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AI定額制モラトリアムの終わりと開発生産性可視化への道筋

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June 08, 2026
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 AI定額制モラトリアムの終わりと開発生産性可視化への道筋

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Kazuhiro Hashimoto

June 08, 2026

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  1. Copyright © Timee All Rights Reserved 2 自己紹介 2002〜2014:SIer x

    2社 ネットワークエンジニア 2015〜2024:ゲーム会社 x 2社 サーバインフラ / SREリード 2024/07〜:株式会社タイミー Platform Engineering 1G IC  Manager 2026/05〜:同、株式会社タイミー 新設チーム Agent Harness G Manager SRE / Platform Engineering AWS / GCP IaC / GitHub Actions プロダクトセキュリティ
  2. ⼈が集まる 稼働率:85% ※1 競合優位性① 働きぶりが良い ワーカーの リピートワーカー率:65%※2 無断⽋勤率:約0.3%※3 競合優位性② ⼿厚いサポート

    営業による 営業⼈数:782⼈※4 競合優位性③ ※7 求⼈掲載数 ※6 サービス利⽤率 タイミー A社 B社 ※8 マーケットシェア推計 ⽇本におけるパイオニアとしてのNo.1のポジショ ン ※5 新規参⼊企業の増加の中でも圧倒的な業界プレゼンスを確⽴ 新規参⼊増加により競争環境に変化が⽣じるものの、先⾏者優位性や⾼い業界知名度により、サービスの地位は不変。 ※1:FY26/4 1Qの稼働⼈数を募集⼈数で除して算出 ※2:2026年1⽉末時点における、サービス開始以降、レビュー済ワーカーのうち同⼀の職場で2回以上勤務経験のあるワーカーの割合 ※3:無断⽋勤は申告なしの⽋勤を指す。分⼦は2025年11⽉から2026年1⽉の無断⽋勤数。分⺟は同期間に充⾜された求⼈数。 ※4:株式会社タイミー(単体)の2026年1⽉時点の営業⼈数 ※5:ワーカーの観点ではサービス利⽤率※6、クライアントの観点では求⼈掲載数※7に基づく ※6:調査委託先 マクロミル  調査⽅法 インターネット調査  調査時期 2025年1⽉31⽇から2025年2⽉4⽇  調査対象 直近1年以内にスキマバイトを経験したことのある18から69歳の男⼥1,033⼈ ※7:調査機関 ⽇本マーケティングリサーチ機構  調査期間 2025年5⽉13⽇から2025年6⽉12⽇  調査概要 2025年6⽉期_スキマバイトにおける市場調査 ※8:スポットワーク市場規模の推計レポート(スポットワーク研究所)( https://spotwork.timee.co.jp/entry/report/marketsize-2024 ) 5
  3. ワーカーの属性※1 ー 若年層を中⼼に多様なワーカーが登録 代表的なワーカーの一 例 [職業]パート [年齢]30-40代 夫と⼩学6年⽣、3年⽣の⼦どもと暮ら しており、家計を⽀えるべくほぼ毎⽇ タイミーを利⽤して複数の職に従事

    [職業]フリーター [年齢]20-30代 趣味のイベントに参加するため、シフ トの柔軟性を重視。 メインのバイトでは希望する時間の 60-70%しかシフトに⼊れないため、バ イトに加えてタイミーを利⽤ ※2:タイミーのサービスをよく利用するワーカーをマーケティングの観点で分析したペルソナの一例
  4. クライアントの属性※1 ー 物流、飲⾷、⼩売が中⼼ ※1:職種別求⼈数の割合(2025年10⽉時点) 42% 物流 13% 飲食 29% 小売

    7% ホテル 3% その他 レジ 品出し‧陳列 バッシング オーダー 洗い場 配膳 ⼩ 売 飲 ⾷ 検品 ピッキング 梱包 調理補助 ⽫洗い ホ テ ル その他内訳 • クリーニング • ⾷品製造 等 • ビルメンテナンス 5% 介護 物 流 介 護 調理補助 ⼊浴介助 8
  5. タイミーで働く タイミーを使⽤して スキマバイト スキルや勤務実績 が貯まる タイミーで働いてバッジをゲット! スキルや勤務実績が貯まる 正社員の求⼈ が紹介される スキルや勤務実績を

    元に求⼈を紹介 体験勤務 タイミーを通じて 紹介された職場で働ける 正社員として⻑期就業 お互いがマッチしたら 正社員として雇⽤される STEP3 STEP1 STEP2 STEP4 STEP5 タイミー タイミーキャリアプラス リスキリング講座 資格や免許取得、スキル習得のための 講座を受講できます。(⼀部選考あり) キャリア相談 仕事の悩みや今後の⽅向性など、 ご⾃⾝のキャリア周りについて相談できます。 OTHER BUSINESS 新規事業について タイミーのワーカープールを活かし、正社員候補となる⼈材を事業者様へご紹介するサービスです。 タイミー上の勤務データやリスキリング機会を活かし、事業者様のニーズに合わせたご紹介が可能です。 9
  6. Copyright © Timee All Rights Reserved 12 Agent Harness Gについて

    ref: https://productpr.timee.co.jp/n/n99011b2a6947
  7. Copyright © Timee All Rights Reserved 13 今日話す内容 01 2025

    → 2026: Coding Agent 利用の地殻変動 02 コストコントロールに苦心しはじめた話 03 Enterprise Plan 移行と「定額モラトリアム」の終わり 04 “計測目線”のシフト(生産性? コスト?) 05 いま着手している対策 06 まとめと展望
  8. Copyright © Timee All Rights Reserved 15 2025年:Coding Agent浸透黎明期・でもバラバラ期 01

