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未経験エンジニアがアウトプット駆動で自らのキャリアと生きる道を切り開くまで

Haruka Sakihara
November 07, 2023
4.6k

 未経験エンジニアがアウトプット駆動で自らのキャリアと生きる道を切り開くまで

23/11/7 Women Developers Summit 2023にて登壇
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20231107/session/4656

Haruka Sakihara

November 07, 2023
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Transcript

  1. 自己紹介 Haruka Sakihara <取得資格> • ネットワークスペシャリスト試験(IPA) • AWS Certified 計11資格

    <所属> • アクセンチュア株式会社 テクノロジー コンサル ティング本部 (2021年新卒入社) • クラウドの部署にいます <趣味> • Go言語が好きです • フィギュアスケートとサンリオも好きです <その他表彰> • 2023 Japan AWS Jr.Campion 選出
  2. 私のアウトプット歴 会社名+本名で発表したものからハンドルネームを使い趣味で発表したものまで、 様々な場面でアウトプットをさせていただきました。 趣味で発表したもの • 登壇 • Goに関するロングセッションを某カンファレンスで2回 • Goに関するLTを某所で2回

    • JAWS-UG 某支部でLT登壇1回 • 執筆 • 某技術記事投稿サイトにGoやAWSの記事・書籍を多数投稿 • 某技術同人誌即売会にて単著の書籍(ページ数500超)を販売、現時点で600部突破 • 某技術同人誌即売会にて共著の書籍執筆に2回参加、内1冊は後に商業出版 • 某雑誌にてGoに関する連載記事を執筆中
  3. 私のアウトプット歴 時系列でまとめると以下の4フェーズに分かれています。 Phase1 Phase2 Phase3 Phase4 Artfact 内々定 大学卒業 入社

    新卒研修終了 Motivat ion Mission • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 就活で提出するポート フォリオに載せる • 既存の記事の不足を補う 今 後 ? ? ? 2019.11 - 2020.1 2020.2 - 2021.3 2021.3 - 2021.10 2021.10 - • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 共著同人誌執筆 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • LT&セッション登壇 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 単著同人誌・雑誌執筆 • LT&セッション登壇 • 技術者コミュニティとの つながり • 既存の記事の不足を補う • 自分の記事が評価される 嬉しさ • 既存の記事の不足を補う • 初学者と中級者の橋渡し ができるのは自分だけ • 苦労した・工夫したポイ ントをみんなに見てほし い • 評価が欲しい • 知見の昇華は得意分野 • 自分にしか生めない知見 を表に出し業界に貢献す る義務がある
  4. バックグラウンド 高校生・大学生の時からプログラミングにがつがつ触れてアプリを作っていたわけ ではありませんでした。 アウトプットスタート前の技術経験値 プログラミング • 大学3年でCのプログラムを書く 実習はあった • 課題内容は競技プログラミング・

    アルゴリズムの記述が近い • cdとlsとCコンパイルのやり方しか 知らなかった • ファイルの権限って何ですか?パ スを通すって何ですか?という状 態 Linux知識 IT基礎知識 • 基本情報技術者試験レベルの 内容を知らない • IPって何?サーバーって何?とい う状態 職業エンジニアとしては完全に経験皆無の状態 (自分が学んでいるプログラミングが世の利益につながる実感は皆無)
  5. Phase 1 - 大学卒業後の職が欲しい エンジニア就活をするにあたって必要になる成果物を作らなければいけない・未経 験だった当時の自分にとって既存の技術解説記事が難しすぎたため、もっと初学者 向けのかみ砕いた記事を自分で書いてやるというのがアウトプットの動機でした。 目標 手を動かして実装ができるエンジニ アとして就職したい

