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越境する組織づくり ─ 多様性を前提にしたチームビルディングとリードの実践知
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hrpnx
March 05, 2026
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越境する組織づくり ─ 多様性を前提にしたチームビルディングとリードの実践知
hrpnx
March 05, 2026
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Transcript
越境する組織づくり EMConf JP 2026 ─ 多様性を前提にした チームビルディングと アスエネ株式会社 開発本部 城⼾春陽
リードの実践知
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 2 導⼊ グローバルチーム運営では、”〇〇〇が必要”
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 3 導⼊ グローバルチーム運営では、”語学⼒が必要”
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 4 導⼊ グローバルチーム運営では、”語学⼒が必要”
↑ たしかに。 とはいえ、”堪能です”と⾔い切れずに マネジメントしている⼈も実際には多いはず。 本⽇は、語学⼒に依存せず、 “運営の仕組み”で回した実践知をお話しします。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 会社概要 社名
アスエネ株式会社 設⽴ 2019年10⽉ 代表者 ⻄和⽥ 浩平 株主 経営陣、Incubate Fund、環境エネルギー投資、STRIVE、パビリオンキャピタル SBI Investment、SMBC、Salesforce Ventures、SPARX GMO VenturePartners、Sony Innovation Fund、⼤和ハウスGF、ダイキン⼯業 Glin Impact Capital、RICOH、村⽥製作所、Nippon Express CVC、KDDI GPF ⽇本⽣命、JERA、JICN、⽶国Metaprop、Axiom Asia、global brain、⽇揮 Sony Financial Ventures他 資⾦調達額 115億円(投資+融資) 事業 1) CO2⾒える化クラウドサービス「ASUENE」 2) ESG評価クラウドサービス「ASUENE SUPPLY CHAIN」 3) カーボンクレジット‧排出権取引所「Carbon EX」 4) GX‧ESG⼈材特化型の転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」 5) ⾮財務データの第三者保証事業を提供する「ASUENE VERITAS」 グループ企業 ASUENE APAC、ASUENE USA、ASUENE Thailand、ASUENE Europe ASUENE VERITAS、Anyflow、Carbon EX(SBI Holdings JV) NZero、Iconic Air 認定/加盟 経団連、JCLP正会員、JEITA、⽇本⾃動⾞部品⼯業会、WBCSD他 本社 東京都港区虎ノ⾨1-10-5 KDX虎ノ⾨⼀丁⽬ビル WeWork 4階
© Asuene Inc. RIGHTS RESERVED. CONFIDENTIAL 6 次世代によりよい世界を。 次の世代を⽣きる⼈々のために、脱炭素社会をつくる。 それは経済と環境が融合する、よりよい世界をつくること。
今に満⾜するのではなく、よりよく変える意志を持つ。 今を⾒つめながら、未来を変える希望を⾒つける。 意志と希望を持ちながら、変化を⾒えるようにする。
INDEX
© ASUENE Inc. RIGHTS RESERVED. CONFIDENTIAL 8 海外‧⽇本で6拠点に展開 -⽇本‧シンガポール‧⽶国‧セブ‧タイ‧UK- 22年11⽉よりシンガポールで「ASUENE
APAC」、23年7⽉に⽶国で「ASUENE USA」、24年11⽉にタイで 「ASUENE Thailand」を設⽴、25年初旬に「ASUENE Europe」設⽴
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 9 スコープ定義 「仕組み」の話:特定のスキルに頼らず組織を
動かす⽅法。 • • 「実践知」の共有:明⽇から使えるチーム リードで⼯夫したことの内容。 お話しすること あまりお話ししないこと • 専⾨的な理論:教科書的な理論よりも、 現場での試⾏錯誤の取り組みを重視。 「私だからできた」という特殊性: 明⽇からでも何かができそう、という 再現性を重視。 •
