PPPPスクールレクチャー2018.06.29２

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1. 和歌山リノベーション推進指針と リノベーションスクールについて 和歌山市都市建設局都市計画部都市再生課 リノベーション推進専門員 榎本和弘 和歌山リノベーション推進指針と リノベーションスクールについて
2. リノベーションスクールとの出会い イベントは開催しているが、根本的な解決策 になっていない！ 衝撃の◦◦動画発見
3. 予算獲得 何をしたか 企画書を作成し上司に説明しても、多 分、ほとんどの方は分かってもらえな い （清水さん談 国交省のお役人にも 説明してもわかってもらえない 笑）
4. 上司たちを会議室等に 缶詰め動画上映会 （これ、楽でいいですｗ）
5. 国（県）から地方都市に 出向してくる上級役人を うまく使いこなせ
6. 民間の仲間にも動画上映 会＋勉強会 （この人たちの、反応を 見たほうが良い）
8. リノベーションスクールまでの展開 １ まちなか遊休不動産調査 ２ リノベリング現地視察 （まちの変化の兆し発見） ３ 講演会 （和歌山では、３部作） ４ スクール
10. まちの兆し発見 文具とカフェの店 スイッチ
11. 講演会 ３回講演会 述べ人数 約５００人
12. リノベーションスクールの仕組み ①まちづくりへの思いのある受講生が、リノベーショ ン先駆者のレクチャーやアドバイスを受ける。 ②実在する遊休不動産を再生させるための事業計画を 立案する。 ③不動産オーナーに提案し、事業化を目指す。 ④リノベーションスクールを通じて、まちづくり会社 の設立等、まちづくりの担い手の育成を進める。 スクールの様子 スクールの受講生 リノベーションまちづくりを進めていくため、短期集中合宿「リノベーションスクール 」を開催し、遊休不動産の再生とまちづくりの担い手の育成を図っている。 出典：株式会社リノベリング HP リノベーションスクール リノベーションスクールとは？
13. 第１回リノベーションスクール＠わかやま リノベーションスクール＠わかやまの様子
14. ぶらくり丁通常時（2014年）
15. ポポロハスマーケット開催時（２０１４．５）
17. リノベーションスクールの開催状況 平成25年度からリノベーションスクールを６回開 催し、これまでに約1８0名が受講。 開催状況 第１回スクール H26.2.20～23 事業計画3コース 受講生30名（市内19名、市外11名） 第２回スクール H26.10.31～11.2 事業計画４コース 受講生34名（市内17名、市外17名） 第３回スクール H27.11.6～8 事業計画4コース 受講生30名（市内14名、市外16名） 第４回スクール H28.3.25～27 セルフリノベーション２コース 受講生18名（市内9名、市外9名） 第５回スクール H28.11.11～13 セルフリノベーション２コース 受講生14名（市内７名、市外７名） 事業計画３コース 受講生27名（市内14名、市外13名） 第６回スクール H29.11.3～5 事業計画３コース 受講生26名（市内13名、市外13名）
18. まちなかの変化の兆し 市営駐車場を活用したイベント （和歌山城下・まちなか河岸） 水辺空間を活用したイベント （市堀川クルーズ） 空き店舗での新規開業事例 before ぶらくり丁商店街での民間イベント （ポポロハスマーケット） ぶらくり丁商店街での民間イベント （ビールフェス）） 道路を活用した民間イベント （グリーングリーンプロジェクト） リノベーションスクールが契機となり、受講生等が商店街や道路、河川を活用したイベントを開 催。商店街の空き店舗でも、波及的に新たな事業が相次いで実施されている。
