Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
その節約、円になってますか?
Search
isamu asakawa
July 16, 2026
Programming
730
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
その節約、円になってますか?
20260716_TECH BATON_東京
isamu asakawa
July 16, 2026
Other Decks in Programming
See All in Programming
Foundation Models frameworkで画像分析
ryodeveloper
1
610
AWS DevOps AgentのAzure接続機能を検証して見えた活用法/Use Cases Verified for the AWS DevOps Agent's Azure Connectivity Feature
masakiokuda
1
230
PHP に部分適用が来るぞ!……ところで何それ?おいしいの? #phpcon / phpcon-2026
shogogg
0
630
全PRの83%がAIレビューだけでマージできるようになった開発組織はその後どうなったか
athug
1
1.6k
使いながら育てる Claude Code — 開発フローの1コマンド化 × 繰り返し指摘の自動仕組み化
shiki_kakaku
0
1.8k
komatsuna「分散システムにおけるバグ分析手法」
komatsunaqa
0
250
5分で問診!Composer セキュリティ健康診断
codmoninc
0
970
Jindong: Introducing Declarative Haptics in Compose Multiplatform
l2hyunwoo
0
110
Claude Code全社展開のためにやったことn選~プラグイン302個・コミッター271人を支えるために~
kenchan
5
1.5k
Laravel Boostに学ぶ、AIにPHPを書かせる技術 〜OSSの実装から蒸留するエージェント制御の王道〜
kentaroutakeda
3
690
Building a Meta Ray-Ban display app
akkeylab
0
110
今さら聞けない .NET CLI
htkym
0
190
Featured
See All Featured
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
141
7.6k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
6.2k
Lightning Talk: Beautiful Slides for Beginners
inesmontani
PRO
2
630
The SEO Collaboration Effect
kristinabergwall1
1
520
A brief & incomplete history of UX Design for the World Wide Web: 1989–2019
jct
2
460
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
34
2.8k
Balancing Empowerment & Direction
lara
6
1.2k
Ten Tips & Tricks for a 🌱 transition
stuffmc
0
160
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
34k
Beyond borders and beyond the search box: How to win the global "messy middle" with AI-driven SEO
davidcarrasco
3
200
New Earth Scene 8
popppiees
3
2.5k
Exploring the relationship between traditional SERPs and Gen AI search
raygrieselhuber
PRO
2
4.2k
Transcript
その節約、円になってますか? 扉ページのタイトルが⼊る 株式会社Luup Frontend Engineer 浅川 湧
profile 浅川 湧 (アサカワ イサム) 本⽇は登壇の機会をいただきありがとうございます · 2024/11⽉に1⼈⽬のフロントエンドとして⼊社 · 社内向け管理画⾯を中⼼に複数のプロダクトに関わる
· LUUP for Work のプレスリリースが出ました! https://luup.sc/news/2026-07-15-luup-for-work/ · フロントエンドもアーキテクチャに向き合う https://zenn.dev/luup_developers/articles/server-isamu-20260520 © all rights reserved Luup, Inc. 2
profile フロントエンドもアーキテクチャに向き合う こちらの記事がきっかけでご招待いただきました · ⼊社から今までやってきたフロントエンドの整備をまとめた記事 · フロントエンドで主流になってきたfeaturesベースのファイル構造に加えて、DDDやクリーンアーキテクチャー の考えを取り⼊れながらレイヤー‧依存関係のルール整理を⾏った · composable
(Reactでいうhooks) や serviceに抽象化する際の基準も明確にした © all rights reserved Luup, Inc. 3
$0.89 ∕ 新規⼊⼒ 167 tokens 4
$0.89 ∕ 新規⼊⼒ 167 tokens リファクタリングPR 2本ぶんの明細 5
仕組み daily-refactoring.md · daily-refactoring.md(1枚のMarkdown) 必読ファイル 最重要原則 100⾏以内‧1PRにつき1テーマのみなど アウトプット タスク⼀覧 完了定義
フロー‧サンプルコード など これを毎⽇定時で回し続けている © all rights reserved Luup, Inc. 6
仕組み 300円で済む3つの理由 167トークンはツイート1本分くらい ① 指⽰を資産にする - 指⽰は167トークン分。却下例‧制約の更新などはリポジトリのmdに蓄積しコミットして いく ② 探索させない構造
- アーキテクチャのレイヤーや依存関係が明確なっているので読む範囲が最初から狭い ③ 規約をlint化 — アーキテクチャ違反をlintルールにし、全て解消したらwarn→errorへ ⼈間の変更容易性のために積んできたアーキテクチャが、そのままAIのトークン効率になった ↓ AI費:$0.89 ÷ 2本 = $0.445 ≒ 約65円/本(1ドル145〜150円想定) ⼈間レビュー:2〜3分 × 6,000円/h ≒ 約250円/本 合計 ≒ 315円/本 → 300円相当 © all rights reserved Luup, Inc. 7
仕組み 300円で済む3つの理由 167トークンはツイート1本分くらい ① 指⽰を資産にする - 指⽰は167トークン分。却下例‧制約の更新などはリポジトリのmdに蓄積しコミットして いく ② 探索させない構造
- アーキテクチャのレイヤーや依存関係が明確なっているので読む範囲が最初から狭い ③ 規約をlint化 — アーキテクチャ違反をlintルールにし、全て解消したらwarn→errorへ ⼈間の変更容易性のために積んできたアーキテクチャが、そのままAIのトークン効率になった ↓ AI費:$0.89 ÷ 2本 = $0.445 ≒ 約65円/本(1ドル145〜150円想定) ⼈間レビュー:2〜3分 × 6,000円/h ≒ 約250円/本 合計 ≒ 315円/本 → 300円相当 ↓ ⼈間がやる場合:1本30分 × 6,000円/h = 3,000円 3,000円 − 300円 = ▲2,700円/本 © all rights reserved Luup, Inc. 8
▲2,700円×40本/⽉≒ ⽉10万円「相 当」 9
▲2,700円×40本/⽉≒ ⽉10万円「相当」? 10
1PR300円×40本/⽉ ≒ ⽉10万円「相当」? 効率化が本当に円に変わる経路は3つしかない ① コストが消える — ダイレクトな⼈件費の削減 ② コストが⽣まれない
— AIのおかで開けずに済 んだ採⽤枠 ③ 同じ⼈数で、より多く処理する‧売り上げる ⽉10万円相当のリファクタは、 今の時点では会社 に何も貢献していないかもしれない © all rights reserved Luup, Inc. 11
トークンの節約も⼤事だけど、 その成果を「相当」で考えて 満⾜していませんか? 12
まとめ アウトカムって結局何? P/Lに寄与しない効率化はアウトカムを出せていないのか トークンの節約も⼤事だけど、使ったトークンのROIも考えたい 同じトークン量で⼤きな価値が出せたら、節約とは違った形での⾼パフォーマンス なのではないか 今のところ、アウトカムはコストで計測する⽅法しか思いつきません。 違う意⾒があればぜひ教えてください! © all
rights reserved Luup, Inc. Confidential and Proprietary 13
街じゅうを 「駅前化」する インフラをつくる