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1on1を上達するために

nitt-san
May 17, 2019
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 1on1を上達するために

エンジニアの成長を支える1on1ワークショップ

nitt-san

May 17, 2019
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Transcript

  1. エンジニアの成長を支える
    1ON1ワークショップ
    2019.05.18(SAT)
    1ON1を
    上達するために

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  2. SEIICHIRO NITTA
    (NITT-SAN)
    ABOUT ME
    エンジニアリングマネージャー
    いきなり1ON1などをして暮してゐる
    5年住んだ川崎から最近引っ越しました
    引っ越し先は川崎です

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  3. INDEX
    1.1on1の目的について
    2.コーチング / ティーチング 

    メンタリング / フィードバック
    3.アクナレッジメントの重要性
    4.傾聴とは何か
    5.1on1の進め方

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  4. 1ON1の目的について
    NO.1

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  5. 1ON1
    やってますか?

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  6. 1ON1
    何のために
    やってますか?

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  7. View Slide

  8. おとなりの方と
    話し合ってみましょう
    (2分)

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  9. 戦略と
    作戦と
    戦術の
    違い
    戦略
    作戦
    戦術
    作戦
    戦術 戦術 戦術

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  10. 1ON1は
    戦術の
    ひとつ
    継続的に成長を続ける
    開発組織の構築
    従業員満足度を
    高め
    離職率を減らす
    1ON1
    技術力の向上
    目標

    設定
    技術
    ブログ
    ペア

    プロ

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  11. 何のため?
    継続的に成長を続ける
    開発組織の構築
    1ON1
    技術力の向上
    技術
    ブログ
    ESを高め

    離職率を減らす
    目標

    設定
    ペア

    プロ
    従業員満足度を
    高め
    離職率を減らす

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  12. 継続的に成長を続ける
    開発組織の構築
    1ON1
    技術力の向上
    目標

    設定
    技術
    ブログ
    ペア

    プロ
    ESを高め

    離職率を減らす
    従業員満足度を
    高め
    離職率を減らす

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  13. 1ON1にはいろんな効果が期待できる
    メンバーのことを知る
    メンバーと関係を深める
    アラートに早く気付ける 目標のすり合わせ
    心理的安全性を高める
    業務報告
    業務指示・指導
    経験学習の促進

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  14. 1ON1にはいろんな効果が期待できる
    メンバーのことを知る
    メンバーと関係を深める
    アラートに早く気付ける 目標のすり合わせ
    心理的安全性を高める
    業務報告
    業務指示・指導
    経験学習の促進
    何も考えないと
    適当に話して
    おしまい

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  15. 1ON1にはいろんな効果が期待できる
    メンバーのことを知る
    メンバーと関係を深める
    アラートに早く気付ける 目標のすり合わせ
    心理的安全性を高める
    業務報告
    業務指示・指導
    経験学習の促進
    何のためにやるのかを
    大切に!

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  16. コーチング / ティーチング
    メンタリング / フィードバック
    NO.2

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  17. コーチング
    ティーチング
    メンタリング
    フィードバック

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  18. 違い
    わかりますか?

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  19. COACHING
    コーチング
    • 『引き出す』
    • メンティーは

    気付きを得て

    次のアクションを

    決める
    • メンターには

    質問力が必要

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  20. TEACHING
    ティーチング
    • 『教える』
    • メンティーは

    知識を得て

    実務に活かす
    • メンターには

    指導力が必要

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  21. MENTORING
    メンタリング
    • 『支える』
    • メンティーは

    助言を得て

    悩みを解消する
    • メンターには

    理解力が必要

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  22. FEEDBACK
    フィードバック
    • 『伝える』
    • メンティーは

    自分の現状を知り

    改善をする
    • メンターには

    伝達力が必要

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  23. 一番大事なのは
    何でしょう?

