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iddance2_ritou.pdf

ritou
November 01, 2019

 iddance2_ritou.pdf

#iddance Lesson 2. Digital Identityの秋の発表資料です。
https://idance.connpass.com/event/146664/

ritou

November 01, 2019
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Transcript

  1. 新規登録機能の作り方
    @ritou
    #iddance Lesson.2
    2019/11/01

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  2. @ritou いとうりょう
    •(株)ミクシィ エンジニア
    •OpenIDファウンデーション・ジャパン エバ
    ンジェリスト
    •#idcon #iddance

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  3. なんで今回
    新規登録を扱うのか?
    •C向けサービスにおいては重要な機能
    •パスワード認証とともに成熟してい
    て、今後大きな変化がありそう
    •設計等の議論があまりない

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  4. 今日の内容
    •新規登録でやってることの振り返り
    •パスワードレスに向けた心の準備
    •Registration APIどう作る?

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  5. 新規登録とは?
    •招待もしくは自発的に「新規登録」
    •ゲストプレイ状態からの「本登録」

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  6. 新規登録でやること
    •利用規約/プラポリへの同意
    •サービスに必要な属性情報の登録
    •認証のためのクレデンシャル設定

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  7. サービスに必要な
    属性情報の登録
    •プロフィール情報
    •アイコン、ニックネーム、自己紹介
    •連絡先
    •email / SMS ←確認処理が必要

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  8. 認証のための
    クレデンシャル設定
    •ユーザー識別子
    •サービスが払い出す文字列
    •ユーザーが決めた文字列

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  9. 認証のための
    クレデンシャル設定
    •検証に必要な情報
    •アカウントリカバリーに必要な情報

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  10. 認証のための
    クレデンシャル設定
    • アカウントリカバリーとは
    • 検証不可能な状態を正常に戻す
    • 別の認証方式or複数設定+設定変更

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  11. 認証同様、現状の新規登録フローは
    パスワード認証に最適化されている

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  13. シンプルな処理フロー
    1. 連絡先(SMS/Email)を要求
    • 登録の有無を判定し、未登録なら
    確認
    • 確認が済んだら設定
    2. パスワードを要求、設定
    3. ニックネームなどを要求、設定

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  14. 連絡先(SMS/Email)の
    用途
    •サポート時の連絡
    •サービス内の通知

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  15. 連絡先(SMS/Email)の
    用途
    •サポート時の連絡
    •サービス内の通知
    •認証時のユーザー識別子
    •アカウントリカバリーの所持(※)認証

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  16. 認証
    •パスワード認証
    •ユーザー識別子に連絡先を指定

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  17. パスワードリセット
    •連絡先にURL/コード通知
    •秘密の質問、生年月日は単体の記憶
    認証として不十分
    •パスワードを再設定

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  18. 連絡先の処理
    • ユーザーが入力した連絡先は本人の
    ものではないかもしれない
    • 有効、登録済みの連絡先リストの精
    査の可能性もある(スクリーニング)
    • 登録の有無はエラーとして返すべき
    ではない
    • 連絡先への通知には含んでも良い

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  19. ID連携/ソーシャルログイン
    を用いる新規登録フロー

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  21. ID連携,ソーシャルログイン
    •サービスに必要な属性情報の登録
    •IdPが提供する値で補完
    •認証のためのクレデンシャル設定
    •IdPが提供するアサーションを利用

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  22. ID連携,ソーシャルログイン
    例:OpenID Connect
    •サービスに必要な属性情報の登録
    •ID Token/UserInfo API
    •認証のためのクレデンシャル設定
    •IdPの識別子+ユーザー識別子

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  23. ID連携の処理フロー
    1. IdPに認証要求
    2. IdPからの認証応答の処理
    • 連絡先の登録有無
    • その他属性情報の利用
    • IdP側のユーザーIDを紐付ける

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  24. 連絡先の処理
    • ID連携でVerifiedでもらった値は
    ユーザーの持ち物として扱って良い
    • 登録の有無はユーザーに見せても
    良さそう
    • 既に登録済みなのでログインさせ
    たり、ユーザーに聞いたり

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  25. パスワードレス時代の
    新規登録フローとは?

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  26. の前に、あなたの言っている
    パスワードレスとは?

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  27. パスワードレスの定義
    •パスワードを使わなければOK?
    •所持 or 生体 or 記憶(ローカル?)
    •FIDO2 UserPresent許容?
    •FIDO2 UserVerified相当?
    •所持 + (記憶 or 生体)

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  28. パスワードさえ使わなければ
    リスト攻撃は防げる!
    (他は…?)