    Coding Agent は ほぼエンジニア向けツール 02 各エンジニアが個々人で使い方を試行錯誤 03 組織として利用できている感はまだ薄い 「便利な人は便利、そうでない人は触らない」状態
  9. Copyright © Timee All Rights Reserved 16 2026年:CodingAgentの組織利用への拡大期に 01 エンジニア以外にも

    Coding Agent の利用が急速に広がる 02 部署 / 職種を横断して「組織的なツール」に変化 03 Claudeの利用者が急増: 150人超 に到達 良いニュース:AI利用が組織に浸透した 悪いニュース:コストのうねりが比例して大きくなった
  10. Copyright © Timee All Rights Reserved 17 コストのうねり対応のあれこれ( 2026年/1月〜4月) ツール

    課金モデル 直面したこと Cursor 従量制 ※mixだが実質従量 利用増で予算枠を超えてくる → 組織全体でLimit(Cap制限) Devin 従量制(当時) ※現在はfull/flexあり 利用増で予算枠を超えてくる (これが実は一番むずかしい) Claude TeamPlan ※2026/5月中旬まで 定額制 利用人数 x $125/monthで読みやすい → 利用を 定額制の Claude Code TeamPlan に逃がして... なんとか”だった” (上限当たりづらいClaude Code使ってね案内)
  11. Copyright © Timee All Rights Reserved 18 逃げ道がなくなってしまった( 2026年/5月〜) ツール

    課金モデル 直面したこと Cursor 従量制 ※mixだが実質従量 ClaudeとCursorでバランス(同じ従量制) Devin 従量制 / 定額制 SlackOps的な用途でCusor/Claudeと使い分け コストのオフローディング(これから) Claude EnterprisePlan ※2026/5月中旬〜 定額制 → 従量制 従量制と比較して明確に増加 Claude利用者増 → Claude TeamPlanの人数上限 → EnterprisePlanへ 従量制と向き合う必要が出てきた
  12. Copyright © Timee All Rights Reserved 定額制モラトリアム? 定額制  待てば使える

    リソース消費に対する⼼理的ハードルが低い状態 ユーザーからは使い放題に⾒える 従量制  上限がきたら何もできない コストが直接的な制約となり、利⽤に⼼理的ハードル AIが使えないと業務影響といえるレベルに来ている 定額制は組織にとってのモラトリアムだった 従量制に戻った瞬間、コストが第一級の制約として目の前に現れる
  13. Copyright © Timee All Rights Reserved 21 当初描いていた可観測性( o11y) ⽬線:

    ⽣産性 × AI駆動開発 👀 AI観測対象 • Harness成熟度 (Claude.md等の整備) • Token効率 ↗ ⽣産性観測対象 • 開発⽣産性向上 (four keys etc.) ⽣産性とAI利活⽤の相関を取るための可観測性(o11y)で考えていた
  14. Copyright © Timee All Rights Reserved 22 コスト制約が第一課題となった今 ⽬線: ⽣産性

    x コスト制約 × AI駆動開発 👀 AI観測対象 • Harness成熟度 (Claude.md等の整備) • Token効率 ↗ ⽣産性観測対象 • 開発⽣産性向上 (four keys etc.) コストパフォーマンスに優れた使い⽅や業務接続性などのウェイト急増
  15. Copyright © Timee All Rights Reserved 対応1: Token上限緩和の申請フロー化 ※できれば⼀時的な運⽤にしたい 📝

    申請フローの構築 (⼼苦しいものの)利⽤理由‧期間‧アウト カムを申請項⽬化 🚀 運⽤の最適化 必要な⼈が必要なタイミングで使えるように する 「組織全体のAI予算を使い果たす = 業務が⽌まる」は防がなかればならない
  16. Copyright © Timee All Rights Reserved 対応2: Token利用の可視化( Otel) OpenTelemetry

    を使って Token 利⽤を計測‧可視化 🔍 改善ターゲットの特定 部署別/プロジェクト別/ユースケース別の分解 「注意して使ってるけどTokenUsage あがっちゃいました🥺」の原因を数値分析 🔄 OODAループの構築 観測 → 改善 → 観測 のループを⾼速に回すた めのデータ基盤として活⽤    STEP 1: 観測 STEP 2: 改善 STEP 3: 再観測
  17. Copyright © Timee All Rights Reserved 対応3: Token効率を上げるノウハウの組織的獲得 📊 数値ベースの横展開

    数字に基づいた判断‧Claude.mdやskillsの整備に よる知⾒の共有 ⚙ 技術レイヤーの最適化 スキル / プラグイン / ハーネス層で効率化の追求 💡 組織知化の促進 「良いプロンプト」「良いツール設定」を個⼈のスキルから組織の共有財産へ 可観測性で得た知⾒を広げていく
  18. Copyright © Timee All Rights Reserved 27 まとめ しばらくは AI

    Token コストの 従量・定額・絶対額 に振り回されそう 🔄 継続的な改善 振り回されながらも、観測 → 改善のループは回し続ける 🎯 最終的に目指したい姿 適切なトークン管理 x AI 駆動開発を組織として獲得する 💡 生産性と AI の融合 そのうえで、本来の「生産性 × AI」 の可視化に戻る 適切なトークン管理 ? トークンは”有限” > ROI・アウトカムを意識 > 組織定着