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テックトレンド速報#2

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November 05, 2025
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 テックトレンド速報#2

バイブコーディングとAI駆動開発の最新動向を速読できるレポート「テックトレンド速報11月5日号」を公開致します。

主なトピックは次の通りです。

2025年11月5日時点の動向:
・バイブコーディング検索数が3ヶ月で6,700%増加
・「ハネムーン期間は終わった」バイブコーディング6ヶ月後の現実と成熟化
・Product Hunt トップ7のうち 6製品が収益化フェーズへ
・トレンドカテゴリが示す2025年の開発者ニーズ
・バイブコーディングは「成長」から「成熟」へ 他、全16ページ

興味深いことは、米国では「AI実験の時代」を終え、「AI実用化と収益化の時代」へと移行していることです。バイブコーディングはその象徴であり、今後の成熟化が鍵となります。

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夏本健司

November 05, 2025
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Transcript

  1. Product Hunt Y Combinator And More Input utilizes AI capabilities,

    but the final output is done manually. テックトレンド情報 バイブコーディングが 6,700%成⻑ 中⼩企業のスーパーパワーへ 2025年11⽉5⽇ v3.0 バイブコーディング‧AI駆動開発の最新動向
  2. 2 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. バイブコーディング検索数が 3ヶ⽉で6,700%増加 検索数増加 3ヶ⽉間(2025年) Exploding Topicsの調査によると、「バイブコーディング」の検索数は 2025年の3ヶ月 間で6,700%増加しました。これは単なる一時的なトレンドではなく、 ソフトウェア開発 方法の根本的な変化 を示しています。 $8,000 平均開発コスト削減 6週間 平均開発時間短縮 プログラミング経験のない起業家でも、⾦曜⽇にアイデアを説明すれば⽉曜⽇にはアプ リをローンチできる時代を実現しています。
  3. 3 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. 「ハネムーン期間は終わった」バイブコーディング6ヶ⽉後の現 実と成熟化 The New Stackの分析によると、バイブコーディングは6ヶ⽉を経て「ハネムーン期間」を終え、現実的な課題に直⾯しています。しかし、これは終焉で はなく成熟化のプロセスです。 浮上した課題 ▸ プロトタイプ段階では楽しいが、実際の作業では問題が発⽣ ▸ 不明確な依存関係とアーキテクチャの脆弱性 ▸ チーム開発でのコミュニケーション課題 ▸ リファクタリング時の技術的負債 成功するアプローチ ▸ バイブと構造のブレンド ▸ 実験的ブランチと本番ブランチの分離 ▸ 軽量なスキャフォールディングの早期導⼊ ▸ ツールとしての位置づけ(アイデンティティではなく) バイブコーディングは「実験」から「実⽤」へのフェーズ移⾏が進⾏中。放棄すべきではなく、適⽤⽅法を成熟させる必要があります。
  4. 4 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. 主要バイブコーディングツールが中⼩企業の開発を⺠主化 2025年、バイブコーディングツールは単なる開発者向けツールから、⾮技術者でも使える実⽤的なプラットフォームへと進化しました。 Replit Agent 3 会話ベースのプロンプトでアプリを計画、コーディング、デプロイ。内部 ツールやダッシュボードを⾮技術者でも構築可能。 Lovable & Bolt.new フルスタックWebアプリを開発チーム不要で構築。急速に普及し、起業家を ⽀援する新興スタートアップ。 Shopify AI Store Builder ビジネス説明だけでECサイト全体を構築。商品画像と説明を⾃動⽣成し、完 全なオンラインストアを実現。 Wix AI Website Builder プロンプトからレイアウト、コンテンツ、画像を⽣成。ビジネス向けウェブ サイトの作成を⽀援。 Product Hunt トレンド 「What's Your Vibe Coding Stack in 2025?」 「Cursor or Claude Code?」 「Best Vibe Coding tool so far?」 ツール競争の激化により、開発者は単⼀ツールではなく、複数ツールを組み合わせた「スタック」を構築する時代に⼊りました。