19. スクールの趣旨は人材育成！？ 家守＝民間自立型まちづくり会社 江戸時代、地主や家主に代わり、そ の土地・家屋を管理し、地代・店賃の 徴収を行った管財人。差配人。また、 番所に詰めて御用も勤めた。 家守会社の設立状況 •㈱サスカッチ（H26）•㈱紀州まちづくり舎（H26） •㈱ワカヤマヤモリ舎（H27）•㈱宿坊クリエイティブ（H28） •㈱真田堀家守舎（H29）
20. リノベーションスクールに関連した実事業
23. 石窯ポポロ リノベーションデータ ▪Before 服地の店みきや 木造２階建て 築年数不明 ▪After １階：(農園レストラン) 石窯ポポロ ２階：(ゲストハウス) Macomo リノベーションスクールからの経緯 第１回リノベーションスクールの対象 ↓ 2014年5月「ポポロハスマーケット」開 催 １万人来場 ↓ ９月より工事がスタート ↓ 2015年2月8日：石窯ポポロオープン
31. リノベーションデータ 構造：鉄筋コンクリート造５階建 ▪Before 共同住宅＋事務所 竣工：1969年 ▪After 簡易宿所＋共同住宅＋事務所 改修：2015年12月 リノベーションスクールからの経緯 第2回リノベーションスクールの対象 オーナーもユニットメンバー ↓ 2015年4月 ワカヤマヤモリ舎設立 ↓ 2015年12月 Guesthouse RICOオープ ン ↓ 第4回リノベーションスクールで屋上をリ ノベーション（菜園、ウッドデッキ等） Guesthouse RICO
43. 水辺座 リノベーションデータ 構造：鉄筋コンクリート造3階建 ▪Before 旧ドコモショップビル １階事務所兼２、３階住宅 築 昭和43年 リノベーションスクールからの経緯 第3回リノベーションスクール ↓ 2016年3月 改修工事開始 ↓ 第4回リノベーションスクール ↓ 2016年4月 ㈱宿坊クリエイティブ設立 ↓ 2016年5月 プレオープン ↓ 2016年10月1日 グランドオープン
52. リノベーションまちづくりの目的や方向性、進め方を示すため、委員や一般参加者から の発言に基づき「わかやまリノベーション推進指針」を平成29年３月に策定。 第１回 H28.7.15 テーマ｢家守と不動産オーナー｣ 第２回 H28.9.1 テーマ｢周辺エリアの魅力的コンテン ツ・和歌山の新産業｣ 第３回 H28.10.20 テーマ｢子育てと女性が活躍できるま ち｣ 第４回 H28.11.14 テーマ｢和歌山の空間資源｣ 第５回 H28.12.20 テーマ｢戦略的都市政策と公民連携～ 補助金からファイナンスへ～｣ 第６回 H29.1.13 テーマ｢和歌山の未来 まとめ｣ 委員長 嶋田 洋平 ㈱リノベリング 代表取締役 委 員 梅田 千景 和島興産㈱ 代表取締役 樫畑 友洋 ㈱南北 常務取締役 源じろう proyect g oficina 代表 倉方 俊輔 大阪市立大学大学院工学研究科 准教授 武内 淳 ㈱宿坊クリエイティブ 代表取締 役 豊田 英三 ㈱ワカヤマヤモリ舎 代表取締役 永瀬 節治 和歌山大学観光学部 准教授 吉川 誠人 ㈱紀州まちづくり舎 代表取締役 依岡 善明 城善建設㈱ 代表取締役社長 ３ リノベーションまちづくり わかやまリノベーション推進指針の策定 リノベーションまちづくり構想検討委員会
