フルリモートワークでのエンジニアマネージャーの悩み

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1. フルリモートワークでのエンジニアマネージャーの悩み リモートワークエンジニアの集い NCDC株式会社 十川亮平 2024年7月26日
2. はじめに 十川 亮平（そごう りょうへい）といいます NCDC株式会社で会社員として、フルリモートで１０年強働いています 途中まではCTO兼EMで、今はCTOです。 いろいろと悩むことも多いので、マネージャーがフルリモートで 気をつけている点や、困っていることを共有させてください
3. 会社の規模感の変遷 ４人 20人 エンジニアは 約半分 50人〜 エンジニアは約半分 自宅でやるか、同じ コワーキングスペースで 仕事していた １５名くらい入れるオフィスはある。 出社している人は日によって数人程度。 会社が契約しているコワーキングスペース に行っている人もちらほら。 エンジニアチーム全員で集まるのは 結構大変。もうイベント。 集まろうと思えば、 エンジニアチーム全員で 毎週くらいの頻度で集まれた。
4. マネージャー視点のリモートワークのいいところ l 採用に有利 l 日本全国で優秀な人を採用できる l リモートワークができる企業を探している人も多い l ライフスタイルの変化に柔軟 l 通常なら時短や退職を選択するような場合でも、調整しながら働ける l 子どもの送り迎えなど、出勤と重なるような時間帯のタスクをできる l 時間の調整が柔軟 l ちょっといいですか？がすぐできる l 全員フルリモートなので、一部の人だけリモートでオフィスでやっている 会議の盛り上がりについていけないということがない 4
5. 一方でリモートワークならではの悩みも・・・ 5 チームメンバーの体調管理 どのように評価するのか？ 一応、解決済みの問題 今でも課題 依頼したタスクがうまく行って いるのか、問題があるのか分 からない Slackの返事がない
6. どのように評価するのか？ l アウトプットには、ドキュメントや、コードだけではなく、 他の人へのサポート、チームへの貢献しているなども含む l プルリクのレビュー、困った時のサポート、勉強会の開催、 イベントの運営・・・ l どのくらいの量、質なのか l 多ければいいというものではないが、全然ないのは問題 6 アウトプットで評価するしかない
7. どのように評価するのか？ l オフィスにいるとその時自分が見ている範囲しか分からないが、 l リモートワークであることで、Slackでのやりとり（質問に回答しているな、 ハドルでコワークやっているな、など）、GitHubのPull Requestでのレ ビューコメントはその場に居なくても見れるようになった 7 一方でリモートワークだから、プロジェクト外からでも分かることもある
8. 依頼したタスクがうまく行っているのか、問題があるのか分からない l オフィスにいるときは、近くの席の人が長時間悩んでいたら、 気づいて話しかけると思います 8 これが分からない。せいぜい気付けるのは あの人今日全然Commitないな、Slackの投稿すくないな、くらい
9. 依頼したタスクがうまく行っているのか、問題があるのか分からない l 資料はDropbox上に常に同期 l 適切な粒度でCommitして、Push。時間がかかりそうな実装はドラフトで Pull Requestを上げる 9 対策① みんなが見えるところで作業しよう
10. 依頼したタスクがうまく行っているのか、問題があるのか分からない 1. プロジェクトごとのチャネルでメンション付けて報告・相談 2. プロジェクト外の人に技術的な相談ができる技術相談チャ ネル 『ほかのプロジェクトでこれやったことありますか？』 3. 聞くほどでもないけど、悩んでいることや、やっていることを 投稿できる自分用チャネル Aさん「いまこのエラーの解消に３０分はまってる・・・」 たまたま見かけたBさん「それ先週自分もはまりました。そのとき は・・・」 10 対策② 気軽に相談できる仕組み作り 優先度がより 高いもの 期日が迫って いるもの
11. ここから解決していない課題です。 いい案あったら教えてください！ 11
12. チームメンバーの体調管理 l リモートワークは生活リズムを崩しやすい l 前日寝るのが遅かったとしても、出勤があると朝起きて出かけないといけないの で強制的にリセットされる l リモートワークだと、自制しないとどんどんずれていく可能性がある l さぼってるとかではなく、特に一人暮らしだと、仕事とプライベートが同じ部屋だっ たりするので切り替えにくい l 生活リズムについては、どこまで上司や会社が踏み込んでいいのかと言うのは すごく難しい l 昨日何時に寝たとか、何時間寝たとか、今週は運動したのか、というのを 上司に管理されたくないですよね？ l こうしたらいいんじゃないの？くらいになってしまう 12 ２、３年に一人くらいは自律神経などによる体調不良。 個人のプラクティスとしていろいろあると思うが、会社の仕組みとして どうフォローできるのか解決策が見つかっていない・・・
13. Slackに返事がない l Slackはそもそも非同期のコミュニケーションだし、 数時間は集中していることもあるとおもうのでOK。 l ただ、まったくないのは心配になる 13 1on1でフォロー・・・以外になんかありますかねぇ・・・
14. マネージャー視点のリモートワークのいいところ l 採用に有利 l 日本全国で優秀な人を採用できる l リモートワークができる企業を探している人 l ライフスタイルの変化に柔軟 l 通常なら時短や退職を選択するような場合でも、調整しながら働ける l 子どもの送り迎えなど、出勤と重なるような時間帯のタスクをできる l いつでもコワークできる l ちょっといいですか？がすぐできる l フルリモートなので、一部の人だけリモートでオフィスでやっている会議の盛り上 がりについていけないということがない 14 リモートワークのいいところはいっぱいあるので、 リモートワークでも出社と同じくらい パフォーマンスだせるように工夫をしていきたいと思います！