  5. 5 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. Product Hunt トップ7のうち 6製品がAI関連 - 収益化フェーズへ 2025年11⽉4⽇のProduct Huntデイリーランキングでは、トップ7製品のう ち6製品(85.7%)がAI関連でした。これは10⽉16⽇と同様の⾼い⽐率を維持 しており、AI製品が「実験」から「収益化」フェーズへ移⾏していることを ⽰しています。 フェーズ移⾏の意味 AI製品は「実験」段階を終え、「収益化」段階へと移⾏しています。B2B SaaS とエンタープライズ向けAIツールの台頭が、この変化を象徴しています。
  6. 6 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. Product Hunt トップ7製品の詳細 トップ7製品(2025年11⽉4⽇) 1 Uneed Community メーカーコミュニティプラットフォーム 470 2 Floqer GTMデータ⾃動化のAIコパイロット 452 3 Jinna.ai AI請求書作成‧送信‧督促 393 4 Softr Workflows ノーコード⾃動化ツール 273 5 Firecrawl v2.5 Webデータ取得API 254 6 Supernova.io デザインドキュメント作成の⾼速化 158 7 MCP Playground MCPサーバーテスト⽤オープンソースツール 146 トレンド分析 AI⾃動化、ノーコード、開発者ツールの融合が進⾏。B2B SaaSとエンタープライズ向けAIツールの台頭、オープンソースAIツールの増加が顕著です。
  7. 7 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. Y Combinator Fall 2025バッチトップ5企業 YC Fall 2025バッチ企業が次々とLaunch YCでローンチしています。AI Agent、開発者ツール、B2B SaaSが主流を占めています。 1 Aside セールスコール中の技術質問⽀援 162 票 2 item AIネイティブCRM 121 票 3 Sava $6.5兆のトラスト管理業界の近代化 112 票 4 Fastshot モバイルアプリ版Lovable 112 票 5 Lightberry 感情を持つロボット⽤AI 72 票
  8. 8 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. Y Combinator Fall 2025バッチ トレンド分析 AI Assistantが最も多いタグ Fall 2025バッチでは、AI Assistantタグが最も多く付けられており、AIがビジネス の中核機能として組み込まれています。 Developer ToolsとB2B SaaSの融合 開発者ツールとB2B SaaSの境界が曖昧になり、開発者向けの⽣産性ツールがエン タープライズ市場に浸透しています。 RoboticsとConversational AIの組み合わせ Lightberryのような企業が⽰すように、ロボティクスと会話型AIの融合が新たなフロ ンティアとなっています。 Winter 2026バッチ締切間近 締切まで2週間以内。YCは「どの段階でも応募可能」と呼びかけてお り、多様なスタートアップの参加を促しています。
  9. 9 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. トレンドカテゴリが⽰す2025年の開発者ニーズ Product Huntのトレンドカテゴリを分析すると、開発者がAI⽀援を強く求める4つの領域が明確に浮かび上がります。 01 Vibe Coding Tools ⾃然⾔語からのコード⽣成やUI設計を可能にする ツール群。開発プロセスの効率化に直結。 例: Lovable, bolt.new, v0.dev, Replit Agent 02 AI Notetakers 会議やブレインストーミングの⾃動記録‧整理 ツール。チームコミュニケーション効率を向上。 例: Otter.ai, Fireflies.ai, Grain 03 Code Review Tools AIによるコード品質チェックと改善提案。レ ビュー時間削減と品質向上を実現。 例: CodeRabbit, Sourcery, DeepSource 04 AI Infrastructure AIエージェント向けインフラツール。ワークフ ロー評価、バージョン管理、収益化を⽀援。 例: Relace Repos, Basalt Agents 開発の全⼯程でAI⽀援 これら4つのカテゴリは、開発者が「コーディング」「コ ミュニケーション」「品質管理」「インフラ」の全⼯程でAI ⽀援を求めていることを⽰しています。
  10. 10 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. Udio × Universal Music Group UdioがUniversal Music Groupとの「歴史的パートナーシップ」を発表。新しいライセンス条項 により、11⽉5⽇以降はダウンロード不可、ストリーミングサービスへ移⾏します。 Figma、Weavyを買収 FigmaがWeavyを買収し、「Figma Weave」として新しいクリエイティブの可能性を開きま す。デザインツール業界の統合が進⾏しています。
