Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

プロダクトの成長を促す PMのコミュニケーションのあり方 #pmconf2023

nezu(Tony)
November 29, 2023
2.2k

プロダクトの成長を促す PMのコミュニケーションのあり方 #pmconf2023

2023年11月29日(水)に開催された
プロダクトマネージャーカンファレンス 2023(pmconf2023)にて
登壇した際の投影資料になります。

▼ セッション概要
ユーザー課題発見、価値および要求仕様定義といったプロダクトのWhy、Whatを決めることはPMのミッションですが、一方、プロダクトに関わるコミュニケーションも含めてこそ、広義の意味でのプロダクトマネジメントになります。

「これはPMの仕事?」と思うような調整や説明がプロダクトの成長につながることがあるため、そういったコミュニケーションのスタンスやナレッジを含めた広義のプロダクトマネジメントの一例をお話します。

nezu(Tony)

November 29, 2023
Tweet

Transcript

  1. 自己紹介 ▼主なミッション ・中堅&成長企業向けの経理財務領域のプロダクト戦略組織管掌 ・財務会計製品「クラウド会計Plus」のプロダクト責任者 根津 陽 ねづ あきら マネーフォワードビジネスカンパニー クラウドERP本部

    プロダクト戦略部 部長 ▼これまでのキャリア エンジニア → スタートアップ(R&D全般) → リクルート(PMM) →マネーフォワード(PM&Mgr) ※スタートアップでPMのアドバイザーしています
  2. PMの責任、ミッションとは • WHY - WHAT - HOWの考え方におけるWHY - WHATの部分 ◦

    ユーザーの課題をみつける ◦ 課題からプロダクトの価値を定義する ◦ 機能に対して”要求”する仕様を検討する プロダクトを通してユーザーの課題を解決する PM関連書籍でもディスカバリープロセスの知見は 広く深くまとまってきている
  3. ステークホルダーの”視野”の違い PM セールス マーケ エンジニア デザイナー 経営 サクセス サポート プロダクトをベースとしつつも、見ている&追う視点は異なる

    売上目標 商談数、顧客 広告効果 CAC オンボーディング完了数 クロスセル、アップセル 問い合わせ数 応対品質 UIUX ユーザー 事業計画 PL 工数 技術課題
  4. • PMが普段使うワードをそのまま利用しない ◦ 例 : プロダクトバックログ、アウトカム、ストーリーなど... ◦ 対ビジネスには開発用語、対開発にはビジネス用語を噛み砕く 1. 相対する人のロール、理解度に合わせたスタンスをとる

    • プロダクト以外でもアウトカム志向である ◦ ロードマップや仕様書等のドキュメントを作ったらOKではない ◦ 実は求めていたものはそれではないかもしれない ◦ “相手が知りたいことは何か、それを伝えられているか”を重要視する