Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Startup Issue Gym#2 -エンジニアとユーザー中心設計
Search
KoseiYoshdia
August 31, 2021
1
400
Startup Issue Gym#2 -エンジニアとユーザー中心設計
KoseiYoshdia
August 31, 2021
Tweet
Share
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
45
7k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
789
250k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.7k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
116
7k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
132
33k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.1k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
61
7.5k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
95
17k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Transcript
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. エンジニアとユーザ中心設計 2021年8月25日 - 吉田昂生(VRエンジニア)
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 2 今日話すこと Issue : 「 エンジニアがユーザーと関わっていくこと」
良いプロダクトつくるために、エンジニアもしっかりユーザーと関わろうと言われる。 だけど、どう関わるかという話はあんまりきかない。 ユーザー中心設計がどうとか、いいUXつくるためにどうこうとかいう話が多くて、エンジニ アからするとちょっと腰が重い。 この関わり方について、エンジニアの自分がユーザーと関わってみた感じたことを共有 し、ディスカッションのベースにしたい。
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 3 目次 1. 会社紹介、自己紹介
2. なぜエンジニアがユーザー関わるのか 3. エンジニアの自分がユーザーと関わった実体験の共有
自己紹介・ 会社紹介 4
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 5 会社紹介・ 自己紹介 株式会社Synamon (VR
/MR/ARの会社) XRエンジニア 吉田昂生
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 6 会社紹介 XRが当たり前の世界をつくる Mission BE
CREATIVE, MAKE FUTURE Vision
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 7 提供しているサービス ・ VR/MR/AR技術を使ったプロダクト開発、事業立ち上げの支援
・ VR空間SaaS - 「 NEUTRANS 」 ( 次のページに動画あるよ!) 会社紹介
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 8 会社紹介
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 9 Synamon でのクライアントサイド開発 クライアント バックエンド ・ ファイルのアップロード
・ ユーザー/グループ管理 VR空間内での機能全部! クライアント側にメインのロジック
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 10 Synamon でのクライアントサイド開発 多様な業界と◦◦×VRな取り組みをやってる。 e.g., 建設×VR,
旅行×VR, 研修×VR… どの業界でもVR活用の事例はほぼない。なのでユーザーとしっか り対話しながら開発を進める必要がある!
なぜエンジニアがユーザーと関わるか 11
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 ビジネス ( CS, Sales )
デザイナー エンジニア ユーザー 👩 機能要望 機能要望 職種を基準にするとユーザーとエンジニアに間あきがち
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 ↑のモデルはシンプルでわかりやすい。 エンジニアは要件を元に機能をつくるだけ。
落とし穴: これが上手くワークするのは、ユーザーが自分たちの課題とプロ ダクトを正しく理解し言語化できたときのみ。
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 問題点 ・ ユーザーは課題を正確に認知、言語化できている? ・ ビジネスメンバーを間にはさんだ二次情報でエンジニアに正確
に伝わる? 特にVRは普及してない技術のため、こういう問題が起きやすい!
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 認識がずれていると、 ・ 誰にも使われないものが できあがる
・ 良いUXがつくりにくい ・ 保守性の悪いコード 出典:Alexander C.著、宮本雅明訳「オレゴン大学の実験」鹿島出版会
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 ビジネス ( CS, Sales )
デザイナー エンジニア ユーザー 👩 要望 エンジニアが前にでるとコミュニケーションが捗る。 フィードバック 提案 モックコンテンツ 質問
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 問題点の解決 ・ ユーザーは課題を正確に認知、言語化できている? → ディスカッション・ モック体験で課題を理解しやすくなる。
・ ユーザーは課題に対して適切な解決策を提案できる? → 提案しなくていい。ディスカッションしながら決めていく。 ・ ビジネスメンバーを間にはさんだ二次情報でエンジニアに正確 に伝わる? → 一次情報が伝わる。
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. ユーザーとエンジニアの関係 まとめ ただ要件通り開発するのではなく、
そもそも「 何を開発すべきか?」を見極めるのが重要なシーンは 多い。( 事例の少ないVRは特に) 「 何を開発すべきか?」を効率よく見極めるには、エンジニアと ユーザーの距離を近くするのがコスパ良い。
実際に関わってみた 19
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 実例 土木業界のお客様からVRを活用したいという相談。 〇最初にもらった要望 ・ デジタルツインをつくりたい
・ 遠隔とのコミュニケーションを取りたい ・ 工事現場を遠隔から体感したい ・ ... やりたいことは盛りだくさん。本当の課題はなにだろう?
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 実例 ・ 遠隔とのコミュニケーションを取りたい → Zoom では駄目?なぜVR?
・ VRで工事現場を遠隔から体感したい → すでにカメラが現場に設置されている? ディスカッションしながら、お互いの理解をすり合わせていく。
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 実例 ディスカッション進めつつ、本当に解きたい課題、VRが相性の良 い課題をクリアにしていった。
「 トンネル工事中に計測した各種データなどを、VRで見れば効率 よく現場の状況が把握できるのでは?」 という適当な粒度に課題がまとまっていった。
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 「 トンネル工事中に計測した各種データなどを、VRで見れば効率 よく現場の状況が把握できるのでは?」 まだソフトとしての要件に落とすには足りない。
モックコンテンツをつくって認識すり合わせ。 実例
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 実例 モックコンテンツをつくって体験してもらう。 言葉だけで説明するのと比べて、急速に認識がそろいだす。
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 〇チーム内でのコミュニケーションコストが下がる エンジニアと非エンジニアメンバーのコミュニケーションはそれなりにコストがかかる。 頻発する状況ではエンジニアも最初から話し合いに入った方が捗る。 〇開発アイデアが広がって楽しい
お客さんとその課題に対する理解が深くなるほど、とれる選択肢が広がる。 自分のアイデアで課題を解決するのは楽しい。 〇直にユーザーと接するとモチベが上がる 自分がつくるものが相手の役に立つことが実感できる。 ただ要件を受け取って開発するのと、モチベが段違い。 エンジニアがユーザーと接点増やして感じた点
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. Issue : 「 エンジニアがユーザーと関わっていくこと」 エンジニアの自分がユーザーと関わってみて感じた経験を共有した。
他の会社さんの取り組み方とかも是非教えてください! ・ うちはこういうチーム体制でやってるよ ・ エンジニアがユーザーと関わることでこういう成果がでたよ まとめ
CONFIDENTIAL ©2020 Synamon Inc. 27 Synamon エンジニア募集中 職種 ・ Unity
・ サーバーサイド ・ リアルタイム通信 ポジション ・ テックリード候補 ・ テックリード ・ CTO候補 求人ページ( HERP ) 会社公式note Meety WELCOME!! Twitter・アニメ・ゲーム好きが多いよ!
None