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マルチプロダクトの品質を少人数で支える戦略の妄想

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December 11, 2025
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 マルチプロダクトの品質を少人数で支える戦略の妄想

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Shin Murakami

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  1. © 2025 estie Inc. 自己紹介 1 x: @mura_shin0928 経歴: estie

    QAエンジニア ← Shippio QAエンジニア ← SHIFT QAキャリアスタート ← 愛知で自動車のソフトウェア開発 ← 福岡県生まれ 趣味: - マンガ、アニメ - 男性アイドル(妻の影響) - お酒、ゴルフ(初心者) - 最近けん玉 株式会社estie QAエンジニア 2025/1:入社, 2025/8〜:QAマネージャー 村上 槙(murashi)
  2. © 2025 estie Inc. Whole Product構想 6 商業用不動産市場全体を支えるWhole Productを構築し、産業の真価を拓く estie独自の不動産基盤データ

    分析 認証 権限管理 API セキュリティ ワークフロー 検索 売買事例データ 賃貸事例データ マクロデータ 売買物件 探索 売買物件 管理 物件価値 評価 顧客管理 募集管理 募集情報 提供 売買マーケットプレイス 賃貸マーケットプレイス ポートフォリオマネジメント IR・資金調達 ERP Marketplace SaaS Data as a Service (DaaS) Middleware Data Platform 売買 賃貸 ファイナンス
  3. © 2025 estie Inc. 事業部の担当領域 8 Market Research Group (MRG)

    Enterprise Solution Group (ESG) Data Management Group (DMG) 顧客やプロダクトの特性に応じ、 事業部によって担当領域が異なっている
  4. © 2025 estie Inc. 事業部の担当領域 9 MRG ESG DMG -

    エンタープライズ顧客 - PJ型の開発 - 顧客毎に個別最適な要件 - 顧客は多種多様 - アジャイル開発 - SaaS型のプロダクトを複数提供 - データを起点としたプロダクト提供 - 社内向けのプロダクトが主(顧客向 けもある) - 一番新しい事業部 - 多種多様なPJが増加中 - 売り上げの中核 - プロダクト数もユニット数も 一番多い - プロダクトのコアな価値部分を作っ ている - 技術基盤だけでなく、オペレーショ ン構築もスコープ 担当領域 特徴
  5. © 2025 estie Inc. 事業部の担当領域 10 MRG ESG DMG -

    エンタープライズ顧客 - PJ型の開発 - 顧客毎に個別最適な要件 - 顧客は多種多様 - アジャイル開発 - SaaS型のプロダクトを複数提供 - データを起点としたプロダクト提供 - 社内向けのプロダクトが主(顧客向 けもある) - 一番新しい事業部 - 多種多様なPJが増加中 - 売り上げの中核 - プロダクト数もユニット数も 一番多い - プロダクトのコアな価値部分を作っ ている - 技術基盤だけでなく、オペレーショ ン構築もスコープ 担当領域 特徴 QAE(3人)はMRG 所属 ※ 物理的なQA組 織はない
  6. © 2025 estie Inc. 現状のQAEの動き方 11 Market Research Group (MRG)

    Enterprise Solution Group (ESG) Data Management Group (DMG) (QAE1の場合) - MRG内で複数ユニットに所属 - DMGにも一部関与 - 比重は組織コミット > 事業コミット(※) QAE1 ※ここでは以下と定義する 事業コミット:所属ユニットのプロダクトや成果への貢献 組織コミット:プロダクトやユニットに閉じない仕組みや課題への貢献
  7. © 2025 estie Inc. 現状のQAEの動き方 12 Market Research Group (MRG)

    Enterprise Solution Group (ESG) Data Management Group (DMG) (QAE2の場合) - MRG内の単一ユニットに所属 - 比重は事業コミット > 組織コミット QAE2
  8. © 2025 estie Inc. 現状のQAEの動き方 13 Market Research Group (MRG)

    Enterprise Solution Group (ESG) Data Management Group (DMG) (QAE3の場合(私)) - MRG内の単一ユニットに所属 - ESGにも一部関与 - 加えて、QAマネージャーを担当 - 比重は組織コミット ≒ 事業コミット QAE3
  9. © 2025 estie Inc. 見えてきた課題 18 コミット先が分散 事業部やユニットとの 関わりが薄くなる 周囲が頼りづらい

    QAEとしてもキャッチ アップしづらい QAEの役割が 曖昧 「何でもやる」のスタンスでコミット先を広げた結果、 組織としては良くない悪循環が発生している・・・
  10. © 2025 estie Inc. QA組織のパターン 19 Embedded + Guild型 チーム派遣型