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 10 このような仕組みを⽬指した 残る
× 参照 = 活⽤可能な記録 誰でも背景を辿れ、「情報の⾮対称性」がない状態。 参照 × 更新 = ⽣きた情報 形骸化せず、情報の鮮度を保つことで現場の「最新のズレ」を調整でき る。 残る × 更新 = ⽂脈の継承 ⼀度解決したズレが再発しない。知性が進化する器。 ありたい構造=理解が「残る‧参照できる‧更新される」状態 理解を資産化する仕組みをつくる 関係性の構築
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 11 もう少し具体的に①:Why(判断軸)を揃える設計 What(何をやるか)やHow(どうやるか)だけを合わ
せても、Why(意図‧背景‧判断軸)が違うと解釈は 必ず割れる。 • 伝え⽅の意識: Whyは⾃然には揃わない。 表⾯上のやりたいことだけではなく、揃えるための 背景や歴史的な経緯、やらないことで起こり得る懸念 などを意識して伝えていく。 WHAT (何をやるか) HOW (どうやるか ) Why(なぜ何のために∕何を⼤事にするか)を揃えてから、How/Whatに落とす。 メンバーへも意図や背景を知ることは⼤事だよねと話した。 急がば回れ ゴールデンサークル理論 参照:サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか より登壇者が編集
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 12 もう少し具体的に②:Why を揃えるには「⼈の理解」と「安⼼」が欲しい
メンバーが「何が⾒えていて、何を前提にしてい るか」を正確に把握する。 例) ‧何が情報が⾏き届いていないか ‧彼らの現場特有の制約は何か 組織‧リードの判断軸 相⼿側視点の⽂脈 開発チームの⽅針として、「何を⼤事にしている か」という判断の基準を明確にする。 例) ‧KPI、会社のValue、開発ポリシー ‧ リーダーが持つ視点 これらが⾒えていないと、同じ⾔葉を使っても受け取り⽅はズレ続け、不全を招く。 さらに⾔うと、ここは ⾔葉のうまさ より 安⼼できる関係性の構築を優先させる。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 13 補⾜:⽇本語と英語の違い 日本語はハイコンテキスト(省略が効く)
英語はローコンテキスト(前提の⾔語化)が前提。 ‧英語環境では、暗黙知が残ったままだと疎通が難しくなる。 ‧英語は「上⼿く使う」と考えず、「着実に情報を伝えて いく」 と捉えていく。 ‧実務としては、テクノロジー(翻訳ツール)でカバーし 英語⼒は経験を通して慣れていく。 メンバーにも共有した図 ⽇本語コミュニケーションと違う伝え⽅ 参照:https://www.live-english.co.jp/communication-styles/
© Asuene Inc. RIGHTS RESERVED. CONFIDENTIAL 実践①:理解を揃える設計 考え⽅を現実のオペレーションに落としていく 03 Action
02 Action 前提:⽇本拠点⽴ち上げの後に、セブ拠 点ができたという経緯 ツール設定変更やコアとなる部分の翻訳 により、ブロッカーや不透明だった部分 の解消 ツールのバイリンガル化 ⽬標値と毎週の成果をモニタリング チーム内で成果を数値化、ファクトベー スでの振り返り機会創出 01 Action 業務の流れを⾔語化 迷ったら戻れる場所を作る チームのハンドブック作成 数値化‧グラフ化 14 クリティカルな部分から情報格差を解消する。しかし、開発の状況変化でドキュメントで揃えても、 ズレはどうしても発⽣するもの。ズレを早期に解消していく取り組みが必要。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 15 実践②:対話と学習を回す仕組み Meetリンクを常設
1on1 ファシリテーターのローテーション 気軽な発信⽂化 振り返り コラボレーションMTG 様々な施策を実施 翻訳ツール [対話をしやすくする+学びが回る] を仕組みとして作る! ※チーム⽴ち上げから全てを同時に⾏ったわけではなく、順次施策を⾏っていった。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 気軽な発信⽂化 気軽な発信⽂化 16