53. ①質の高い教育機会と子育て環境の創出 ②遊休不動産の住宅転用 ③都市型産業の振興と質の高い雇用の創出 ④民間駐車場の農園等への転用 ⑤道路の歩行者空間化 ⑥まちなかとフリンジ駐車場や和歌山大学を結ぶ二次交通 ⑦河川・水辺空間の活用 ⑧水辺周辺の公共不動産の活用 ⑨新たなファイナンススキームの構築 ⑩まちなかと周辺エリアをつなぐ新たな観光戦略 ⑪まちなかと周辺エリアのネットワーク化と情報発信 空き家を子供向け教室にリノベーション （ハウスブルーネ） 子供向け音楽教室の開催 空き店舗を日本酒バーにリノベーション （水辺座） 空き店舗を農園レストランにリノベーション （石窯ポポロ） 共同住宅をゲストハウスにリノベーション （GuesthouseRICO） 雑賀崎の漁村集落 指針のテーマ 実現のための戦略 教育高品質なまち（公の教育×民の教育） 質の高い教育機会 と子育て環境の創出 空間資源 の活用 × ⇒ • 新しくて質の高い様々な教育機会･教育環境の 提供による｢学｣のコンテンツの充実 • 子育て世代をはじめとする世代の居住促進 質の高い雇用の創出 都市型産業の振興 市民誰もが品質の高い教育を受ける機会に恵まれて いるまち 今の城下町わかやまにふさわしいコンテンツが充実して いるまち 空間資源 の活用 × ⇒ • まちのニーズにあった新しいコンテンツの提供 • 雇用の確保 • 多世代の交流促進 コンテンツのあふれるまち わかやまリノベーション推進指針 リノベーションまちづくりの目的や方向性、進め方を示すため 平成29年３月に策定。
54. 小中一貫校の開校や３大学の誘致、市民図書館･市民会館の移設リニューアルが進 んでいること、既にリノベーションまちづくりによる事業化がなされている次のエ リアを重点エリアとする。 JR和歌山駅 市役所 巡回バス 第５回スクールの案件 過去のスクールから実事業化した案件 今後事業化を目指す物件 スクール前からあったリノベーション物件 ステーキ弁当・カフェ 【CAFE29】 日本酒バー 【水辺座】 子供向け英会話・ヨガ教室 【PETERSOX】 BAR 【BAR NO.11 （バール・ヌメロオンセ）】 城北地下 駐車場 本町地下 駐車場 大新地下 駐車場 県立医科大学薬学部 開校予定 （平成33年） 市民会館 開館予定 （平成33年） 市掘川 歩行者空間の候補エリア 農園レストラン 【石窯ポポロ】 まち宿を目指す エリア まち宿を目指す エリア 船着場（観光船・レジャー・スポーツ） 旧NPO ボランティアサロン 京橋駐車場 シェアハウス・ ゲストハウス 【RICO】 伏虎義務教育学校 開校予定 （平成29年） 南海和歌山市駅 （仮称）和歌山信愛大学 教育学部開校予定 （平成31年） 認定こども園・子ども支援 センター開設予定 （平成32年度） ３ リノベーションまちづくり わかやまリノベーション推進指針の策定 対象エリア 推進指針のゴールイメージ
55. 居住 促進 産業 振興 コミュ ニティ 再生 空き家･空き地･駐車場･ 道路･河川･公共施設 利用度の低い不動産 質の高い 教育機会と 子育て環境 の創出 質の高い 雇用の創出 住 学 育 働 遊 都市型産業 の振興 空間資源の活用 指針の方向性 推進指針の方向性
56. 指針策定によって生まれた効果 各課による連携 ・政策調整課 ・都市計画課 ・都市再生課 ・建築指導課 ・公園課 ・河川課 ・和歌山県 等々
57. 市堀川水辺ビジョンを策定 ポポロハスマーケット 株式会社紀州まちづくり舎 シェアサイクル ユタカ交通株式会社 和歌山市と株式会社紀州まちづくり舎の連携 ◎都市再生推進法人 ９法人認定 ①特定非営利活動法人砂山バンマツリ ②特定非営利活動法人愛福会 ③株式会社紀州まちづくり舎 ④株式会社sasquatch（サスカッチ） ⑤一般社団法人みんとしょ ⑥株式会社真田堀家守舎 ⑦株式会社ワカヤマヤモリ舎 ⑧株式会社宿坊クリエイティブ ⑨ユタカ交通株式会社 交付式 平成29年12月26日 ・全国最多の９法人が都市再生推進法人として活躍。 57 公民連携によるまちづくり
