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グループウォレットアプリ6gramの運用をはじめてみた / 6gram SRE NEXT 2020

ryosan470
January 25, 2020

グループウォレットアプリ6gramの運用をはじめてみた / 6gram SRE NEXT 2020

SRE NEXT 2020

ryosan470

January 25, 2020
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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 佐藤 良祐 (@ryosan-470 / @jtwp470) 株式会社ミクシィ ID・ペイメント事業部 2017年4⽉⼊社 ‣

    ~ 2019/04 モンスターストライク⽇本版SRE ‣ 2019/04 ~ 新規の決済系サービス「6gram」や社内決済基盤の開発と運⽤
  2. 決済サービスの基礎的な概念 (出⾦ / カード発⾏、管理) ユーザー 加盟店 アクワイアラ 国際ブランド クレジットカード決済 イシュア

    カード発⾏業務 加盟店管理 VISA / JCBなど ISO8583形式の電⽂ でやりとり ISO8583形式の電⽂ でやりとり
  3. 決済サービスの基礎的な概念 (⼊⾦ / 決済代⾏) ユーザー アクワイアラ 国際ブランド クレジットカードによる⼊⾦ 加盟店管理 VISA

    / JCBなど ISO8583形式の電⽂ でやりとり ISO8583形式の電⽂ でやりとり イシュア 決済代⾏
  4. アカウント要件 要件8 コンピュータにアクセスできる各ユーザーに⼀意のIDを割り当てる ‣ 8.2.3 パスワードは以下を満たす必要がある ‣ パスワードに7⽂字以上含まれる ‣ 数字と英⽂字を両⽅含む

    ‣ 8.2.4 パスワードは少なくとも90⽇ごとに変更する ‣ 8.2.5 これまで使⽤した最後の4つのパスワードのいずれかで同じである新しいパス ワードを許可しない
  5. コンテナをRead Only で動かす⼯夫 コンテナはAWS Fargate上で動かしている コンテナは Read Only で稼働させている ‣

    具体的には、ECSタスク定義の readonlyRootFileSystem を true にしている ⼯夫点 ‣ ログはファイルを作成せず、標準出⼒に ‣ 起動時に作成されるディレクトリはあらかじめ作成しておく
  6. 定時実⾏処理 バッチ処理には CodeBuild を使⽤ 売上データを取得、オーソリゼーション業務などの定時処理をすべてCodeBuildで 採⽤理由 ‣ AWS Batch は裏でEC2が爆誕するからだめ

    ‣ Lambdaは実⾏時間が短すぎる ‣ Fargate で 「タスクを動かす」は⼀部やっていたがリトライなどを⼿動でやるのが ⼤変だった ‣ さらに「読み取り専⽤」環境では動かないソフトウェアがあった
  7. 「6gram」システム構成 ‣ 開発⾔語: Elixir ‣ ⼀部 DynamoDB Streams を経由した NodeJS

    や解析環境で Python など ‣ インフラ: AWS ‣ データベース: DynamoDB ‣ コンピュート: Fargate ‣ 監視: CloudWatch、Rollbar ほぼすべてのコンポーネント (⼊出⾦処理、カード会社とのやりとり) は内製 ‣ なぜ内製しているのか、Elixir採⽤理由などは、Developer Boost 2019の「Elixirで 決済サービスを作ってみた」を! https://speakerdeck.com/enerick/elixir-dejue-ji-sabisuwotukututemita