  11. 11 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. Product Huntフォーラムが⽰す スタートアップの ⽣々しい現実 Product Huntフォーラムでは、スタートアップの成功と失敗の⽣々しいストーリーが共有されています。これらのディスカッションは、起業家にとって貴 重な学びの場となっています。 「We Got into YC, Got Kicked Out, and Fought Our Way Back」 YCに⼊ったが追い出され、復活した体験談。失敗からの学びと再起のプロセスを共 有。 YC体験談 復活ストーリー 「How Wispr Flow found PMF through pivot」 ピボットを通じてPMF(プロダクトマーケットフィット)を発⾒したプロセス。⽅ 向転換の重要性を⽰す成功事例。 PMF発⾒ ピボット戦略 「Cursor or Claude Code?」 開発者間で最も議論されるツール⽐較。実際の使⽤感と選択基準について活発な議 論が展開。 ツール⽐較 開発者議論 「YC deadline in <2 weeks; Who's applying?」 Winter 2026バッチへの応募呼びかけ。コミュニティでの相互⽀援と励まし合い。 YC応募 コミュニティ⽀援 フォーラムの役割 フォーラムは、製品ローンチだけでなく、起業家同⼠の学び合いと⽀え合いの場として機能しています。失敗談、成功事例、ツール選択、資⾦調達など、あらゆる側⾯での知⾒共有が⾏われて います。
  12. 12 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. セキュリティ懸念がバイブコーディング採⽤を阻む76%が 未活⽤ Dark Readingの調査(約1,000件の回答)によると、バイブコーディングツールを使⽤して安全なコードを効率的に出⼒していると回答したのはわずか 24%で、残りの76%は活⽤していません。 24% 活⽤している 安全なコードを効率的に出⼒していると回答 76% 未活⽤ セキュリティ懸念により活⽤を⾒送っている 主な懸念事項 「Vibe, then verify」アプローチ AI⽣成コードのセキュリティ脆弱性 未検証のAIコーディングアシスタントの導⼊ リスク BYODルールの緩和による情報漏洩リスク コードの品質管理とレビュープロセスの課題 まずバイブで作成し、その後検証する AIが⽣成したコードのリスクをナビゲート セキュリティレビューの⾃動化 構造化されたプロセスの確⽴ バイブコーディングの普及には、セキュリティと品 質管理の標準化が不可⽋です。 ▸ ▸ ▸ ▸ ▸ ▸ ▸ ▸ ▸
  13. 13 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. AI-First IDE(Cursor、Replit)は 「運命づけられている」 のか? ZDNetとStackademicの分析によると、CursorやReplitなどのAI-First IDEは、AnthropicやOpenAIなどのLLMプロバイダーに追いつくのに苦労しており、 「運命づけられている」可能性があります。 KEY EVENT Claude Code v2.0.30リリース(2025年10⽉31⽇): Anthropic⾃⾝がCLIツールを提供開始 主な論点 ▸ コード⽣成ツールはAnthropicに追いつけない: LLMプロバイダーが直接 IDEを提供する可能性 ▸ IDE統合の進化: VS Code、Cursor、Kombaiなどの開発者向けエージェント ▸ 開発者の選択: 複数ツールを組み合わせる「スタック」の構築 ▸ IDE内エージェント vs スタンドアロンツールの使い分け 今後の展開 ▸ LLMプロバイダーによる垂直統合の加速 ▸ IDE企業の差別化戦略の必要性 ▸ オープンソースツールの台頭と影響 ▸ Claude Code、GPT-5、Replit Agentの競争激化 AI-First IDEの未来は不透明ですが、開発者体験の向上競争は激化しています。LLMプロバイダーとIDE企業の協⼒と競争が、次世代開発環境を形作ります。
  14. 14 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. まとめ: バイブコーディングは 「成⻑」から「成熟」へ 2025年11⽉5⽇時点のテックトレンド 主要トレンド 01 バイブコーディングの爆発的成⻑と成熟化:検索数6,700% 増、中⼩企業への⺠主化 02 AI製品の収益化フェーズへの移⾏:Product HuntでAI製品 ⽐率85.7%維持 03 YCスタートアップのトレンド:Fall 2025バッチが活発に ローンチ、AI Agent主流 04 ツール競争の激化:Cursor vs Claude Code vs Replit Agent、複数ツールのスタック構築 05 セキュリティと品質管理の重要性:76%が未活⽤、「Vibe, then verify」アプローチ テック業界は「AI実験の時代」を終え、「AI実⽤化と収益化の時代」へと移⾏しています。バイブコーディングはその象 徴であり、今後の成熟化が鍵となります。
  15. 15 Input utilizes AI capabilities, but the final output is

