるのは魅力的
告知 ハッカソンで使用してたサーバやSIMは返却したため IoTな部分は既に使用できなくなっておりますが ごろごろの部分はまだ残っています! ・・ということで NT京都に持って行く予定です 猫魔法「ごろごろ」で癒されたい方、ぜひお越しください