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DevRel / 技術広報というキャリアとその醍醐味 〜 開発者を支える入口 〜

Kitagawa Masashi
October 26, 2023
1.6k

DevRel / 技術広報というキャリアとその醍醐味 〜 開発者を支える入口 〜

Qiita Conference 2023 Autumn
https://increments.connpass.com/event/294310/

Kitagawa Masashi

October 26, 2023
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Transcript

  1. 今⽇話すこと / 話さないこと • DevRel / 技術広報の役割、⽬的、醍醐味 • それぞれのキャリア  •

    求められるスキル • 各社の取り組み事例 話すこと • テックブログやイベントの具体的な 運営ノウハウ、Tips • 最近頑張っている英会話学習の進捗状況 • 年収を2倍に上げるための裏技(知らんけど) • ⽬標数値やKPI 話さないこと
  2. 北川 雅⼠ Masashi Kitagawa DevRel チームリーダー ⼤⼿証券系シンクタンクにて⾦融系SIerとして6年半、リース会社 基幹系システム、地銀向け投資信託のシステム開発に従事。その 後、⼈事部にて新⼈研修なども経験し、ファインディ株式会社へ ⼊社。 エンジニア向けキャリア⾯談を⾏うユーザーサクセスチームに約2

    年おり、昨年よりDevRelチームの⽴ち上げ、リーダーとしてイベ ントの開催や⾃社メディア「Findy Engineer Lab」の運営を⾏う。 定期的に⼩説の沼にはまり、脳をリセットします。 共著『FinTechと⾦融の未来 10年後に価値のある⾦融ビジネスとは何か?』 @OnigiriMa_shi
  3. ⼈事兼務新⼈研修担当(3ヶ⽉) 某リース会社 常駐(3年半) • ⼊社して半年後に客先常駐 ◦ 諸先輩⽅に「死ぬ気でくらいつけ」と⾔われ、プロ パー3名しかいないところにいく • 最終的に、100⼈程度が参画するシステムのうち、サ ブシステムの⼀つのリーダー(7-8⼈)

    ◦ アジャイルだったので、クライアントと同じオフィ スで直接話しながら要件を決めて、パートナーの⼈ と開発〜リリースまで進める 他の⼈と共同してスピーディに新しいものを作っていくこと、 ⼈をサポートすることが得意、好き • 約80名の新⼈社員のメンター • 研修企画 • ⼀部研修実施
  4. ⾦融向けシステム開発(1年) • 約80名の新⼈社員のメンター • 研修企画 • ⼀部研修実施 • ⼀番業務量が多く、負荷が⾼いと噂の部署 •

    退職者も多く、古き良き⽇本企業の体質 • がっつりウォーターフォール、レビュー回数すごい多い ⼈事兼務新⼈研修担当(3ヶ⽉) 疲弊して、活き活きと働けていない⼈が多かった ⾃分⾃⾝も、全く楽しく働けなかった 何より、元気に⼊社した新⼊社員が、 数年後には⽬の輝きが失われてしまっていた
  5. 要件定義 設計 開発 テスト リリース 運⽤ 複数の案件をリリースに向けて素早く回していく感覚に近い • イベント企画 •

    登壇者調整 • 構成 • トークテーマ • イベントページ 作成 • OGP確認 • ⽂⾔レビュー • SNS拡散 • 集客
  6. DevRel/技術広報の業務事例 技術広報戦略⽴案 ‧⽬的/KPI/ブランディング戦略など⾃社に合わせた⽅針策定 プロジェクトマネジメント ‧イベント実⾏ ‧プロジェクトマネージャー コンテンツ制作 ‧ライティング/編集 ‧動画/⾳声 ‧イベント企画

    マーケティング ‧SNS運⽤ ‧広告/プロモーション リレーション構築 ‧社内外のエンジニアなどとの繋がり チームで分けたり、得意分野でタスクを任せる必要がある ここができるよ!
  7. なぜDevRel/技術広報が増加しているのか? 昨今のDevRel / 技術広報のトレンド • 市開発環境、開発⽣産性、カルチャー、社内のエンジニアの働き⽅などの発信 • どういうスキルが⾝につくか? • 技術的に⾯⽩みは何か?