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  29. 通知を利用
    •SMS/Email/Push 所持のみ or 2要素
    •パスワードリセットでの実績
    •リカバリー?(通信状況が…)
    •複数経路用意 or 別の認証方式

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  30. FIDO2 UserPresent
    •所持 : フィッシングには強いが盗ま
    れたら終わり
    •リカバリーどうする?(紛失、破壊)
    •複数Authenticator/他の認証方式

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  31. ID連携/ソーシャルログイン
    •自分たちでパスワード持たないので
    パスワードレス
    •IpPはパスワード認証かも
    •リカバリー?(IdP死んだ、BAN)
    •IdPと心中 or 別の認証方式

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  32. パスワードを扱わずに
    複数要素でStrongの称号を!!!

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  33. FIDO2 UserVerified
    •所持 + (記憶 or 生体)
    •リカバリー?(紛失、破壊)
    •複数Authenticator
    •(複数要素が保証された)IdPと連携

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  34. ID連携を落とし所に
    •パスワード + U2F やってるところな
    らFIDOと並べても良いのでは
    •2段階/要素であることを検証できれ
    ば使える
    •acr/amr @ OpenID Connect

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  35. Strongな登録フロー案
    1. StrongなIdPとの連携or連絡先確認
    • IdPから連絡先が取得できたらOK
    2. Authenticator設定
    • ID連携の場合も設定させたい
    3. 属性情報の設定

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  36. まだ見本となるサービスが
    出てきていない今がチャンスかも

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  37. 新規登録APIの設計について

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  38. 下記要件の新規登録API、どう設計しますか?
    連絡先: メールアドレス
    確認必須
    属性情報: ニックネーム、生年月日
    個別の画面で入力. 画面は戻ったりできる.
    認証方式: パスワード or Google/Appleアカウント
    Sign-In with 何とかでよろ

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  39. 標準化が進む認証に比べて

    新規登録のAPIはサービス任せ
    •自由度が高いので考えないと…
    •考えたくなかったらAuth0/Firebase

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  40. 必要な機能
    •ユーザー作成
    •メールアドレス設定、確認
    •ニックネーム設定
    •生年月日設定
    •パスワード設定
    •ID連携(Google/Apple)

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  41. 必要な機能
    •ユーザー作成
    •メールアドレス設定、確認
    •ニックネーム設定
    •生年月日設定
    •パスワード設定
    •ID連携(Google/Apple)
    REST / RESTful?

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  42. 必要な機能
    •ユーザー作成
    •メールアドレス設定、確認
    •ニックネーム設定
    •生年月日設定
    •パスワード設定
    •ID連携(Google/Apple)
    RPC
    or
    独自?

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  43. 必要な機能
    •ユーザー作成
    •メールアドレス設定、確認
    •ニックネーム設定
    •生年月日設定
    •パスワード設定
    •ID連携(Google/Apple)
    個別?
    or
    トランザクション?

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  44. Legacy mBaaS Style?
    •(故)parse.com,ニフクラなんとか
    •淡々とAPIを叩いていく
    •REST/RESTful時々RPCみたいになる
    •ゴミデータできないか?

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  45. Transactional Style?
    •個別の処理後、ユーザー作成
    •データの持ち方はいくつか方法あり
    そう
    •一連の流れが標準化されると嬉しい
    かもしれない

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  46. 今までに実装した例をちょっと紹介

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  47. Transactional Registration
    (JWT Base)
    •WebAppのCookie Sessionみたいな
    •Registration Token(JWT)にバックエ
    ンドサーバーがデータを詰めていく
    •フロー変更も割と柔軟にできるので
    個人的にはオススメ

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  48. Transactional Registration
    (TransactionID Base)
    •WebAppでCookieにセッションID入れ
    るみたいな感じ
    •Registration Token(opaque)に紐づ
    けてバックエンドサーバーがデータ
    を保持(登録用テーブル的なの)

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  49. 時間がない
    •他に新規登録のAPIこう作ったよみた
    いなのがあったら教えてください

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  50. まとめ
    •新規登録の流れは決まっている
    •KYCとか必要なのは追加が必要
    •パスワードレスも基本を抑えればこ
    わくなさそう
    •今後はAPIの設計/実装も話していき
    たい(時間ぎれ)

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