58. リノベーションまちづくりの事業費 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 取組 事業費 (千円) 15,924 6,561 11,426 19,349 13,863 内 訳 国 9,480 7,600 6,586 県 15,765 その他 5,500 600 一般 159 6,561 1,946 6,249 6,677 スクール (事業計画) スクール (事業計画) スクール (事業計画) スクール (事業計画･セ ルフ) スクール (事業計画) スクール (事業計画) スクール (事業計画) スクール (セルフ) 遊休不動産･ オーナー意向 等調査 遊休不動産･ オーナー意向 等調査 (県負担) 講演会開催 (３回) 講演会開催 (３回) (県等負担) 講演会開催 (１回) リノベーション まちづくり構 想検討委員 会 ⇒わかやまリ ノベーション 推進指針 アフターフォロ ー アフターフォロ ー アフターフォロ ー わかやまリノベーション会議 • まちづくり会社の事業への融資制度の 検討・実施 • リノベーション指針の戦略の検討・実施
59. 市堀川水辺プロジェクト 市堀川を活用し、既存の公民 プロジェクトを有機的に結びつけ、 新たな回遊軸を創出することで、 まちなかの賑わい・域内消費を 拡大させる。 かわまちづくり支援制度（国土交通省） 【ソフト支援】 河川に係る規制等の緩和、 事業推進への助言 【ハード支援】 安全・安心に係る水辺の まちづくりに合わせた整備 地域活性化のために景観、歴史、文化及び観光基盤などの地域が持つ「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、 市町村及び地元住民と河川管理者の連携の下、「河川空間」と「まち空間」が融合した良好な空間形成を目指す取組み 「かわまちづくり計画」の登録により、河川管理者の和歌山県、民間事業者、地域住民とともに、市堀川の水辺空間をまちにひらいていく 那珂川（福岡市） 道頓堀（大阪市） 【整備・利活用の例】 【水辺整備の例】 ・民間事業者による水辺のオープンカフェ等の 営業活動と河川管理者による護岸整備や 管理用道路（散策路）の整備 ・民間事業者による船着場の整備に併せ、 河川管理者が高水敷整正、護岸、坂路等を整備 民間事業者の発意による河川空間の形成が実現可能
62. 和歌山市における民間主導による公民連携まちづくり 62 内川について 県による整備（1998年（平成10年）） 遊歩道の整備など内川に社会的関心を高める事で、環境改 善につなげる取組を実施。周辺の区画整備なども行われた。
63. 和歌山市における民間主導による公民連携まちづくり 63 内川について 2014年10月～ 2014年10月、2016年9月 1967年～ 内川をきれいにする会 ミズベリング和歌山 ポポロハスマーケット ＆ カヌー体験CF 2014年10月 河川の環境改善や活用を推進する民間の活動
64. 平成26年10月18日ポポロハスマーケット＠mizube
65. 和歌山市における民間主導による公民連携まちづくり 65 内川について 背中 背中 背中 背中
66. 和歌山市における民間主導による公民連携まちづくり 66 内川について 背中向いちゃってるし。 誰も通ってないし。 国体の開催に合わせて実施した川沿いのイルミネーション がされている期間は通行時間の拡充を住民が要望
75. 和歌山市とＪＲ西日本和歌山支社 「リノベーションまちづくり」で連携 協定 自治体と鉄道会社で初 2018.0604産経新聞 インフラ系民間会社との連携 東急電鉄が主催した 東京でのリノベーショ ンスクールに、ＪＲ西 日本、南海電鉄を引 率し取り組みを紹介し 予算を確保した。
76. まちが楽しくなれば、 最大の受益者は自分 市民が主役＝自分
77. とにかくやってみよう！ 未来の子供たちから 笑われないように！