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Strands Agents SOPs の良さを、コンテキストエンジニアリングの観点から読み解く

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December 08, 2025
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Strands Agents SOPs の良さを、コンテキストエンジニアリングの観点から読み解く

第41回Fin-JAWSにて、Strands Agents SOPs の仕様と使い方について解説しました。

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December 08, 2025
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Transcript

  1. Sony Biz Networks Corporation 自己紹介 ⚫ 開発本部 インテグレーション部 • クラウドインテグレーション課

    開発グループマネージャー ⚫ JAWS-UG 山梨 運営 ⚫ Japan AWS Ambassador / GitLab Champion ⚫ 好きな AWS サービスは、Amazon Q Developer です Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi Issei Hamada
  2. イントロダクション ⚫AWS の開発した MCP ツール ⚫AI エージェント自身が、適切な手順書(コンテキスト)を 選んでロード出来るようになる Strands Agents

    SOPs Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi re:Invent 直前で、非常に注目度の高いアップデートでした。 どこが良いのかを解説します!!
  3. Strands Agents SOPs の注目ポイント ⚫AI エージェントの為に用意された作業手順書 ⚫主な文法 • 自然言語で記述する •

    作業に必要な入力をパラメータ化する • RFC 2119 の文言(MUST, SHOULD, MAY)を使って、 制約を定義する Agent SOP とは? Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi
  4. Strands Agents SOPs の注目ポイント Agent SOP の サンプル Copyright 2025

    JAWS-UG Yamanashi 概要 パラメータ 条件 こんな感じの文法で書くと、 AI エージェントが言う事を聞いてくれる!
  5. Strands Agents SOPs の注目ポイント ⚫コンテキストエンジニアリング=LLM に対して、タスク 実行に必要な情報を上手く引き渡す技術の総称 ⚫従来のプロンプトエンジニアリングとの違い • プロンプトエンジニアリング:

    LLM に対して与える1回の指示が 対象 • コンテキストエンジニアリング: プロジェクトの README.md や AmazonQ.md、関連ライブラリ情報等、与える情報全 てを含む コンテキストエンジニアリング Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi
  6. Strands Agents SOPs の注目ポイント ⚫Strands Agents SOPs を使うと、AI エージェントが 自分で必要なコンテキストを選択して読み込めるように

    なる ⚫コンテキストの節約に非常に役立つ コンテキストエンジニアリング Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi
  7. Strands Agents SOPs の注目ポイント ⚫膨大な情報の中から、実行するタスクに最も関連性の高い コンテキストを選択的に提供する手法 ⚫主な手法 • RAG: Retrieval-Augmented

    Generation の略 – 生成 AI が回答を生成する際、外部のデータベースやドキュメントを 検索し、組み合わせて回答を生成する • MCP: Model Context Protocol の略 – AIが外部のツールやデータソースと効率的に連携するためのオープン ソース標準規格 現在主流となっている4つの手法 Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi Select Context
  8. Strands Agents SOPs の注目ポイント ◼Select Context の例 ⚫最近発表された 「xxx」 という脆弱性への対応要否と、対応方法を確認する

    Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi 最近発表された 「xxx」 という 脆弱性への対応要否と、対処 方を教えて下さい。 回答に必要な情報: • 脆弱性xxxとは • 既存システムに存在するか MCP インターネット検索 • 脆弱性xxx: → インターネット検索で確認 • 既存システムに存在するか: → パラメータシートを確認 ファイルサーバ検索 Internet Servers
  9. Strands Agents SOPs の注目ポイント ◼Select Context の例 ⚫最近発表された 「xxx」 という脆弱性への対応要否と、対応方法を確認する

    Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi 最近発表された 「xxx」 という 脆弱性への対応要否と、対処 方を教えて下さい。 回答に必要な情報: • 脆弱性xxxとは • 既存システムに存在するか MCP インターネット検索 • 脆弱性xxx: → インターネット検索で確認 • 既存システムに存在するか: → パラメータシートを確認 ファイルサーバ検索 Internet Servers 今回の脆弱性には対応が必要です。対象サーバは…… また、対処方法は以下です。 1. 公式サイトからパッチをダウンロード… 情報ソースはこれらです。 - https://example.com - パラメータシート.xlsx
  10. Strands Agents SOPs の注目ポイント ◼Select Context の例 ⚫最近発表された 「xxx」 という脆弱性への対応要否と、対応方法を確認する

    Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi 最近発表された 「xxx」 という 脆弱性への対応要否と、対処 方を教えて下さい。 回答に必要な情報: • 脆弱性xxxとは • 既存システムに存在するか MCP インターネット検索 • 脆弱性xxx: → インターネット検索で確認 • 既存システムに存在するか: → パラメータシートを確認 ファイルサーバ検索 Internet Servers エージェントが 「自分でコンテキストを選べる」 ところがポイント!!
  11. 仕様の確認 ◼ポイント ⚫SOP の overview セクションを抜き出している • AI エージェントが listPrompt

    時に 読み込めるようになっている ⚫GetPrompt 時、手順書の全文が戻る ⚫カスタムで SOP を追加出来る • strands-agents-sops mcp --sop-paths ~/my-sops:/path/to/other-sops Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi
  12. SOP の作り方 ◼作り方 ⚫AI エージェントのコーディング規約を利用する • 公式リポジトリにテンプレートがある – https://github.com/strands-agents/agent-sop/blob/main/rules/agent-sop- format.md

    • Kiro なら .kiro/steering/agent-sop-format.md に配置すればよい ⚫配置後、自然言語で対話しながら作成する Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi
  13. まとめ ◼Strands Agents SOPs を活用すると、AI エージェントに運用業務を 任せられるようになる ◼この手法は AI エージェント自身が最適なプロンプトだけを選んでロード

    出来る為、パフォーマンスが良い ◼何度もテストして、自分の環境にあった SOP を作ろう Copyright 2025 JAWS-UG Yamanashi