実践②:対話と学習を回す仕組み 1on1 ファシリテーターのローテーション 振り返り コラボレーションMTG 様々な施策を実施 翻訳ツール [対話をしやすくする+学びが回る を“構造”として作る! ※チーム⽴ち上げから全てを同時に⾏ったわけではなく、順次施策を⾏っていった。 Slackチームチャンネル上部に常設 すぐに同期コミュニケーション⾏う事を推奨する体制 Meetリンクを常設
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 翻訳ツール Meetリンクを常設 気軽な発信⽂化
気軽な発信⽂化 17 実践②:対話と学習を回す仕組み 1on1 ファシリテーターのローテーション コラボレーションMTG 様々な施策を実施 [対話をしやすくする+学びが回る] を仕組みとして作る! ※チーム⽴ち上げから全てを同時に⾏ったわけではなく、順次施策を⾏っていった。 KPTだけでなく「感謝」(Appreciation)の欄も設ける チーム活動では⽬⽴った成果を出した⼈が注⽬されがちなもの。 ⼈がやりたくないことも積極的にやってくれた、影のヒーローは 普通のヒーローになるよう、スポットライトを当てる。 振り返り
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 18 実践②:対話と学習を回す仕組み Meetリンクを常設
1on1 ファシリテーターのローテーション 振り返り コラボレーションMTG 様々な施策を実施 翻訳ツール [対話をしやすくする+学びが回る] を仕組みとして作る! ※チーム⽴ち上げから全てを同時に⾏ったわけではなく、順次施策を⾏っていった。 気軽な発信⽂化 困り事や、やってみたこと等を カジュアルに発信するスレッド ⽇本語‧タガログ語を 気軽に使ってみるスレッド ※メンバーからのアイディア
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 19 実践②:対話と学習を回す仕組み Meetリンクを常設
1on1 ファシリテーターのローテーション 気軽な発信⽂化 振り返り コラボレーションMTG 様々な施策を実施 翻訳ツール [対話をしやすくする+学びが回る] を仕組みとして作る! ※チーム⽴ち上げから全てを同時に⾏ったわけではなく、順次施策を⾏っていった。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 20 到達した状態 -
累積された経験がチームの「資産」となるのを実現! 連続で、チームのアウトプット量120%upを達成🎊 より⾼みを⽬指す🚀 Result 資料やハンドブックが共通の参照点と なり、「迷ったら戻れる場所」が確 ⽴。新メンバーのオンボーディングも加 速した。 「英語/⽇本語で⽌まる」のではなく、 「前提が流れて残る」状態へ。⾔語の 壁よりも、「どのように考えたら良い か」クリアになる⽂化が根付いた。 重複した説明コストが⼤幅に削減 認識合わせのスピードが向上 英語⼒/⽇本語⼒が障壁にならなく なった 透明性の⾼い情報フローが実現 「資産」としての知の蓄積ができた 言語がブロッカーとなりにくくなった 提案‧改善‧学びが個⼈依存になりにくく なり、数値ベースにどうアクションを取れば 良いかわかるようになった。 また、⽇本チームとできることが変わらなく なった。例) リリース作業など ファシリや対話が回り、チームコミュニ ケーションを促進 ⽇本⼈に依存せず、メンバー間で教えあう 状態に 自走できチームで育つ方向に進んだ
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 21 最後に
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 22 国が違うゆえの⾔語や⽂化の“境界”があるままでも、 価値観の違いについてお互いに歩み寄り、
チームとして成果を出せる状態をつくること。 これが、グローバルチーム開発で乗り越えたい「越境」。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 23 その鍵は語学⼒よりも、⽬線が揃い、 安⼼して学びが積み上がる「運営のしくみ」。
⽬線合わせと理解の蓄積を通して、 チームを育てていく。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 24 今⽇の話の中で「これならできそう」と思ったやつを、 ⼀つだけでも持ち帰って試してみてください。
その⼀つが、新たな越境の始まりになるかもしれません。
CONFIDENTIAL © ASUENE Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 25 ご清聴ありがとうございました
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