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  24. 「コミュニケーション量の増加」によって、上司と部下の信頼関係が作られる
    「傾聴」を通して、部下理解が深まる。上司と部下の相互理解の深まり
    「承認を通して」部下のモチベーションが向上する
    「質問やフィードバック」を通して、部下が業務から「学びや気付きを獲得する」
    「気付きや学び」をもとにして、部下が「新たな行動やチャレンジをする」
    「チャレンジ」を通して、部下が成果への貢献感と能力の向上を自覚する
    1ON1のコミュニケーションレベル
    レベル6
    レベル5
    レベル4
    レベル3
    レベル2
    レベル1
    出典 : シリコンバレー式最強の育て方 / 世古 詞一(かんき出版)

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  25. コミュニケーションレベルで適切に使い分け
    コーチング

    ティーチング
    メンタリング
    フィードバック

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  26. アクナレッジメントの
    重要性
    NO.3

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  27. WHAT'S ACKNOWLEDGEMENT?
    アクナレッジメントとは?
    承認すること
    認めること

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  28. WHAT'S ACKNOWLEDGEMENT?
    アクナレッジメントとは?
    承認すること
    認めること
    =褒めること

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  29. WHAT'S ACKNOWLEDGEMENT?
    アクナレッジメントとは?
    承認すること
    認めること
    =褒めること
    では
    ありません

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  30. WHAT'S ACKNOWLEDGEMENT?
    褒めて育てる?
    人に褒めてもらうために

    良い行いをする
    褒めてくれる人が

    居なければ

    適切な行動をとらない

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  31. WHAT'S ACKNOWLEDGEMENT?
    褒めて育てる?
    他人の期待を

    満たすために

    生きるようになる

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  32. 褒めてくれる人?
    期待してくれる他人?

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  33. それって
    誰のこと?

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  34. あなたです

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  35. あなたのチームを

    あなたがいないと

    動けないチームに
    したいですか?

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  36. 「〜〜はすごい成果だね」とか「〜〜はうまくできているね」

    「〜〜がよくて助かったよ」といったように

    できあがったものに対して、それを主観を込めて伝える。

    「ほめる」に近いが、「ほめる」ことも承認の一部なので、

    より広い範囲で承認を捉えることが重要。
    「結論から話すようになった」とか「前よりよく調べてある」とか

    「時間通りに来ているね」などポジティブな行動をとったときに、

    褒めるでもなく、その行動を言葉に出して伝える。

    これによって、この行動は承認されているのだと相手が感じることがある
    存在承認とは、

    相手が今ここにいてくれてありがたいというメッセージ。

    たとえば、挨拶をするといったことが挙げられる。

    会った時に笑顔であることなども重要。

    前に行っていたこととを覚えているとか、頑張っている様子を見て

    肩を叩いて励ますといったことも存在承認の1つ。
    アクナレッジメントは3つの段階がある
    存在承認
    行動承認
    結果承認
    出典 : エンジニアリング組織論への招待 / 広木大地(技術評論社)

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  37. 存在を承認する
    出典 : エンジニアリング組織論への招待 / 広木大地(技術評論社)

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  38. ACKNOWLEDGE EXISTENCE
    存在を承認する
    • ちゃんと挨拶する

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  39. ACKNOWLEDGE EXISTENCE
    存在を承認する
    • ちゃんと挨拶する
    • 無視しないで

    話を聞く

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  40. ACKNOWLEDGE EXISTENCE
    存在を承認する
    • ちゃんと挨拶する
    • 無視しないで

    話を聞く
    • 相手に

    感謝を伝える

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  41. ACKNOWLEDGE EXISTENCE
    存在を承認する
    • ちゃんと挨拶する
    • 無視しないで

    話を聞く
    • 相手に

    感謝を伝える
    • 気にかけて

    話しかける

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  42. ACKNOWLEDGE EXISTENCE
    存在を承認する
    • ちゃんと挨拶する
    • 無視しないで

    話を聞く
    • 相手に

    感謝を伝える
    • 気にかけて

    話しかける
    • 自分本位でなく

    相手本位で

    話をする

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  43. やれてる!

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  44. 本当に?

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  45. View Slide

  46. 最近ついうっかり
    メンバー相手に
    やれていなかったことを
    思い出してみましょう
    (1分)

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  47. FOLLOW UP
    フォローアップ
    やれていないことに
    気づいたら
    そのままにせず
    フォローしましょう

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  48. 傾聴とはなにか?
    NO.4

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  49. どうして傾聴が
    重要なの?

