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【書評】 もう無理 間違いだらけの会社選び
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ikemura23
August 27, 2025
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【書評】 もう無理 間違いだらけの会社選び
ikemura23
August 27, 2025
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Transcript
もう無理 間違いだらけの会社選び を読んでみて 1
自己紹介 池村 和剛(いけむら かずたか) 株式会社ゆめみ SNS X(Twitter) : ikemura23 Qiita
: ikemura23 note : ikemura23 2
この本から学びたいこと 「この会社、もう無理!」 となる会社をどう見極めればいいのか、そして何が原因でそう感じるのかを知りたい と思い、この本を手に取った。 会社を選ぶときの判断材料はもちろん、企業側の視点からも気づきを得たかった。 3
やばい会社の例 本書では思わず 「本当にそんな会社あるの!?」 「まだそんな古い風習が!?」 と驚くような事例が数多く紹介されている。 4
例えば 履歴書は手書きしか認めない 上司より先に帰ることを許さない 残業が100時間を超えても残業代を出さない 役職全員にあいさつをしないと外出できない 遅刻を二回するとご飯を奢らなければならない 熱がない限りは出勤を強いられる 5
特にやばい事例 6
新入社員が社長をエレベーターで見送ったあと、 階段でダッシュして玄関に先回りし、お辞儀で出迎える という謎の儀式 まるでコントのようだが、上下関係を押し付ける文化が根付いた企業では、こうした 風習が当たり前になっている場合がある。 こうした独自ルール・制度はハラスメントにつながる危険性が高く、企業体質を見極 めるポイントになる。 7
※ 本書の内容ではないが、自分の嫁の前職の話で 「社長/副社長とお客様以外はエレベーターを使えない」 という話を思い出した。 理由は「節電のため」とのこと 8
面接者としての心構え 入社前に社内の雰囲気や独自ルールを知ることはとても難しいが、 社内イベントの参加率や内容を質問することで「会社の体質」が垣間見えることがあ る。 特に、参加率がほぼ100% の場合は、参加を強制するような空気があるかも あとは、職場見学をさせてもえるなら、社員同士の会話の雰囲気、社内の清掃状態を チェックすると、社内の雰囲気が掴める。 9
面接時に気をつけることの延長線 入社前に意識しておきたいこと 入社前に会社に対する期待値をあえて低め(50%未満)に設定しておくのも有効 期待が高すぎると、裏切られたときの反動で強い不満を抱くことになりかねない。 当たり前の事だが、意外と期待値が高い人が多く、ミスマッチが起きてる印象 10
退職代行という企業への印象 これまで退職代行に対して「ふーん、そんな業種があるんだ」という印象しかなかっ たが、本書を読み、その考えは変わった。 パワハラのある職場の社員にとって、退職代行は命綱のような存在になり得る。 退職代行がきっかけで会社の不備や不正が発覚し、改善につながった事例 退職代行からの相談がきっかけで、支店の残業代未払いが発覚したり、ハラスメント の事実が本社に伝わり是正されたケースが紹介されていた。 11
「退職代行」という企業や、利用する退職者に注目しがちだが、そのサービスを使わ ざるを得ないほど社員を追い詰めた会社側の問題にも目を向けるべきである。 社内の風通しが良いか? 人が傷つく発言が横行していないか? 理不尽なルールがないか? こうした意識を会社視点でチェックできるように心がけていきたい 12