Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

スプリントレビュー改善 コミュニケーションの質を 見直した話

Avatar for riou tomita riou tomita
December 21, 2025
5

スプリントレビュー改善 コミュニケーションの質を 見直した話

Avatar for riou tomita

riou tomita

December 21, 2025

Transcript

  1. Money Forward, Inc. Money Forward, Inc. 2 富田 理央 ERP開発本部

    関西開発部 副部長 2023年10月入社 →スマホゲーム開発10年 →BtoBのスタートアップ →マネーフォワード Riou Tomita
  2. Money Forward, Inc. 以前の課題 • 複数のチームがDemoを行う ◦ 参加者:エンジニア、PO/デザイナー、 ビジネスメンバー  (sales,

    カスタマサクセス、カスタマサポート) • 言語の壁 ◦ ビジネスメンバーは日本語 ◦ エンジニアは英語 ◦ miroを使ったり、同時通訳を入れたりした • Scrum Fest Fukuokaで少し話しました
  3. Money Forward, Inc. 通訳・多人数開催の限界 • 通訳では全てを表現しづらい ◦ 非言語的な情報が落ちる ▪ 「熱量」や「わいわい感」

    • スプリントレビューに参加するエンジニアが多くなった ◦ 圧倒的にビジネスメンバーよりも多い ◦ ビジネスメンバーは気軽に意見を言い出しづらい
  4. Money Forward, Inc. バザール形式の導入 • バザール形式? ◦ 1つの大きなミーティングの代わりに、 各チームは小さな「ブース」(お店のようなもの)を作る ◦

    スプリントの成果物をそこでプレゼンする ◦ 参加者はどのブースを訪れてもOK 質問したり、アイデアを共有したりできる ◦ チームがスプリント中に作ったものを見せる 市場(バザール) のようなもの
  5. Money Forward, Inc. バザール形式の導入 • MiroとZoomを使う ◦ Miro上にバザールを作る ◦ チームはzoomのブレイクアウトルームに分かれる

    ◦ 参加者はブレイクアウトルームに入り、チームから説明を受け、 フィードバックを行う • 英語で開催 ◦ 別れて話すので、少人数での会話となる ▪ 英語が苦手な人のプレッシャーが少なくなる ◦ ビジネスメンバーは参加しない ▪ 別でPOとビジネスメンバーが日本語で会話する場が作られた 半分ぐらい
  6. Money Forward, Inc. 直面した現実 • フィードバックの問題 ◦ ドメインエキスパートはPO・デザイナー ▪ 身体は一つ

    • 同時開催されると、キーマンが回りきれない • フィードバックの希薄化 ◦ ドメイン知識に基づいた改善案が出にくい
  7. Money Forward, Inc. 新形式(解決策) • 得られたもの ◦ PO/デザイナーが全チームのデモに参加する ▪ 担当外のチームも見る

    ◦ ドメインエキスパートからのフィードバック ▪ 単に「すごい!」「おお!」というような意見でもモチベーション 向上につながる ▪ 画面UI/UXの標準化 • 画面Aではこうだったけど、この画面では違うの?
  8. Money Forward, Inc. 改善はまだ続く! • タイムボックスは適切なのか? ◦ もっと話したい場合はどうするのか • miroの使い方を微調整

    ◦ PO・デザイナーとエンジニアの付箋紙の色を分ける • 毎回少しずつ改善を積み重ねている
  9. Money Forward, Inc. まとめ • 課題の変遷と選択: ◦ 多人数・言語の壁 → バザール形式(発散・参加しやすさ重視

    ) ◦ ドメイン知識・コミュニケーションの質の希薄化 → シングル・トラック(収束・フィードバックの質重視 ) • 最大の学び: ◦ プロダクトチームの状況や環境に寄って、適したレビュー形式を選 んで良い