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  50. WHY DO YOU NEED ACTIVE LISTENING
    どうして傾聴が必要?
    相手の話を
    引き出すために
    重要だから

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  51. もうひとつ

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  52. ここでクイズ

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  53. あなたは今
    上司から1ON1を
    受けています

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  54. 上司が

    次のような

    態度だと
    どう感じますか?

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  55. View Slide

  56. WHY DO YOU NEED ACTIVE LISTENING
    どうして傾聴が必要?
    相手の話を
    誠実に聞いていると
    言外にサインを出すため

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  57. ACTIVE LISTENING
    傾聴(積極的傾聴)とは
    聞き手が

    自ら進んで

    相手の話に

    耳を傾ける姿勢
    アメリカの臨床心理学者

    カール・ロジャースが

    1957年に提唱

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  58. 基本姿勢
    ノンバーバル

    コミュニケーション
    バーバル

    コミュニケーション
    アクティブリスニングの構成要素

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  59. 基本姿勢

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  60. 話し手と同じ視点を持って物事を理解しようとする姿勢
    話し手の言動や思考に対して、否定や評価をしない姿勢
    話し手と向き合う自分が、ありのままの状態であること
    話し手に誠実であり、正直であろうとする心構え
    アクティブリスニングにおける基本的な3つの姿勢
    自己一致
    無条件の

    肯定的配慮
    共感的理解

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  61. バーバル(言語的)
    コミュニケーション

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  62. GIVE RESPONSES
    相槌
    • 要約する
    • Aさんが

    ○○したんですね
    • 感情を抜き出して

    リピートする
    • それは不安ですね
    • それは

    イライラしますね

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  63. SYMPATHY AND REPEAT
    共感と繰り返し
    • ○共感

    ✖同感
    • 共感とは、

    相手がそのような

    気持ちになった

    理由を理解すること
    • 同感とは、

    自分が相手と

    同じ気持ちになること

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  64. SYMPATHY AND REPEAT
    共感と繰り返し
    • 話し手の言葉を

    自分の言葉で

    繰り返す
    • 発した言葉をあえて

    『別の言葉』に

    言い換えながら

    あいづちをうち(※1)
    • 自身の理解が

    相手の意図と

    違っていてもOK
    • 間違っていれば、

    話し手が指摘する

    ↓

    会話を通じて

    お互いの認識を

    近づけられる
    (※1:出典 最高のリーダーは何もしない /藤沢久美 ダイヤモンド社)

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  65. 妻も子育てに追われて

    ストレスが溜まっているのを知っているから、

    自分が家事をやってあげたいと思ってはいます。
    でも、疲れて帰って家が片付いていないと

    イライラして、怒鳴ってしまうんです
    共感と繰り返し
    出典 : HTTP://CAREERGARDEN.JP/COLUMN/ACTIVE-LISTENNING/
    あなたならどう発言しますか?
    考えてみましょう(1分)

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  66. 妻も子育てに追われて

    ストレスが溜まっているのを知っているから、

    自分が家事をやってあげたいと思ってはいます。
    でも、疲れて帰って家が片付いていないと

    イライラして、怒鳴ってしまうんです
    共感と繰り返し
    出典 : HTTP://CAREERGARDEN.JP/COLUMN/ACTIVE-LISTENNING/
    奥さんの代わりに

    家事をしてあげたい気持ちはあっても、

    疲れているとつい怒鳴ってしまうんですね

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  67. OPEN END QUESTION
    オープン・エンド・クエスチョン
    • 5W1Hで答えられる
    質問をする
    • Yes/Noで

    回答させると

    会話がすぐ

    終わってしまう


    ↓


    話を

    引き出すことが

    できない!

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  68. ノンバーバル

    (非言語的)
    コミュニケーション

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  69. POSITION OF GAZE
    視線の位置
    • 相手の目を見る
    • なるべく

    キョロキョロ

    しない
    • 苦手な場合は

    眉間を見ましょう

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  70. NATURAL FACIAL
    自然な表情
    • 自然体であること
    • 無理に笑顔を作らない
    • 特に感情を伴う場合

    話し手の

    表情に合わせる

    (ミラーリング)

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  71. VOICE TONE
    声のトーン
    • 基本的には

    相手に合わせるのが

    ベスト

    ➕

    • 大きすぎない
    • 早口でまくしたてない
    • 抑揚をつける

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  72. POSTURE
    姿勢と体の向き
    • 自分のやり易い

    ポジショニングを

    見つけましょう!
    • 正面
    • 誠実感
    • 威圧感
    • ななめ
    • 正面よりも緊張感が薄れる
    • なんだか不自然かも
    • 横
    • 親しみ
    • 馴れ馴れしい?

