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AWS DevOps Agentで インシデント対応をAIに任せたい

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September 09, 2026

AWS DevOps Agentで インシデント対応をAIに任せたい

2026/09/09 に開催された [SRE AI活用事例] 減らせ!TOIL削減大作戦! の登壇資料です。
https://mixi.connpass.com/event/403987/

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September 09, 2026

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Transcript

  1. AWS DevOps Agent • AWSが提供する⾃律型AIエージェント(フロンティアエージェント) ◦ re:Invent 2025で発表された、数時間〜数⽇単位の仕事を⼈の介⼊なしに⾃律的にこなすAIエージェント群 • アラートを起点にインシデントを⾃律調査し、根本原因分析と対応の提案まで⾏ってくれる

    • CloudWatch/Datadog/New Relic等のオブザーバビリティツールや、 GitHub、PagerDuty‧Slackと連携し、調査結果をSlackに届けてくれる ©MIXI DevOps Agent Security Agent FinOps Agent 役割 インシデント調査・根本原因分析・予防的改 善提案・オンデマンドタスク 自律ペネトレーションテスト・脅威モデリング・ コード/設計/レビュー コスト分析・最適化提案・コスト異常の自動調 査 プレビュー 2025年12月(re:Invent) 2025年12月(re:Invent) 2026年6月9日 GA 2026年3月31日 2026年3月31日(一部のみ) 未GA(プレビュー中) 料金 $0.0083/エージェント秒 ≒ 約 $30/時間 $50/タスク時間 プレビュー中は無料 時給($1ドル=160円換算) 約4,781円 8,000円 0円(プレビュー中) 11
  2. ⽬次 1. AWS DevOps Agentの導⼊ a. 概要 b. みてねでの導⼊アーキテクチャ 2.

    実運⽤をしてみての感想 a. 良かった点 b. 課題点 3. 今後やっていきたいこと ©MIXI 13
  3. Agent Space • • DevOps Agentのスコープと構成を定義する論理コンテナ この単位でエージェントが稼働し、調査対象のAWSアカウント‧連携ツール‧権限が定義されている。 ベストプラクティスによると「Agent Spaceの境界 =

    オンコールの責任範囲」で分割する ◦ • AWS DevOps Agent を本番環境にデプロイするためのベストプラクティス 複数のAgent Spaceを作る場合はきめ細かなアクセス制御を保つため、 専⽤AWSアカウントをプライマリにしてアプリケーション⽤のアカウントをセカンダリとして接続する 構成が公式ドキュメントで案内されている ◦ DevOps エージェントスペースとは 悩む点は2点 1. Agent Spaceの分割単位 2. DevOps Agentを設定するAWSアカウント みてねの事例を紹介します ©MIXI 15
  4. みてねで採⽤した構成(1/3) Q1. Agent Spaceの分割単位 • みてねはSREがプロダクト全体のオンコールを持つ体制のため、チーム別分割は不要と判断 • 検証環境と本番環境でAWSアカウントがわかれているので計2つのAgent Spaceを作成 Q2.

    DevOps Agentを設定するAWSアカウント • DevOps Agent専⽤アカウントを新設し、2つのAgent Spaceを配置 • 調査対象の既存の検証環境と本番環境⽤のAWSアカウントには Agent Spaceを置かず、 各Agent Spaceにセカンダリアカウントとして接続 ©MIXI 16
  5. みてねで採⽤した構成(2/3) • 連携ツール : GitHub, PagerDuty, Slack • アカウント作成‧Agent Space‧各連携はTerraformでIaC管理

    ◦ • ©MIXI aws-samples/sample-aws-devops-agent-terraform New Relic, Grafanaは連携を⾒送り 17
  6. 良かった点 1. ©MIXI DevOps Agent Web appが便利 • おなじみの対話型のチャットUIで、⾃然⾔語で調査を依頼できる •

