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AWS構成図についてのLT
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Keisuke Matsuda
March 18, 2024
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AWS構成図についてのLT
JAWS-UG東京 ランチタイムLT会 #9
https://jawsug.connpass.com/event/310995/
でのLT資料
Keisuke Matsuda
March 18, 2024
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Transcript
JAWS-UG東京 ランチタイムLT会 #9 AWS構成図についてのLT 2024/03/19 アイレット株式会社 松田 啓佑
自己紹介 2 松田 啓佑 • X(Twitter) ◦ @ksk_mats_ • 所属
◦ アイレット株式会社 • 業務 ◦ Webアプリケーション開発における非機能領域全般を担当 ◦ インフラ、オブザーバビリティ、バックエンド開発 • 好きなAWSサービス ◦ Amazon ECS • 認定 ◦ 2023 Japan AWS Top Engineers • 趣味 ◦ テニス ◦ 飲酒
本日伝えたいこと 3 AWS構成図は 論理構成図と物理構成図を分けて考えると捗るよ
そもそも 4 論理構成図と物理構成図を知ってますか?
ジェネレーションギャップ 5 オンプレから移住してきた勢 特にNW畑出身 クラウドから勢
オンプレにおける物理構成図 6 • システムの物理的な構成を描写した構成図 • HW観点でシステム構成を把握するための構成図 https://qiita.com/m-yoshimura/items/2d498a178eee372ba26b
オンプレにおける論理構成図 7 • システムの論理的な構成を描写した構成図 • システム構成の大枠を把握するための構成図 https://qiita.com/m-yoshimura/items/2d498a178eee372ba26b
各構成図の役割 8 ざっくりと全体像を把握したい => 論理構成図 詳細なディティールを把握したい => 物理構成図
各構成図の役割 9 ざっくりと全体像を把握したい => 論理構成図 詳細なディティールを把握したい => 物理構成図 この考え方ってクラウド(AWS)でも使えない?
AWS構成図ってググると 10 https://zenn.dev/daisu0925/articles/1b7f07797647cb https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202204/way-to-draw-architecture/?awsf.filter-n
AWS構成図ってググると 11 https://zenn.dev/daisu0925/articles/1b7f07797647cb https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202204/way-to-draw-architecture/?awsf.filter-n 論理構成図 物理構成図
クラウドにおける論構成図 12 論理構成で伝えるべきことはシステム構成の直感的なイメージ像 具体的には • アーキテクチャ • 構成要素(コンポーネント) • コンポーネントの役割
• コンポーネント間のつながり 論理構成図を見ることで、システムのアーキテクチャや利用されているコンポーネント、そのコンポーネント間のつなが り方を即座に理解できるとヨシ
クラウドにおける物理構成図 13 物理構成で伝えるべきことはインフラ構成の詳細な構成イメージ 具体的には • コンポーネント間の正確な接続 • コンポーネントが属している正確な場所 • コンポーネントの正確な数
物理構成図はインフラ管理者が構築などを行う際に参考にされる そのため、コンポーネントがどこに位置しているかなどを正確に伝える必要がある AWSリソースがどのVPCのどのサブネットに属しているか、などの情報が物理構成図として描写される
ケーススタディ 14 松田! このAWSの構成をレビューして!
ケーススタディ 15 渡された(物理)構成図を見ると、 • アプリケーションのフロントに CloudFrontがある • CloudFrontはAPI Gateway +
Lambdaをバックエンドとしている • DBはDynamoDBとRDS くらいならすぐにわかる。 でもシステムがどういったアーキテクチャなのか、各 AWSリソースの立ち位置 はなんなのか、はじっくり見ないと理解できない。
ケーススタディ 16 なんかよくわかんないっす。
ケーススタディ 17 この論理構成図を見たら、このシステムのアーキテクチャはマイクロサービスアーキテクチャに則っているということがすぐにわかる。 また、3つのサービス(XXサービス/YYサービス/ZZサービス)があり、XXサービスのバックエンドDBがRDS、YYサービスとZZサービスのバックエンドDBがDynamoDB というコンポーネント間のざっくりとした接続もすぐに理解することが可能。
ケーススタディ 18 もし物理構成図を見る前に、論理構成図を見ていたら? まずアーキテクチャやコンポーネント間のざっくりとしたつながりを理解した状態で、詳細な構成を見ることができるため格段に 理解しやすいはず。 今回のケーススタディはまだシンプルなシステムを取り扱っているが、より複雑なシステムであれば論理構成と物理構成を分け ることの効果が大きくなる(はず)。
まとめ 19 • クラウドでも論理構成図と物理構成図を使い分けるベし • 大規模で複雑なシステムほど使い分けをするべし