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現在のZOZOTOWN物流システムの概要紹介 / Overview of current Z...

ippeitakenobu
May 31, 2023
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現在のZOZOTOWN物流システムの概要紹介 / Overview of current ZOZOTOWN logistics system

ippeitakenobu

May 31, 2023
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  1. © ZOZO, Inc. 株式会社ZOZO
 基幹システム本部 物流開発部 入荷開発ブロック
 ブロック長 武信 一平


    2008年3月入社。ZOZOBASEで撮影セクションの業務を担当していました。 2011年に社内公募制度を利用して未経験からシステムの業務にチャレンジ。 それからずっと物流システムの開発・運用に携わっています。 2019年からはマネジメントにも従事しています。
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  2. © ZOZO, Inc. 5 ZOZO基幹システムは、バックオフィスとバックオフィス2というClassic ASPのWebアプリケーションで構成されます。 バックオフィスはPC用Webアプリケーション、 バックオフィス2はZOZOBASE内のハンディ端末用のWebアプリケーションで、どちらも基幹DBと通信します。 • バックオフィス

    ◦ ZOZOTOWNへの出品やセールの設定などを管理するためのEC管理機能 ◦ ブランド様への月次の精算書発行やZOZO経理部へ売上や手数料などを連携するため の経理機能 ◦ お客様対応のためのカスタマーサポート機能 ◦ ブランド様から送られてきた商品を保管するための入荷機能 ◦ お客様へと商品を発送するための発送機能 ◦ etc • バックオフィス2 ◦ 入荷業務のひとつである棚入れのための機能 ◦ 発送業務のひとつであるピッキングのための機能 ◦ etc ZOZO基幹システムの概要
  3. © ZOZO, Inc. バックオフィスサーバー バックオフィス2サーバー バッチサーバー ④発送準備 ③注文確定 ⑨発送完了通知 ⑧出荷終了

    ⑥マテハン連携 ②注文確定準備 基幹DB 発送内容確定 以降、基本的に注文内 容の変更不可 推奨資材判定 バッチ切り 発送の優先度や様々 な条件に基づいて、 注文を一定数の固ま りにしていく ピッキングデータ作 成 ピッキング 伝票印刷 発送進捗確認 発送実績確認 etc 荷合わせ、仕分 け、梱包に必要な 情報をデータ連携 マテハン側から仕 分けの実績データ ももらっている 発送 発送済みになった 注文を検知して、 注文ステータスを 発送済みに変更す る 発送済みになった 注文を検知して、お 客様に発送メールも しくはLINEで通知 ①注文 注文確定用データ作 成 発送方法判定 発送拠点判定 おまとめ処理 ノベルティ付与 マテハン(物流設備) 機械の力を使って、 荷合わせ・仕分け等を行う 梱包 お客様 ⑦発送作業 その1 ⑤伝票ファイル作成 帳票ツールを利用 して発送用の伝票 ファイルを作成す る。 作成したファイル をバックオフィス サーバーに配置 8 発送システム紹介 ⑦発送作業 その2 ⑩荷物到着
  4. © ZOZO, Inc. 11 ◆発送システムにおける障害リスク ・注文確定関連の障害   発送優先度が高い注文に対してZOZOBASEでの作業の走り出しが遅れてしまう  最悪、お客様の希望通りの日時に荷物をお届け出来なくなってしまう ・出荷終了処理、発送完了通知の遅延  注文の発送状況について問い合わせに繋がる可能性が増える

    ・マテハン(物流設備)へのデータ連携の遅延 機械を動かしての作業が止まってしまう為、 ZOZOBASEの生産性に大きく影響を与えてしまう可能性がある ・伝票データ作成の遅延 ZOZOBASEでの伝票印刷処理のパフォーマンス低下(作業中の待ち時間増) 発送システムの課題点
  5. © ZOZO, Inc. 17 ◆開発フロー ウォーターフォールモデルを採用しています。 1)起案 2)要件確認 (必要に応じてチーム内で要件確認&修正方針を決定) 3)開発担当者が実装

    4)テスト前コードレビュー依頼 5)レビュー指摘をコードに反映 6)テスト実施 7)リリース前コードレビュー依頼 8)レビュー指摘をコードに反映 9)リリース担当者がリリースを行う ※ソース管理にはGitHubを利用 開発フローやリリースについて
  6. © ZOZO, Inc. 18 ◆リリースフロー ・リリースファイルの作成  Gitのコマンドを利用して自動で作成しています。  その後、リリースファイルを既定のディレクトリに手動配置しています。  以前は自動生成せずに、開発者のローカルPC上で手作業でリリースファイルを作成していました・・・ ・リリース作業

     自社で作成したリリース用のツールを利用しています。  画面上のボタンを手動で押してリリース作業を行っています。  全体的にかなりアナログな作業となっています・・・ 開発フローやリリースについて