    Enablement / Platform型 中央集約型 QA組織あり QA組織なし 活動場所:開発チーム内 活動場所:開発チーム外
  11. © 2025 estie Inc. QA組織のパターン 20 活動場所 QA組織 パターン 特徴

    開発チーム内 あり チーム派遣型 事業コミット と 組織コミットのバランス型。 リーダー、マネージャーになるにつれて組織コミットが増えるイメージ。 それなりの人数規模が必要。 なし Embedded + Guild型 事業コミットの比重が重め。横串を通すためにGuildとしての活動 でカバー。 開発チームに応じたQAE人数が前提なことが多い。 開発チーム外 あり 中央集約型 事業コミット と 組織コミットのバランス型ではありつつ、事業コミッ トのあり方が「チーム派遣型」とは異なる。 組織としての人数規模はそこまで多くなくても良いが、このスタイル は大人数のテスト専門部隊を抱えるイメージ。 なし Enablement / Platform型 組織コミットの比重が重め。事業コミットする人たちがいかにフォー カスできる状態を作れるか、がテーマで動くイメージ。 最小人数で構成されるQA組織としてよくある。
  12. © 2025 estie Inc. 組織パターンを決める上で重要なこと 23 事業コミット 組織コミット 事業部/ユニットと同じ目標を追いかけ、 目標達成に貢献する

    例)MRR:xxx百万円 QA組織として目標を持ち、 事業部/ユニットの目標には間接的に貢献する 例)DORAメトリクスを xx %改善 いいプロダクトを作るために 欠かせないメンバー プロダクト開発にフォーカスする状態を 影から作る仕事人 目標 / 貢献 存在意義
  13. © 2025 estie Inc. 組織パターンを決める上で重要なこと 24 事業コミット 組織コミット 事業部/ユニットと同じ目標を追いかけ、 目標達成に貢献する

    例)MRR:xxx百万円 QA組織として目標を持ち、 事業部/ユニットの目標には間接的に貢献する 例)DORAメトリクスを xx %改善 いいプロダクトを作るために 欠かせないメンバー プロダクト開発にフォーカスする状態を 影から作る仕事人 目標 / 貢献 存在意義 ここと向き合いやすい構造としたい! ※二者択一ではない ※どっちの比重を高めるかは組織文化による
  14. © 2025 estie Inc. QA組織のパターン (estieの場合) 25 Embedded + Guild型

    チーム派遣型 Enablement / Platform型 中央集約型 QA組織あり QA組織なし 活動場所:開発チーム内 活動場所:開発チーム外 この辺
  15. © 2025 estie Inc. 今考えている組織戦略(妄想) 26 Market Research Group (MRG)

    Enterprise Solution Group (ESG) Data Management Group (DMG) 横断組織 (Platformチームなどが所属) - 各事業部担当のQAEを置く - QAマネージャーは横断組織所属 - パターンとしては、Embedded + Enablement/Platformのハイブリッド QM
  16. © 2025 estie Inc. 今考えている組織戦略(妄想) 28 - 人員の全体最適(≒ 全体の戦略)はQAマネージャーの役割だったが、 事業部における戦略立ては事業部担当者に委譲する

    - 各事業部担当のQAE - 事業部におけるやることの優先づけと戦略を立てる - 戦略に基づく事業部毎の最適な動き方(人数感含め)も構想する - QAマネージャー - 全体の採用計画をトップダウンと各事業部担当のボトムアップで立てる - 事業部横断の課題や他職能(SREなど)とのコラボレーション設計を担う - 困った時の窓口となる ポイントは「選択と集中」 と 「委譲」
  17. © 2025 estie Inc. 戦略の背景(妄想) 29 - QAマネージャーが何でも決めなくて良い - 特に、兼務でプレイングも担当する場合、構造上全体を見るということが難しい

    - 現場のリアルな情報を持てる人に委譲すればOK - 少人数で複数事業部 + マルチプロダクトをカバーするのは現実的に限界がある - とはいえ、どこかのプロダクトだけ良ければいい訳ではない - その前提で、選択と集中することで痛みが明確になり、組織として対策できる - 各QAEが事業コミットできる状態を作りたい - 組織として強くなるには個人個人が120%の力を出し続けたいと思える構造が重要 - 結果として、専門性が磨かれて個人のスキルとキャリアにも還元される
  18. © 2025 estie Inc. 今考えている組織戦略(妄想) 32 Market Research Group (MRG)

    Enterprise Solution Group (ESG) Data Management Group (DMG) 横断組織 (Platformチームなどが所属) とは言え人材も必要!採用!!!