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AI時代のキャッチアップを楽にする iOSアプリを自作、公開した
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TooMe
July 22, 2026
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Transcript
2026.07.17 AI時代のキャッチアップを楽にする iOSアプリを自作した 毎朝5分のテック英語リスニングアプリ「TechEar」とAWSサーバーレスの裏側 発表者:KDDIアジャイル開発センター 東口富洋
はじめに 自己紹介 東口富洋 KDDIアジャイル開発センター • 本業はネイティブアプリ開発。KotlinとSwiftを書いている • 好きなアーキテクチャはMVVM • 趣味でAWSを触るために個人開発をしているまである
• サーバーレスが好きで、AWS Community Buildersに選出 • 2025年にKAGに入社(実はまだ22歳) Qiita:qiita.com/TooMe KDDI Agile Development Center Corporation X:@TooMe_Higa 1
みなさん、どうやって キャッチアップしていますか? SNS?公式ブログ?それとも気合い? KDDI Agile Development Center Corporation 2
……タイムラインを開いて、気づけば30分。 心当たりはありませんか? Xで問題なくキャッチアップできている人には、このアプリは要らないかも。。。 KDDI Agile Development Center Corporation 3
背景 AI時代のキャッチアップを阻む3つの壁 速すぎる進化 毎週のように新モデル・新ツールが登場し、以前のベストプラクティスが今日には古くなる SNSの罠 キャッチアップのつもりでタイムラインを開き、気づけば30分、技術と関係ない投稿を眺めている 一次情報の壁 公式ブログやリリースノートは英語。まとまった時間を確保するのも難しい 一次情報を毎朝「耳で聴ける教材」に変換してくれたら——それなら作ればいい KDDI
Agile Development Center Corporation 4
作ったもの 毎朝5分のテック英語リスニング「TechEar」 毎朝5分 4トピック 無料 耳でキャッチアップ 一次情報のみ App Storeで公開中 通勤や朝の支度をしながら一次情報
を聴ける AWS・VS Code・GitHub・ Anthropicの公式ブログを教材化 テック文脈の英語リスニング力も同 時に鍛えられる • 「技術キャッチアップ」と「英語学習」——エンジニアの二大『やらなきゃ』を毎朝5分にまとめた • 汎用英語学習アプリでは学べないテック文脈の英語が差別化ポイント アプリ本体はFlutter製、教材の生成・配信はすべてAWSサーバーレス KDDI Agile Development Center Corporation 5
機能 1 毎朝自動で届く新着エピソード 毎朝、新しいエピソードが追加 トピックごとに最新記事から自動生成。ユーザーは何もしなくていい 購読トピックを選べる 設定画面からAWS・VS Code・GitHub・Anthropicを取捨選択 毎朝のリマインド通知 決まった時刻に通知して、毎朝の習慣化を後押し
KDDI Agile Development Center Corporation 6
機能 2 予習→リスニング→クイズの3ステップ学習 1 キーワード予習 登場する単語5〜6語を日本語訳付き で先に確認。理解度が大きく変わる 2 リスニング 速度調整・10秒戻し・ループ再生。
スクリプトは英日をワンタップ切替 KDDI Agile Development Center Corporation 3 理解度クイズ 4択3〜5問(解説付き)。「聴きっ ぱなし」で終わらせず定着させる 7
アーキテクチャ AWSサーバーレスによる3層構成 1. 教材生成パイプライン 毎朝JST4:00、EventBridge起動のバッチがその日の エピソードを自動生成 2. 配信基盤 メタデータはDynamoDB、音声はS3に保存し、 CloudFrontで配信
3. 配信API API Gateway+Lambdaがアプリからのリクエスト を処理 IaCはAWS SAMで管理 KDDI Agile Development Center Corporation 8
