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チーム間の情報共有を促進させて より良い協働をするための工夫 / scrum fest mikawa 2022

nob210209
September 17, 2022
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チーム間の情報共有を促進させて より良い協働をするための工夫 / scrum fest mikawa 2022

nob210209

September 17, 2022
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  1. チーム間の情報共有を促進させて より良い協働をするための工夫 Retty株式会社 渡辺 涼太 Scrum Fest Mikawa 2022 2022/09/17

  2. 渡辺 涼太 / Ryota Watanabe 所属: Retty株式会社 役職 : Webエンジニア

    自己紹介 https://user.retty.me/4024825/
  3. 目次 1. チームの紹介 2. 2チームでの開発の課題 3. 課題解決の打ち手 4. LeSSのトラベラーを導入 a.

    工夫したこと b. よかったこと c. 新たな課題
  4. チームの紹介

  5. チームの紹介 • 全社で1つのプロダクトを意識しており、1人の意思決定者と、職能横断のスクラムチームが協働し て開発するLeSSフレームワークを採用しています。 • 機能を数多くリリースすることより、その先に何を成し遂げたいのか、アウトカムを意識した議論 をしています。 BackLog SM Engineer

    Engineer PO PM Planner Designer プロダクト部門 WhatとWhyに責任を持つ
 Howに責任を持つ 全員で ユーザーに価値を届ける プロダクトバックログを作る エンジニアリング部門
  6. チームの紹介 SM Engineer Engineer SM Engineer Engineer toC領域の開発チーム toB領域の開発チーム エンジニアリング部門のチームは

    大きく2つの領域に分けられます
  7. チームの紹介 今回は私の所属するtoB領域の開発チームの話です toC領域の開発チーム toB領域の開発チーム SM Engineer Engineer SM Engineer Engineer

  8. チームの紹介 きりんさんチーム ももてんチーム toB領域の開発チーム

  9. チームの紹介 • toB領域の開発経験が多いメンバーが多い • 特定のドメインに詳しいエンジニアがいる • レガシーなシステムでの開発経験が多い • 新システム構成(マイクロサービス)の開発経 験がない

    ももてんチームの特徴
  10. チームの紹介 • toB領域の開発経験が少ないメンバーが多い • ドメインに詳しいエンジニアが少ない • レガシーなシステムでの開発経験が少ない • 新システム構成(マイクロサービス)の開発経 験が多い

    きりんさんチームの特徴
  11. 2チームでの開発の課題

  12. 2チームでの開発の課題 技術的知見やドメイン知識の共有ができておらず無駄な調査工数が発生した 2チームで開発を進める際に、うまく情報共有できず、認識齟齬による手戻りが発生した 1 2

  13. 2チームでの開発の課題 技術的知見やドメイン知識の共有ができておらず無駄な調査工数が発生した 2チームで開発を進める際に、うまく情報共有できず、認識齟齬による手戻りが発生した 1 2

  14. 2チームでの開発の課題 部分的にももてんチームに 開発をお願いしたいです! きりんさんチーム ももてんチーム OKです! 対応していきます〜!

  15. 2チームでの開発の課題 対応したPR確認したんで すが、今回の依頼した部分 の仕様の認識が間違ってそ うです.... きりんさんチーム ももてんチーム あれ、認識ずれてました か?

  16. 2チームでの開発の課題 技術的知見やドメイン知識の共有ができておらず無駄な調査工数が発生した 2チームで開発を進める際に、うまく情報共有できず、認識齟齬による手戻りが発生した 1 2

  17. 2チームでの開発の課題 タスク分解したけ ど合ってるの? 予約可能なお店の 状態って何? マイクロサービス にサービスを追加 する環境構築やっ たことない

  18. 課題解決の打ち手

  19. 課題解決の打ち手 説

  20. 課題解決の打ち手 説

  21. 課題解決の打ち手 LeSSの公式によると 参考 :https://less.works/less/framework/coordination-and-integration#Travelerstoexploitandbreakbottlenecksandcreateskill

  22. 課題解決の打ち手 • 技術的なエキスパートが、必要としているチームのメンバーになり チームのボトルネックを解消する • 複数のチームに入り、チーム同士の関係性を強化する。 そして、チームを横断した知識や技術の習得を促進し、チーム間の調 整も可能にする Point

  23. 課題解決の打ち手 LeSSのトラベラーを導入してみよう!

  24. LeSSのトラベラーを導入する際に工夫したこと

  25. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 トラベラーの進め方はいくつかありそう • モブワークによる業務知識、技術的知見の共有 • 知見共有会を開く • トラベラー先のチームの一員として実装する 等々...

  26. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 トラベラーの進め方はいくつかありそう • モブワークによる業務知識、技術的知見の共有 • 知見共有会を開く • トラベラー先の一員として実装する 等々...

