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生成AIに「技術」を任せ、 「非技術」で仲間を集める

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July 10, 2026
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生成AIに「技術」を任せ、 「非技術」で仲間を集める

スタートアップの一人目SREとして入社すると、膨大なシステムのキャッチアップや構築に追われ、「何でも自分一人で解決しなければ」という孤独やプレッシャーを抱えがちです。SRE界隈では「高い技術力で負債をなぎ倒す」スーパーマンが求められがちですが、そのアプローチでは属人化が進み、開発チームへの価値提供やSRE組織の拡大(採用)まで手が回りません。

私はそんな「一人で全てを解決しなければ」という思い込みを手放し、インフラ構築の手足を生成AI(Claude Code等)に委ねました。AIを相棒にブラックボックスだったインフラの技術課題を次々と乗り越える中で、誰も触れなかった負債が徹底的に整理され、インフラからアプリ層に至る「システム全体の課題」が可視化されていきました。

その結果、インフラ専任の領域を越えてバックエンド開発チームの負債回収にも自ら参画し、非技術的な強みであるコミュニケーションで開発者を巻き込む越境的な立ち回りが可能になりました。

さらに、技術的負債を一人で全て解決しようとせず、結果的に残った「明確化された課題」を"次の仲間が活躍できる余白"として提示した結果、採用のカジュアル面談からの選考移行率が「0%」から「80%」へと劇的に向上。新規で入社したメンバーも爆速でオンボーディングを完了させ、さっそく組織の課題解決に貢献してくれています。

本セッションでは、この2024年10月から現在までの軌跡を通じ、「生成AI」を武器にして採用・チーム組成という「非技術的な要素」を磨き上げた事例から、これからの時代における新しいInclusive SREの体現方法を共有します。

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July 10, 2026

Transcript

  1. 動いているからこそ「問えない空気」 水 面 ✓ 表面的には問題なし • サービスは安定稼働 • 大きな障害は起きていない • クレームもない

    ? 内側に潜む疑問 • Terraform構成は本当に安全? • 障害時のリカバリ手順は? • スケール時のボトルネックは?
  2. 2025年 生成AIの進化の振り返り 1月 GPT-4o / Gemini が主力の時代 2月 Claude 3.7

    Sonnet Claude Code 登場 RooCode / Cline 5月 Claude 4 Claude Code GA 本格的に使い始める 7-9月 各社「 AI縛り」施策 ハッカソン開催 AI活用が加速 11-12月 Gemini 3 / GPT-5.2 Claude Opus 4.5 競争が激化 →2026 まだ不安定 → 信頼構築期 → 当たり前に
  3. 2025年1月〜3月頃までの生成 AI事情 ▪ 当時のAI状況 • 今ほど賢くなかった!! ▪ AI利用時に困ったアレコレ • ツールが乱立

    ◦ 「どれを使えば?」状態が続き比較・検証だけで時間を消費 • 出力品質のムラ ◦ 同じ質問でも回答が安定しない • コンテキスト限界 ◦ コードベースを渡せず、部分的な理解しか得られない
  4. 2025年1月〜3月頃までの生成 AI事情 ▪ 当時のAI状況 • 今ほど賢くなかった!! ▪ AI利用時に困ったアレコレ • ツールが乱立

    ➢ 「どれを使えば?」状態が続き比較・検証だけで時間を消費 • 出力品質のムラ ➢ 同じ質問でも回答が安定しない • コンテキスト限界 ➢ コードベースを渡せず、部分的な理解しか得られない それでも自分にとっては 部分的にでもコードベースを理解して 壁打ち相手になってくれる AIは 非常に頼もしい相棒だった!
  5. AIとの共闘の中で得られたこと ▪ AIを壁打ち相手にすることで自分が成長する • AIの生成物はすべて人間が理解すべし ◦ AIが出した調査結果が本当に正しいかを後追いすることで自分自身の インフラ構成の理解につながった • 「AIに相談

    → 自分で答え合わせ → 合っている」を積み重ねる ◦ この蓄積がAIに対する信頼感につながった • 信頼できる相棒をもったので広範囲に関与する ◦ わからないことがあってもAIとともに前進できるという自信により、広範 囲に活動の幅を広げることができた
  6. AIが残したドキュメントが課題を可視化した 1 AIがブラックボックスを 調査・解読 生成AIを相棒に インフラの構成や設定を ひとつひとつ紐解いていった 2 過程で生まれた ドキュメント

    AIとのやりとりの中で 構成の意図・課題・改善案が 自然とドキュメント化された 3 「システム全体の 現状課題」の可視化 インフラからアプリ層まで 何が課題で何が理想かが 明確に整理された
  7. うまくいかない SRE採用 01 母集団がつくれない SRE・インフラ人材は そもそも母数が少ない。 複数媒体・リファラル・ エージェントを併用しても、 候補者が集まりにくい。 02

    技術力を見極めにくい SREは職種特性上、 短時間の技術試験で力量を 測ることが難しい。 選考に試験を組み込めず 断念した。 03 面談通過率が20% VPoP+部長の少人数で カジュアル面談を実施したが、 一次面接に進む候補者は 少なかった。 → 現場のリアルな声を伝える人間が、面談に入る必要があった
  8. 直近のAI活用:Devinとの協働 コードベース・ JIRA・Notion・AWS・GCPをDevinに連携 プロダクトの 調査依頼 コードベースと各ツールを 横断した調査をDevinに 依頼し、迅速に回答を得る アラートの 一次対応

    アラート発生時の初動を Devinが担当し、 対応スピードを向上 クラウドコストの 見直し AWS・GCPのリソースを Devinが分析し、 コスト最適化を推進