    done manually. 編集⻑   na2kenの注⽬トピック 2025年10⽉12⽇ イーロン‧マスク⽒の新会社 「MACROHARD」について 2025年11⽉1⽇ サム‧アルトマン⽒とサティア‧ナ デラ⽒の対談「2026年のAI業界の 展望」 MACROHARD は、マスク⽒がソフトウェアの⽣産開発をAIによって⾏うことを ⽬標とする、xAIのプロジェクトであり新会社です。名前はMicrosoftの対義語 として以前より使われているジョークから取られています。 ブラッド‧ガースナー⽒のYoutube チャンネル [→] にて、2026年以降のAI業界 の展望について、サム‧アルトマン⽒とサティア‧ナデラ⽒が特に興奮してい る点として、以下の要素が挙げていました。 「私たちの⽬標は、物理的な物体を直接製造する以外なら何でもできる会社を作 ることです。しかし、間接的にはそれができるようになります。Appleが他の会 社に電話を製造させるのと同じように。」 「私たちは、@xAIでマルチエージェントAIソフトウェア会社を創設していま す。@Grokが、専⾨のコーディングや画像/ビデオ⽣成/理解エージェントを数百 も⽣み出し、それらがすべて協⼒して働き、仮想マシン内で⼈間がソフトウェア とやり取りする様⼦をエミュレートし続け、結果が優れているまで続けます。こ れはマクロな挑戦であり、厳しい競争を伴う難しい問題です!」 ※イーロン‧マスク⽒のXポスト[→] より ソフトウェア⽣成とコーディングエージェント 科学的発⾒とAGIの兆し 新しいフォームファクタとコンシューマデバイス ▸ ▸ ▸ 新しいHCI(⼈間とコンピューターのインターフェース)として、「マクロ委任 とマイクロ操舵」(macro delegation and micro steering)のワークフローを ⽣み出し、従来のチャットインターフェースを超える可能性があります。 2026年にAIが「⾮常に⼩さな」科学的な発⾒をすることが期待されており、こ れは⼈類の知識総量を拡⼤する「クレイジーに⼤きな出来事」であり、ある種 の超知能(super intelligence)であると述べられています。 2026年にAIが「⾮常に⼩さな」科学的な発⾒をすることが期待されており、こ れは⼈類の知識総量を拡⼤する「クレイジーに⼤きな出来事」であり、ある種 の超知能(super intelligence)であると述べられています。
  16. Masthead 16 テックトレンド速報 2025年11月5日 情報源 本レポートは、以下の信頼できる情報源から収集したデータと分析に基づいています。 Product Hunt(デイリーランキング、フォーラム) Y Combinator(Launch

    YC、公式ブログ) Forbes(テクノロジー記事) The New Stack(開発者向けニュース) Dark Reading(セキュリティ調査) ZDNet(テクノロジー分析) Stackademic(開発者コミュニティ) 各種公式プレスリリース • • • • • • • • 免責事項 本レポートに記載された情報は、公開情報に基づく分析であり、投資判断や事業判断の根拠として使用することを目的としたものではありません。情報の正確性に ついては最大限の注意を払っていますが、その完全性を保証するものではありません。 発⾏⽇:2025年11⽉5⽇ スプリントジャパン株式会社 オマケ動画はこちら サム‧アルトマンxサティア‧ ナデラ対談の要約動画