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多くの現場を見て気づいた「有名ではないエンジニア」の生きのこり方
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ken-ususugi
June 28, 2026
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多くの現場を見て気づいた「有名ではないエンジニア」の生きのこり方
2026/6/28
エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2026
Track B 14:30~
ken-ususugi
June 28, 2026
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Transcript
多くの現場を見て気づいた 「有名ではないエンジニア」 の生きのこり方 2026/6/28 エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2026 Track B 14:30~ けん・うすすぎ
自己紹介 けん・うすすぎ(HN) • インフラエンジニア/ SRE − サーバー系 → AWS •
きのこ派 • ケイン・コスギ さん のファン ケイン・コスギ け ん・うすすぎ 濃 薄
キャリア概要 • 自社開発/客先常駐(COBOL/VB) • 社内サーバー管理者/情シス • SES(サーバー系 : OS、ミドルウェア) •
事業会社情シス • SES(サーバー、仮想化) • 自社開発(AWS専業SIer インフラ) • SaaSエンジニア(インフラ/SRE)
話すこと 数多くの現場で見てきた「生きのこるポイント」 || 有名ではないエンジニアの生きのこり方
SNSでよく見る光景 × 正直に言います。エンジニアとして生き残りたけれ ば、コミュニティに参加して、高い技術力を身につ け、人脈を作れ。 輝ララ | キラキラ企業エンジニア さすが輝ララさん! ほんこれ
首がもげるほど同意 キャー輝ララさーん(棒)
生きのこりと関係ある? 確かに、コミュニティで学ぶことは多いし、 そこで交流し、技術を身につける楽しさもある。 でも、それと生きのこりは関係あるの?
いや、関係なかった コミュニティに積極的に参加し、アウトプットや つながりを作ることに余念がない、かどうかは 生きのこりを左右しない (私の可観測範囲内)
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いや、関係なかった (私の可観測範囲内) (よくプロポーザル採択されたな...) コミュニティに積極的に参加し、アウトプットや つながりを作ることに余念がない、かどうかは 生きのこりを左右しない!
何が生きのこれるかを 左右するか?
ここで話す「生きのこるエンジニア」の定義 • 現場撤退となったときに、他から声のかかる エンジニア • 業務委託として入っている現場で、正社員と して登用されるエンジニア • 転職の際に、選択肢を増やせるエンジニア
何が生きのこれるかを 左右するか?
大前提
半分は 運
半分は 運 • 時にはこういうこともある − 経営者の諸々の判断、所属企業の業績など、自分一人 の力ではどうにもならないところで退職を余儀なくさ れる − 実力があっても、上司や企業のやり方などが自分と合
わず、低い評価を受ける − 人間関係、企業の方針は変化していく
半分は 運 • さらに最近だと、「新しい技術がどんどん出て、 トレンドが移っていく」 − 生きのこりの「ものさし」がガラッと変わってしまう ことが − たとえば昨今、AIの進歩により「大半の頭脳労働が駆
逐され、残るのは物理」という論も
環境や時間の制約は、皆それぞれ違う • 住んでいる場所 − 都心 − 地方 など • ライフイベントがいろいろある
− 子育て − 自身や周囲の健康状態が悪化 − 親や親類の介護 など
環境や時間の制約は、皆それぞれ違う 皆さんそれぞれ事情がある 「コミュニティに積極的に参加すること」 以外の生きのこりの選択肢を示したい 今日の発表にかける思い
それらをふまえ 生きのこりのポイント
ポイントは7つ! 1. 【最重要】「継続して業務できる」環境を整える 2. 現場で「一緒に働きたい」と思われる人になる、逆 に自分がそう思える人と積極的に関わる 3. 「事業に貢献する」ために何をするか 4. 昔の現場仲間と時々会う機会を作る
5. 情報は積極的に収集し、興味を持てる分野や選択肢 を増やしておく 6. 自分が活躍できる場所、熱中できる仕事を見つける 7. 必ずしも「エンジニア」という肩書にこだわらない
7つを、自分がしっくりくる割合で • 7つすべてを極める必要はない − いまの自分に、どの要素をどれぐらいプラスしていくか、 自分で調合する − 自然に、もしくはワクワクしながらできることからやっ ていこう •
今日からイメージして、今の現場からやってみる • 自分流の生きのこり方をあみ出そう
【最重要】「継続して業務できる」環境を 整える • 体力をつける − 定期的な運動、食事、睡眠 • 健康を維持する − 運動、食事、睡眠、日光を浴びる、健康診断
• ライフイベントに備える − 「いつ来てもおかしくない」ことは頭の片隅に入れておく − ときにはシミュレーションしておく 一、
生きのこれなかった実例 • 実績豊富な期待の若手Aさん、異動に伴う配属で、B課長の課へ配属 • このB課長が、自分がハイパフォーマーでメンバーにもそれを求め るタイプ • 多くのタスクを強いプレッシャーとともに与えられ、Aさんはメン タルを病んで退職していった •
別の課に配属されていれば... • どれだけスキルが高くても、稼働を支える 「インフラ(心身の健康・良好な人間関係)」 が崩れれば能力が発揮できない 期待の若手がメンタルを病んで退職