    当時の課題 エンジニア就活のポートフォリオにな るような成果物が何一つない アウトプットの動機 自分で記事を書いてそのURLを成 果物に加えよう 既存の技術解説記事だと行間が 広くて当時の自分にとっては難し かった もっと初学者向けの解説があるべき なのに世に存在しない。ならば自分 で書く 自作アプリサーバーを実装・稼働さ せるために必要な知識を調べて学 びたい
  6. Phase 2 - 興味のある技術をもっと学びたい 就活が終わって入社するまでの間は、切磋琢磨する同僚やスキルを見て学ぶできる 上司などいない、完全に一人の環境でした。そのため、人とのつながりを得るため の手段にしたいというのが当時のアウトプットの動機でした。 当時の活動 自分の興味のある技術にいろいろ 触れてみる

    • Go言語 • AWSでいろんなサービスを使って インフラ構築してみる 当時の課題 他の人からの技術的なフィードバック が得られない • 入社前だった • 100%自分の興味だけだと視 野が狭くなる • 自分がやった内容がベストプラク ティスに沿っているかがわからない アウトプットの動機 自分がやった内容を外に出すことで、 記事へのレビュー・感想・コメントとい う形でフィードバックを得る 既存の技術解説記事だと行間が 広くて当時の自分にとっては難し かった もっと初学者向けの解説があるべき なのに世に存在しない。ならば自分 で書く
  7. Phase 3 - 作ったものが評価される嬉しさ 技術者コミュニティとつながったことで視野の広い勉強ができるようになりました。 それと同時に気づいたのは、ある程度成熟したコミュニティの中には初学者向けの コンテンツが少ないということ。そこを埋めるのが自分のミッションになりました。 当時の活動 • 記事の執筆

    • わからなかった箇所の解説 • よく見かけるけど文献が少 ないトピックの解説 • LT・セッション登壇 他の人からの反応 • 技術者コミュニティとつながったこ とで、自分のアウトプット成果物 への反応を見ることができた • いいね・いい記事だ!というコメン トがたくさんもらえた アウトプットの動機 いいねがもらえて嬉しい! コミュニティに貢献できる実感が得ら れる もっと初学者向けの解説があるべき なのに世に存在しない。そしてそれを 自分なら適切に書くことができる ミッション:初学者と中級者の橋渡し用の記事を、一番の適任者である自分が書く
  8. Phase 4 - プロとしての自覚と自分の強みの確立 就職して社会人になったことで「コンサル会社で職業エンジニアとして働く」こと が何たることかを理解することができました。そしてその環境はより良い知見を生 み出し言語化することと親和性が高いものでした。 コンサル会社でエンジニアをやるということ 明確な課題感 •

    課題が解決しなくて困るのは自 分一人ではなく、チーム皆であり お客さんたちであるという切迫感 • 求められるのはただの作業者で はなくて、課題解決のためのプロ の助言・考察 • 手を動かすだけではなくて、そこ から得られた知見の言語化は必 須 普遍的な知見の創出 業界・現場横断的な視点 • 他所で同じことがおきていない か・どう対策しているのかを広くリ サーチできる • 自分たちの経験を他所で応用 できる形に昇華するというバ リューがある 良い技術記事を生み出すには最高の環境
  9. Phase 4 - プロとしての自覚と自分の強みの確立 また、仕事をする上で求められる「普遍的な知見の創出」の部分は、今まで自分の 人生で力を入れて培ってきた強みが活かせる分野でもありました。 コンサル会社でエンジニアをやるということ 明確な課題感 • 課題のクリティカルさが個人開発

    とはけた違い • ただ課題を解決するだけではなく て、そこから知見・教訓という形 での言語化にこそ価値がある 普遍的な知見の創出 業界・現場横断的な視点 • 他所の知見を応用する • 自分の知見を他所で応用する 自分の得意なこと じっくり頭を使って考察する 数学の証明問題を記述で書く • 生粋の情報系出身ではなく、普通科高校で大学受験を頑張ったからこそ得たスキル 試験勉強の要点をまとめる good synergy
  10. • 苦労した・工夫したポイ ントをみんなに見てほし い • 評価が欲しい 私のアウトプット歴 時系列でまとめると以下の4フェーズに分かれています。 Phase1 Phase2