    エンジニア向けの情報発信、関係構築が課題に 新たにDevRel/技術広報といった役職を作る企業の増加 ※あとで話しますが、DevRel、技術広報どちらで呼ぶかは各社で異なります • 市場全体のエンジニア不⾜ └ ハイスキルなエンジニアと接触できる機会の減少 エンジニア採⽤競争の激化
  8. そもそもDevRelって? 昨今のDevRel / 技術広報のトレンド • DevRelConというカンファレンスが世界 各国で開催されている ◦ 2023年3⽉に横浜、2023年9⽉にロン ドンで開催

    ◦ 全200カ国から参加 • ⽇本では、DevRel MeetUp in Tokyoが 2014年から存在、定期的に活動が⾏われ ている DevRelCon London 2023 7-8 September, 2023 DevRelCon Yokohama 2023 10-11 March, 2023 DevRelCon Meetup in Tokyo
  9. どういう⼈がDevRel/技術広報として関わっているのか? 昨今のDevRel / 技術広報のトレンド エンジニアが兼務 社内の有志でテックブログやイベント運営を兼任 採⽤広報 / ⼈事 採⽤担当者がエンジニア採⽤の⼀環として兼任

    CTO / EM / テックリード / VPoE が兼務 既に社外に繋がりのあるマネジメントレイヤーが兼任 開発者マーケティングとしての DevRel ⾃社プロダクトの認知拡⼤、利⽤促進のための専⾨職 専任の技術広報 or DevRel 元エンジニア、元広報、元⼈事などからアサイン 兼任、ひとり担当が多い
  10. 役割と⽬的は? 昨今のDevRel / 技術広報のトレンド 役割 ⽬的 事業会社 社外向け テックブログの運営 オンライン/オフラインイベントの実施

    カンファレンススポンサー協賛 採⽤ 認知向上 社内向け ①の活動全般 ⾃社カンファレンスの開催 社内開発環境の整備 社内勉強会 社内エンジニアの発信増加 社内の開発⽣産性の向上 エンジニア向け ツール提供企業 ⾃社プロダクトのセミナー開催 コミュニティ運営 <開発者マーケティング> ⾃社プロダクトの認知拡⼤ 利⽤者の増加 求める役割は、各社のカルチャーやフェーズ、⽴場による
  11. 36 昨今のDevRel / 技術広報のトレンド DevRel/技術広報の役割事例 A社 「自社内の開発生産性を高めるため、社内エンジニアが働きやすくなるため」 B社 「自社製品やプロダクトを開発者に使ってもらいたい。開発者により良い環境を届けた い」

    C社 「採用戦略の一環として戦略的に実施、下流の採用ファネルまで繋げたい」 D社 「まずはブランディング。技術力が強い会社と最初に想起してもらう」 求める役割は、各社のカルチャーやフェーズ、立場による “DevRel”とするか、”技術広報”とするかも、役割や目的によって各社に合わせて名付けるところが多い
  12. DevRel / 技術広報の役割事例 DevRel / 技術広報に求められるスキル/キャリア 全てをひとりでやるのは不可能... ましてや兼務で... テックブログ運営 オンライン

    / オフライン イベント運営 社内勉強会 / 社内イベントの開催 採用スカウト 社内カンファレンス運営 社内ドキュメントの整備 記事 / ブログレビュー カンファレンス スポンサー出展 ノベルティ制作 コミュニティ運営 SNS運用 登壇
  13. そもそもDevRelって? 昨今のDevRel / 技術広報のトレンド Public Relations (PR) ※国際PR協会によるPRの定義 Developer Relations

    (DevRel) ※『DevRel エンジニアフレンドリーになるための3C』翔泳社 より抜粋 =「外部の開発者とのつながりを形成し⾃社製品/サービスを知ってもらうためのマーケティン グ活動」 = 信頼のおける、倫理的なコミュニケーション⼿法を通し、組織と組織をとりまくパブリック との間に、関係と利益を築くため、意思決定の管理を実践すること 特に開発者に向けた、関係構築のための活動のこと
  14. キャリア例 DevRel / 技術広報に求められるスキル/キャリア エンジニア PdM テクニカルライター VPoE CHRO エンジニア

    DevRel or 技術広報 • 様々な関係者を巻き込み計画を練りプロダクトを作っていくPdM • 採⽤戦略やブランディング、育成に強みをもったVPoEやCHRO … etc キャリア例...
  15. 発⾒する 学べる 出会える • 他の⼈がどうやって開発をしているの? • Xで気になるあの⼈の考え⽅や開発⼿法って? • 最近流⾏りの⾔語やツールはなに? •

    最近の業界トレンドや⾯⽩い企業、プロダクトは? • メディアにも乗ってたあの⼈と話してみたい • 同じ課題感を持っている仲間と出会いたい