  27. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 なぜモブワークで進めようとしたのか? きりんチーム、ももてんチームそれぞれでモブワークが 頻繁に活用されていて馴染み深かった

  28. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 トラベラーでモブワークする場合に工夫したポイント 人数は、トラベラーしたメンバー+1~2人くらいで進める 1 2 3 4 ゴールを決める 時間は1時間ごと区切って休憩を5~10分取る (ペアプロやモブプロの場合はドライバーを30分ずつ交代する)

    ゴールが達成されたらトラベラーしたメンバーは元のチームに戻る
  29. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 1 ゴールを決める ゴールを決めないまま進めると目的やタスクの完了がわからない

  30. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 人数は、トラベラーしたメンバー+1~2人くらいで進める 2 過剰に人数を投入しても費用対効果が悪い

  31. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 3 時間は1時間ごと区切って休憩を5~10分取る (ペアプロやモブプロの場合はドライバーを30分ずつ交代する) 集中力が続く範囲で行う PRレビューやSlackの確認など場合に応じて長めに休憩を取る

  32. LeSSのトラベラーを導入 〜工夫したこと〜 4 ゴールが達成されたらトラベラーしたメンバーは元のチームに戻る 目的が達成されてトラベラーで進める意味がなければトラベラーした メンバーは元のチームに戻る

  33. LeSSのトラベラーを導入してよかったこと

  34. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 複数チームにおける開発方針の情報共有が円滑になった

  35. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 きりんさんチーム ももてんチーム 2チームで開発するにあたり 主導するチームにトラベラーをする

  36. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 ボトルネックの調査をして、実装方針を決める

  37. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 きりんチーム ももてんチーム ゴールが達成されたら戻る

  38. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 片方のチームに情報が偏らない 1 複数のストーリーを持つ大きめの施策において、複数チーム開発の情報共有のコストを下げる スプリントごとに対応チームが変わってもキャッチアップに時間がかからない 決まった経緯や方針が共有される

  39. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 2チームで開発を進める際に、うまく情報共有できず、認識齟齬による手戻りが発生した 技術的知見やドメイン知識の共有ができておらず無駄な調査工数が発生した 課題1の解決 1 2

  40. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 技術的知見、ドメイン知識の共有が円滑になった

  41. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜

  42. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 塩崎さん 山下さん きりんチーム ももてんチーム

  43. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 調査する時間が減り、対応工数が少なくなる 1 2 3 4 未知の情報を既知にすることができ、プランニングの精度が高くなる ドメイン知識が共有され、属人化の解消につながる 技術的知見が共有されて技術力向上につながる

  44. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 1 未知の情報を既知にすることができ、プランニングの精度が高くなる 助かる! さっそくタスク分解から やりましょう! マイクロサービスに サービス追加したこと あるので一緒にやりま しょう

    ももてんチーム 山下くん
  45. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 2 調査する時間が減り、対応工数が少なくなる ももてんチーム マイクロサービスに サービスを追加する環 境構築の方法を調査 予約可能なお店? 資料はどこ? 他部署と連携の必要が

    あるタスクは?
  46. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 3 ドメイン知識が共有され、属人化の解消につながる きりんチーム 塩崎さん 予約可能な在庫の条件って複雑 ですね〜 少し在庫周りのドメイン知識が付 きました!

  47. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 4 技術的知見が共有されて技術力向上につながる 次、似たようなタスクが来たら問 題なく対応できるぞ!

  48. LeSSのトラベラーを導入 〜よかったこと〜 2チームで開発を進める際に、うまく情報共有できず、認識齟齬による手戻りが発生した 技術的知見やドメイン知識の共有ができておらず無駄な調査工数が発生した 課題2の解決 1 2

  49. LeSSのトラベラーを導入後の新たな課題

  50. LeSSのトラベラーを導入 〜新たな課題〜 トラベラー先のチームやトラベラーした人の働き方のリズムや雰囲気が わからないのでやりにくい 1

  51. LeSSのトラベラーを導入 〜新たな課題〜 ももてんチームにきりんさんチームからトラベラーする

  52. LeSSのトラベラーを導入 〜新たな課題〜 ゴールは決まったけど、どう進めるのが良いんだろう? トラベラーする人にどういう動きをもとめてるんだろう?

  53. LeSSのトラベラーを導入 〜新たな課題〜 トラベラーする人の動き方の認識があっておらず 進捗が思い通りにいかなかった

  54. LeSSのトラベラーを導入 〜新たな課題〜 トラベラーする人の動き方について期待値調整をする 新たな課題の打ち手 以下のような期待値調整をしてみるとよさそう • トラベラーする人に主導して開発してほしい • 開発リソースが足りないのでチームメンバーの一員として開発してほしい • などなど

  55. さいごに

  56. さいごに チーム間の情報共有の手法の一つにLeSSのトラベラーを導入した事例をお話させていただきま したが、LeSS以外のフレームワークでも導入可能だと思います。情報共有で課題を感じている 方に、解決手法の一つとして参考になれば幸いです。