現場で「一緒に働きたい」と思われる人になる、 逆に自分がそう思える人と積極的に関わる • 現場で、例えば次のようなアクションが、 「一緒に働きたい」につながる − アドバイスや指摘を素直に取り入れる、試してみた 結果をフィードバックする − 周りの人たちに少し興味を持ち、話題を振ってみる
− 前回その人と話した内容を1つ覚えておいて話す とよい 二、
生きのこれた実例 • ある企業のCさんとDさんが、同じ現場にアサインされた • 現場撤退後、同じ現場の別のベンダー(E社)に引き抜かれた のはCさん − Cさん : 誰かのネタに対して笑い、誰かの不満にも共感す
る姿勢、何でも話しやすい雰囲気 − Dさん : Cさんよりも技術力はあり、仕事はできるが、自社、 他社の境界線をひきがち、E社の人とあまり会話せず • その現場が撤退となったあと、E社の有力者からCさんへ声がか かり、転職につながる 一緒に笑い、共感してくれる人に、声がかかった
好ましくない例 • コミュニティに積極的に関わっている人で時々見かけます • 積極的にコミュニティに参加しない人を見下す − 有名エンジニアとつながりを持つことで自分のステータ スが上がった気分? • 勉強会で得た知識を「高名エンジニアが言ったから」という
理由を振りかざして現場に押しつけようとする 「コミュニティマウント」はやめましょう → 生きのこりから遠ざかる行為です
「事業に貢献する」ために何をするか • 「システムを作ること」にとどまらず、その 先の「事業に貢献する」を意識する − 経営に近い人の話から「何をすれば事業に貢献できる のか」のヒントを得て、仮説を立てる − 現場で、時にはリーダーとか周りの人とその視点での 話をしてみる
− 話をすることで練られた仮説に沿って、自分の立場で できることから始めてみる 三、
最近よく見る実例 • 業務委託で現場に入り、現場のプロパーから声がかかって正 社員として転職(いわゆる「引き抜き」)となるメンバーに 共通する動きが前記 • エンジニア採用人数を目標にしているものの、昨今のエンジ ニア不足で苦戦している企業の現場では、業務委託からの引 き抜きは多く見られる(SIer、SaaS問わず) 業務委託で入り、プロパーから声がかかる
昔の現場仲間と時々会う機会を作る • つながりは、有名人の集まる「コミュニティ」 よりも、まずは「今ある関係」を大切にする • 時々会うと、こんな誘いを受ける − 出戻り / 同じ現場の他社から声がかかる
/「知人でエンジ ニアを募集している会社があるよ」と紹介される、など • 一緒に仕事をしたことで、ふるまいや実力が分 かっているので、紹介しやすい 四、
最近よく見る実例 • 短期的には自分が成長できる、高給の企業へ転職するものの、 長期的にはつらい環境と分かり、安定して働ける環境(元の 職場)へ戻る例 • 会社の変化とともに、魅力的なポジションができたのでそこ へ収まる例 − 専任の情シスが置けなかった時期に、情シスとして専門
性を高めたくて離職したが、その後、元いた会社が成長、 専任の情シスポジションができたので戻った、など アルムナイ転職(出戻り)をけっこう見かける
情報は積極的に収集し、興味を持てる分野や 選択肢を増やしておく • 自分ができる職種、やりたい職種の選択肢を広 げるため − 「エンジニアに必要な能力、技術」が時代とともに移 り変わっていく − 「エンジニアの種類」も増えたり移り変わったり
− 例 :「SRE」が広まっていったのはここ10年ほど • どんなスキルの組み合わせが、ジョブチェンジ につながるか分からない世の中 五、
自分が活躍できる場所、熱中できる仕事を 見つける • いろいろな役割、ポジションを経験してみよう − 実際にやってみて分かることは多い − 向いていなければ、戻る選択肢もある • 経験の中で、自分の強み、業務の中で熱中でき
るタスクは押さえておく − いざ、転職を考えるときやポジションチェンジの話が 来たときに、動きやすい 六、
必ずしも「エンジニア」という肩書に こだわらない • 「マネージャー」「トレーナー」など、必ずし も「エンジニア」がつかない肩書でも、自分が 活躍できて、そこに楽しさがあれば、それを やっていくのはポジティブ • 楽しく、活躍できるポジションで業務すること が、ポイント1の「継続して業務できる」にも
つながる 七、
私の実例 • PjM、社内組織の「課長」とも経験 • PjM、EM、課長、エンジニア、どのポジションも狙える • EM候補として採用され、社の方針変更により最終的には テックリード枠だったことも • 今の「SREになりきれないSRE」も楽しい
− もちろんつらいこともある マネージャー(PjM、課長職)を経験して
以上7つです、ただし... • 生成AIが、生きのこりへも影響!? − 「はたらき方」に大きく関わる変革 − とはいえ人々のマインドが一気に変わるようなこ とがなければ、原理原則は変わらないはず AI
まとめ
7つのポイント(1+6) 1. 【最重要】「継続して業務できる」環境を整える 2. 現場で「一緒に働きたい」と思われる人になる、逆 に自分がそう思える人と積極的に関わる 3. 「事業に貢献する」ために何をするか 4. 昔の現場仲間と時々会う機会を作る
5. 情報は積極的に収集し、興味を持てる分野や選択肢 を増やしておく 6. 自分が活躍できる場所、熱中できる仕事を見つける 7. 必ずしも「エンジニア」という肩書にこだわらない
仲間の信頼を得る、信頼できる仲間を大切にする • 各ポイントの底に流れる、大切な意識 • 「生きのこり」につながる 今日から、今の現場から • 自分にできることを、1つずつ • それが、自分が気持ちよく働けることに
つながれば、なおよし
一緒に、生きのこりの道、探しましょう AI 私自身、いまが安泰というわけではなく、 「どうすれば生きのこれるか」を 考え続けている当事者の一人です。 7つのポイントを携え、自分らしい「きのこ」道を 進みましょう
ご清聴 ありがとう ございました