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  73. 1ON1の進め方
    NO.5

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  74. 1ON1へのフィードバックを行う
    記録を残す
    1ON1
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    1ON1の流れ

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  75. 1ON1へのフィードバックを行う
    記録を残す
    1ON1
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    1ON1の流れ

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  76. SHARE TODAY'S AGENDA
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    1on1の用意を整え

    アジェンダを明確にする

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  77. WHICH IS THE BEST?
    事前に話す事を用意する?用意しない?
    事前準備は

    面倒くささとやりやすさの

    トレードオフ
    いま既にハードルが高いなら

    まずはやってみることを

    優先してみては?

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  78. 出典 : HTTPS://BLOG.SHIBAYU36.ORG/ENTRY/2018/12/17/193000
    事前シート 例1
    ## 困っていること・気になっていること
    ## 最近やった中でうまくいったなと思ったタスク
    ## エンジニア目標振り返り
    ## 話したいことなんでも
    ## 最近やったことリスト
    ## 1on1後にやるアクション

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  79. 出典 : HTTPS://NITT-SAN.HATENABLOG.COM/ENTRY/2019/02/16/140844
    事前シート 例2
    ## 最近気になっていること
    ## 最近、うまくいったなと思ったこと
    ## 最近、うなくいかなかったなと思ったこと
    ## いま困っていること
    ## 目標と、達成状況

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  80. 1ON1へのフィードバックを行う
    記録を残す
    1ON1
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    1ON1の流れ

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  81. 1ON1
    1ON1
    アクション化
    深掘り
    本題の傾聴
    アイスブレイク

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  82. 1ON1
    アイスブレイク
    重要なのは
    変に恥ずかしがらないこと

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  83. 1ON1
    アイスブレイク
    •共有できる話題を

    見つけて話す
    •自己開示する
    •相手の話をする


    などなど…

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  84. 1ON1
    本題の傾聴
    自ら進んで

    相手の話に耳を傾ける

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  85. 1ON1
    深掘り
    事実や感情に対して

    『なぜ』を問い続ける

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  86. 1ON1
    深掘り
    •『なぜ』

    そう感じた?
    •『なぜ』

    そうした?
    •『なぜ』

    そうしなかった?
    •『なぜ』

    そう言った?
    •『なぜ』

    そうしなければならない
    と思った?

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  87. 1ON1
    深掘り
    相手が考えている時は
    黙って待ちましょう

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  88. 1ON1
    アクション化
    以下の内容を必ず確定し

    次回の1on1で経過を確認
    •いつから?
    •いつまで?
    •誰がやる?
    •誰とやる?
    •何をやる?
    •どうすれば完了とする?

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  89. 1ON1へのフィードバックを行う
    記録を残す
    1ON1
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    1ON1の流れ

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  90. RECORDING
    記録に残す
    •実施日時・場所
    •今日話したことの概要
    •事実と感情
    •決定アクション

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  91. RECORDING
    記録に残す
    やり方は色々あるので

    試してみましょう

    •ホワイトボードや

    大きい模造紙に

    2人で書きながら

    1on1を進める
    •GoogleDocumentsで

    共有しながら

    中身を2人で書いていく

    などなど…

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  92. 1ON1へのフィードバックを行う
    記録を残す
    1ON1
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    1ON1の流れ

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  93. FEEDBACK
    1ON1へのフィードバックを行う
    「今日の1on1

    どうだった?」

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  94. 1ON1へのフィードバックを行う
    記録を残す
    1ON1
    事前に1ON1で話したい内容をお互いに共有する
    おさらい : 1ON1の流れ

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  95. RE : 1ON1
    おさらい : 1ON1の流れ
    アクション化
    深掘り
    本題の傾聴
    アイスブレイク

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  96. ご静聴
    ありがとう
    ございました

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