    オンコールトリガーやインシデント調査以外にも広くAWSの調査を実施可能 21
  7. 良かった点 2. • Support Caseがシームレスに作成できる DevOps Agentの調査は「Investigation」という構造化された単位で残る ◦ • ©MIXI

    1インシデント = 1 Investigationが作られ、その中に調査の全過程が蓄積される Web app上のInvestigationからそのままAWS Supportへエスカレーションできる 22
  8. 良かった点 2. • • Support Caseがシームレスに作成できる Support Case作成は地味にめんどくさい ◦ 必要な情報を収集し⼊⼒

    ◦ サポートの⽅から追加の情報確認 ひょんなことからToil削減成功! 必要な情報はDevOps Agentが収集済みなので⼿間0でケース作成可能 Agent用に専用のAWSアカウントを作成することが公式でも1つのパターンとして紹介されています。 What are DevOps Agent Spaces? 一方でこの構成を採用するとAgentが存在するアカウント上でSupport Caseが作成されるので、 「調査対象のリソースがあるアカウントで問い合わせしてください」と回答されてしまうことがあります。 以前はGitHubと連携できるのが1つの「AWSアカウント×リージョン」の組み合わせのみで、 2つ目以上のアカウントからは連携ができなかった。(ので専用アカウントを作るメリットがあった) しかし、こちらは現在解消済みなのでAgentを作成する際はアカウントについて一考しましょう。 ©MIXI 23
  9. 課題点 • インシデント発⽣時のユーザー影響を少なくするなら、 1次調査の結論をオンコール担当者より早く出す必要がある。Toil削減の⽂脈でも同じ。 ©MIXI • 発⽣したオンコールとDevOps Agentの結論を出すまでの速度を計測しました • DevOps

    Agentが結論を出すまでの平均値は 約24分 調査開始まで 結論まで 1 40秒 15分17秒 2 33秒 12分41秒 3 24秒 34分23秒 4 36秒 20分44秒 5 32秒 23分13秒 6 35秒 25分02秒 7 37秒 29分51秒 8 33秒 27分04秒 調査開始まで 結論まで 平均 34秒 23分32秒 中央値 34秒 24分08秒 最短 24秒 12分41秒 最長 40秒 34分23秒 29
  10. 今後やっていきたいこと 改善案2. Directed Actionsの活⽤ • DevOps Agentの権限は基本的にはReadOnly ◦ • •

    まとめた調査結果をもとに⼈間が実施する必要は残り続けている 2026年8⽉のアップデートでDevOps Agentが変更操作を⾏える Directed Actionsが発表された ◦ 変更に関しては都度WebUIから承認が必要 ◦ 削除操作は⼀切⾏わない ◦ 他にもいくつか制約があるので 公式ドキュメント を確認してください 定型的なフローがあればSkillを整備した上でAgentが改善提案までしてくれるのは、 Toil削減の⽂脈でも活⽤できるポイントがありそう 「Working with directed actions」 より引⽤ (https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/devopsagent/latest/userguide/working-with-devops-agent-working-with-directed-actions.html) ©MIXI 33
  11. まとめ DevOps Agentの導⼊ • • ⽬的 : オンコール時の1次調査のAI化によるユーザー影響の最⼩化とToil削減。 構成 :

    オンコールの責任範囲でAgent Spaceを分割。みてねはDevOps Agent 専⽤AWSアカウントを作成 検証‧本番環境⽤Agent Spaceを配置し、IaC(Terraform)で管理。 実運⽤の所感 • • 利点: ◦ Web appでの⼿軽な調査依頼 ◦ Support Case作成の効率化 ◦ ⼈間が⾒落としがちな事象の根本調査と結果の蓄積 課題: 結論が出るまでの速度 今後の展開 • • Skill活⽤: GitHub経由でランブックを連携し、調査精度と速度を向上。 Directed Actions活⽤: 承認プロセスを経て対応の実⾏まで任せ、⾃動化範囲を拡⼤。 ご清聴ありがとうございました ©MIXI 35