    Phase3 Phase4 Artfact 内々定 大学卒業 入社 新卒研修終了 Motivat ion Mission • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 就活で提出するポート フォリオに載せる • 既存の記事の不足を補う 今 後 ? ? ? 2019.11 - 2020.1 2020.2 - 2021.3 2021.3 - 2021.10 2021.10 - • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 共著同人誌執筆 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • LT&セッション登壇 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 単著同人誌・雑誌執筆 • LT&セッション登壇 • 技術者コミュニティとの つながり • 既存の記事の不足を補う • 自分の記事が評価される 嬉しさ • 既存の記事の不足を補う • 初学者と中級者の橋渡し ができるのは自分だけ • 知見の昇華は得意分野 • 自分にしか生めない知見 を表に出し業界に貢献す る義務がある 動機がどんどん変わっている
  11. 私のアウトプット歴 時系列でまとめると以下の4フェーズに分かれています。 Phase1 Phase2 Phase3 Phase4 Artfact 内々定 大学卒業 入社

    新卒研修終了 Motivat ion Mission • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 就活で提出するポート フォリオに載せる • 既存の記事の不足を補う 今 後 ? ? ? 2019.11 - 2020.1 2020.2 - 2021.3 2021.3 - 2021.10 2021.10 - • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 共著同人誌執筆 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • LT&セッション登壇 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 単著同人誌・雑誌執筆 • LT&セッション登壇 • 技術者コミュニティとの つながり • 既存の記事の不足を補う • 自分の記事が評価される 嬉しさ • 既存の記事の不足を補う • 初学者と中級者の橋渡し ができるのは自分だけ • 苦労した・工夫したポイ ントをみんなに見てほし い • 評価が欲しい • 知見の昇華は得意分野 • 自分にしか生めない知見 を表に出し業界に貢献す る義務がある ミッションの出現
  12. アウトプット主導のキャリア形成図 アウトプットという形で自分の考えや直面している課題に対する解を他人にぶつけ、 それに対してフィードバックをもらうことを繰り返すことで、今の時代でエンジニ アとして生きていくための道を適切にハンドルしています。 課題や困難 解決策の アウトプット 他の人からの反応・ フィードバックを もらう

    世のニーズを 理解する 次にとるべき アクションを考える エンジニ アとして 生きてい くスキル の醸成 • ChatGTPやDeepLでいい感じの技術解説 や機械翻訳が簡単に作れてしまう現代 • それなのに人手でわざわざ温かみのある成果 物を作り出す意義は何か? これからの時代のアウトプット 強い目的とメッセージ性
  13. 私のアウトプット歴 時系列でまとめると以下の4フェーズに分かれています。 Phase1 Phase2 Phase3 Phase4 Artfact 内々定 大学卒業 入社

    新卒研修終了 Motivat ion Mission • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 就活で提出するポート フォリオに載せる • 既存の記事の不足を補う 今 後 ? ? ? 2019.11 - 2020.1 2020.2 - 2021.3 2021.3 - 2021.10 2021.10 - • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 共著同人誌執筆 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • LT&セッション登壇 • 技術投稿サイトでの記事 執筆 • 単著同人誌・雑誌執筆 • LT&セッション登壇 • 技術者コミュニティとの つながり • 既存の記事の不足を補う • 自分の記事が評価される 嬉しさ • 既存の記事の不足を補う • 初学者と中級者の橋渡し ができるのは自分だけ • 苦労した・工夫したポイ ントをみんなに見てほし い • 評価が欲しい • 知見の昇華は得意分野 • 自分にしか生めない知見 を表に出し業界に貢献す る義務がある
  14. Next Phase … ? 社会人3年目、自分のキャリア・世間で求められていること両面の観点でよいアウ トプットを出していける体制が整ったので、次のフェーズとしては成果物やそれを 作った自分自身をいろんな現場で求めてもらえるようになりたいと思っています。 やりたいこと • 登壇・執筆

    • コンスタントに成果物を出して名前を認知してもらいたい • AWS公式のカンファレンスに出て喋れるような知見を生みたい • 仕事 • いつか自分の名前で名指しで指名をもらい一緒に仕事やりたいと言っていただける ようになりたい お仕事お待ちしています!