STEP 1 毎朝JST4:00に走る教材生成パイプライン 1 2 3 4 RSS取得 教材生成 音声合成
保存 トピックごとのRSSをパ ースし、未教材化の最新 記事を1件選定 Bedrock(Claude Sonnet)でスクリプト ・訳・キーワード・クイ ズを一括生成 Amazon Polly(Neural )で英語スクリプトを MP3化 メタデータを DynamoDB、音声ファ イルをS3へ保存 生成失敗はエラー内容をプロンプトに追記して最大2回自動リトライ KDDI Agile Development Center Corporation 9
STEP 2・3 認証つきAPIと非公開S3からの音声配信 データ取得経路 Flutterアプリ → API Gateway(APIキー認証+使用量プラン:10req/s・月1万リクエスト上限) → Lambda
→ DynamoDB 音声再生経路 Flutterアプリ → CloudFront →(OAC経由)→ S3。パブリックアクセスを全面ブロックしたまま 、HTTPSでキャッシュ配信 認証・レート制限・非公開配信をすべてマネージドサービスだけで実現 KDDI Agile Development Center Corporation 10
コスト管理 ユーザーがLLMを実行できないコスト設計 生成AIの個人開発は「AI使用料が読めない」不安で二の足を踏みがち。でもコンテンツ配信型なら—— 生成系は定期実行のみ 配信系は従量+上限つき • Bedrock・Pollyを起動できるのはEventBridgeのス ケジュールだけ • ユーザー起点はDynamoDB読み取りとCloudFront
のキャッシュ配信のみで安価 • ユーザー操作からLLMに到達する経路が存在しない • 使用量プラン(10req/s・月1万件)で暴走やアク セス急増も抑止 • 実行回数は「毎朝×トピック数」で固定。何万人に 増えても生成コストは一定 • 現時点:月500~600円くらい(生成系含む) ユーザーは生成AIを直接呼べない——何人に使われてもAI費用は安定し、請求額が読める KDDI Agile Development Center Corporation 11
工夫 1 体験の質の9割を決めるプロンプト設計 「記事を要約して」だけでは、リスニング教材として聴くに耐えない。指示していることの例: • ロール設定:「日本人エンジニア向けの英語リスニング教材作成者」 • 話し言葉:挨拶→本題→まとめの流れを持つポッドキャスト風に変換 • 自然な口語訳:直訳を避け、技術用語はカタカナ維持(「コンテナ」を「容器」と訳させない)
• キーワード:実際にスクリプトに登場する語のみを選定 • クイズ:スクリプトの内容だけで解答可能に(外部知識を要求しない) アーキテクチャよりもプロンプトが教材の品質を決める KDDI Agile Development Center Corporation 12
工夫 2 個人開発ならではの4つの割り切り プッシュ通知はローカル通知 認証基盤を持たない SNS/FCM不要・認証不要でコスト$0。毎朝定時 の通知ならこれで十分 学習進捗は端末内に保存。Cognitoを置かず、 APIキー+使用量プランで制御 DynamoDBはオンデマンド課金
Anthropicは有志の非公式RSS 毎朝のバッチ書き込み+読み取り程度なら、キャ パシティ設計より安い 公式RSSが存在しないため、有志が変換したフィ ードをありがたく利用 「作らない判断」が個人開発のコストと運用を軽くする KDDI Agile Development Center Corporation 13
まとめ 持ち帰ってほしい3つのメッセージ 1 「技術キャッチアップ×英語学習」は毎朝5分の習慣にできる 2 LLMをユーザーから切り離した定期実行にすれば、個人開発でもコストが読める 3 サーバーレスはいいぞ TechEar——App Storeで無料公開中:apps.apple.com/app/techear/id6761646365
KDDI Agile Development Center Corporation 14
おまけ Google Play版が存在しない理由 App Store Google Play • 審査を通過し、無料公開中 •
審査に落ちた • 個人アカウントでも、自分1人で審査プロセスが完 結する • 個人アカウントはApp Storeと違い自分1人では完 結せず、再審査に出すハードルが高い 悲しい。 KDDI Agile Development Center Corporation 15
Be a Change Leader. アジャイルに力を与え 共に成長し続ける社会を創る