Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

今後10年の7つの戦略的取組み

Avatar for QREC QREC
September 24, 2023
450

 今後10年の7つの戦略的取組み

Avatar for QREC

QREC

September 24, 2023
Tweet

Transcript

  1. ①i-Labと 7つの戦略的取組みのマッピング ④FSEによる地域の 人材育成基盤づくり 学内 地域 研究 ⑦学生の起業プロセスに関する研究と教育へのフィードバック EIR 大学院生

    +ポスドク +ラボ教授 =母集団形成 ⑤メンター/コーチ等のプール形成 九州在住者/出身者 (含UIJターン人材) ③ GAP NEXT に よ る ス タ ー ト ア ッ プ の 促 進 ⑥ 福 岡 地 域 の エ コ シ ス テ ム 形 成 に よ る 事 業 化 促 進 イ ノ ベ ー テ ィ ブ な ス タ ー ト ア ッ プ 輩 出
  2. 【7つの戦略的取組みの概要】 1.院⽣・ポスドクの巻き込みと⼤学技術シード育成の強化 ※”孵化させるべき卵” の増加、学⽣の挑戦意欲や起業意志の醸成、研究からインパクトのあるスタートアップへ ①ディープテック・スタートアップを担う院⽣・ポスドク向けのi-LabとEIR ②異分野融合による実践的な教育の推進 ③⼈材育成と技術商業化が同期した’GAP NEXT’によるスタートアップの促進 2.地域エコシステムの形成と連携強化 ※地域内のビジョン&リソースが融通可能な地域イノベーション・エコシステムの形成

    ④ Fukuoka School of Entrepreneurship(FSE)による地域の⼈材育成基盤づくり ⑤スタートアップ⽀援⼈材(メンター∕ コーチ、等)のプール形成と活⽤ ⑥福岡地域のエコシステム形成による事業化促進 3.起業にまつわる研究の強化 ※研究による教育効果の裏付け、より効果的な教育へ ⑦学⽣の起業プロセスに関する研究と教育へのフィードバック 学内 地域 研究
  3. ①ディープテック・スタートアップを担う 院⽣・ポスドク向けのi-LabとEIR 狙い:九州⼤学発ディープテック・スタートアップを⽣み出す⼟壌を創る i-Lab  狙い:九州⼤学からディープテックスタートアップを創出するための 学⽣⼈材プールの形成する。  アクション:大学院生を中⼼とした起業家の卵や⽀援⼈材のコミュニティを形成する。 アクセラアクセラレータプログラム参加者やラボ訪問でのスカウトを通じて候補⽣を獲得。

    さらに教育プログラムやGAP NEXTとの協働を通じて育成を⾏う。 EIR(アントレプレナー・イン・レジデンス;客員起業家制度)  狙い:孵化間近の起業家の卵に対する重点的⽀援による起業の促進  アクション:起業の意図と課題が明確な学⽣を選抜し、資⾦援助やメンタリングといった形で、 集中的かつ⻑期的にエコシステムで⽀援する。
  4. ②異分野融合による実践的な教育 狙い:デザイン×ビジネス×アントレを核に、⼯・農・情報系や医系等を含めた 異分野連携の教育基盤の形成 デザイン× ビジネス× アントレ連携の中核的価値 •デザイン=⼈間理解にもとづき、イノベーションの意味を深める •ビジネス=ビジネスの仕組みで、イノベーションに実現性を与える •アントレプレナーシップ=不確実性の⾼い環境で、イノベーションの機会を⾒出す •この3分野の融合をプラットフォーム的に位置づけ、さらに多様な連携へと拡張を図る

    学⽣にとって •所属部局をアンカーとしながら、専⾨を超えた知識やネットワークが得られる •他専⾨⼈材とのコラボレーション能⼒が⾼まる •総合的なソリューション提案に必要な俯瞰的視野や⾏動⼒が得られ 九州⼤学にとって •分野を越えたコミュニティ=『総合知』の基盤形成 •社会に対する総合的なソリューションの提案 社会(企業や地域)にとって •特定分野だけでは解決できない課題への 統合的アプローチの獲得 •専⾨を越えて俯瞰し提案できる⼈材の獲得
  5. ③⼈材育成と技術商業化が同期した "GAP NEXT"によるスタートアップの促進 狙い:九州⼤学発ディープテック・スタートアップ⽀援の仕組みを創る QRECアクセラプログラム •狙い:①学⽣発プロジェクトの社会実装レベルへの引き上げ、 ②起業⽀援⼈材(i-Lab)の育成 •アクション:QRECの教育プログラム内外で⽣まれた学⽣発のビジネスプランを、 8週間の集中プログラムで社会実装のレベルまで加速させるプログラムを実施 QRECアクセラプログラムとGAP

    NEXTとの効果的な接続 •狙い:育成した起業⽀援⼈材(i-Lab)と研究者発プロジェクトとのマッチングによる ⼤学シーズ商業化の促進、学⽣発プロジェクトの商業化の促進 •アクション:起業⽀援⼈材(i-Lab)をインターンとして研究者シーズとマッチングさせ、 学⽣発ビジネスプラン(=EIRのプロジェクト)をGAP NEXTで⽀援
  6. ④Fukuoka School of Entrepreneurship(FSE) による地域の⼈材育成基盤づくり 狙い:世界標準のE教育を福岡市全域に展開 ⼤学・教員にとって •基礎部分を共有化することで負荷軽減(FSE)し、各教員・各⼤学の強みを 発揮できる教育に集中可能に。(各⼤学で実施) •最新の教授法、コンテンツなどを情報交換・共有ができる

    学⽣にとって •体系的なアントレプレナーシップを学習できる •⼤学・学年・専⾨を超えたネットワークが形成。 •福岡の中⼼/スタートアップ輩出拠点FGNとの接続。 福岡にとって •共通理解を持つ起業家候補群の層の厚み •社会⼈(起業家含む)に対する最新知識の提供 •起業家、起業家候補群、学⽣との 接続によるコミュニティ形成
  7. ⑤ ⽀援⼈材(メンター/コーチ、等)のプール形成と活⽤ 狙い:教育から社会実装への展開を⽀援 メンタープールの運⽤ •メンタリングの体制作り ▪S.I.P.等に取り組む学⽣に対して、定期的にメンタリングを実施できる仕組みの構築。 •⽀援ステージ(⽬的)に適合的なメンターのプールとアサインの仕組みづくり ▪⽀援ステージ:アイデア考案、仮説検証(POC)、社会実装 ▪アクセラ・プログラムとの連携 メンター・ディベロップメント(MD)

    •メンタリングの経験・スキル共有 •メンタリング研修 教育から社会実装につなげていくためには、ステージに合わせて適切な⽀援ができるメンターが必要である。 メンターは、学⽣が主体的に考え、主体的に⾏動することを促進し、 且つ各ステージ(⽬的)や分野に応じて社会実装へと導くことが必要。 このメンター⼈材のプールを形成するため、経験やスキルを共有する研修等、MDを実施。
  8. ⑦学⽣の起業プロセスに関する研究と教育へのフィードバック Aim: Giving feedback to improve and enhance the entrepreneurship

    education program based on the statistical research result. To conduct the students' entrepreneurial process research and clarify the impact of the entrepreneurial education (EE) program on the students' entrepreneurial intention. To encourage the students' entrepreneurial intention by motivating them to develop their desirability towards entrepreneurial activities. To let more people know about QREC research by publishing research articles in domestic/international journals and participating in domestic/international conferences. To launch a new academic entrepreneurship journal and organize entrepreneurship international conferences, and workshops.