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LLMについて深く知る
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sato
April 17, 2025
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LLMについて深く知る
sato
April 17, 2025
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Transcript
Copyright © SCSK Corporation AI×クラウドのはじめの一歩! AWS Certified AI Practitionerを取得しよう! LLMについて深く知る
ソリューション事業グループ クラウドサービス事業本部 クラウドサービス第二部 第二課 渡邉智士 2024年12月11日
1 Copyright © SCSK Corporation 本レクチャーの目的・概要 ⚫ コンピュータによる言語の解釈 ▶ 言語モデルとは?
⚫ LLMに関する手法の紹介 ▶ 学習方法など出力を改善する手法 ⚫ その他の話題 ⚫ 大規模言語モデルの技術的詳細 ▶ Transformerアーキテクチャ ▶ Attention機構 ⚫ 生成AIを扱うAWSサービス お話しすること お話ししないこと 本レクチャーの目的 ◼ 生成AIの分野、AWSサービス以外で覚えること多すぎますよね… ⚫ 大規模言語モデル(LLM)一般に関するキーワードを、流れに沿って理解 ⚫ 技術的な側面から自然言語処理に興味を持っていただく
Copyright © SCSK Corporation コンピュータによる言語の解釈
3 Copyright © SCSK Corporation 言語モデルの原理 ◼ 言語モデルは「次トークン予測」を行う ⚫ チャットボットも、物語生成も、ひたすらこれの
繰り返し ⚫ より詳しくは、各トークンが次に来る確率を 算出する ◼ トークンとは: ⚫ 単語やサブワードなどの言語処理の単位 ⚫ サブワード: 単語を更に分割したもの ▶ なぜ分割すると嬉しいか? inter-national, inter-culturalのように、単語の 部分が同じ場合に意味が関連する場合が多い Language Model Rats squeak and dogs bark: 35% howl: 15% … inter, superなどの接頭辞が 1トークンとしてカウント
4 Copyright © SCSK Corporation 言語を数字に落とし込む ◼ トークンをどうやってコンピュータが解釈可能にするか? ⚫ =どのようにトークンを数値データとして表現するか
⚫ One-hotエンコーディング 辞書サイズ(数万次元)の大きなベクトルが必要、効率悪い ◼ 埋め込み ⚫ ニューラルネットワークを使って次元数の圧縮 ▶ GPTでは512次元 ⚫ トークン(言語)の演算ができるようになった ▶ 単語の意味的関係をベクトルの関係で表現 埋め込み apple = [1, 0, 0, 0, …, 0] book = [0, 1, 0, 0, …, 0] cat = [0, 0, 1, 0, …, 0] … zeebra = [0, 0, 1, 0, …, 1] https://www.samyzaf.com/ML/nlp/nlp.html 現在はドキュメント全体の埋め込みも可能。 これにより関連する文書の検索が可能になる (cf. Titan Text Embeddings)
Copyright © SCSK Corporation LLMに関する手法の紹介
6 Copyright © SCSK Corporation LLM関連手法まとめ 事前学習 事前学習 継続事前学習 ファイン
チューニング プロンプト エンジニアリング RAG 学習パラメータ量
7 Copyright © SCSK Corporation 事前学習とファインチューニングの役割 ◼ 事前学習で言語の基礎や汎用的な知識を理解、ファインチューニング(微調整)でタスクに特化 ⚫ GPT:
同じモデルを複数のタスクに特化させる点で画期的だった ◼ GPT: 当時のベンチマークで最高スコアを叩き出す 事前学習: 膨大な学習データを用いて 次トークンを予測、正解と比較 ファイン チューニング 基盤モデル(FM): 言語の基礎を理解
8 Copyright © SCSK Corporation 事前学習とファインチューニングの違い ◼ 事前学習とファインチューニングの主たる違いは以下の通り。 継続事前学習について: 新たなドメイン知識を吸収するために、一度学習したモデルをさらにラベルなしのデータ(医療・科
学文献・ニュース等)で学習。既に学習した知識を保持するため、学習率は事前学習よりは小さい
9 Copyright © SCSK Corporation 正確な出力のための手法―言語モデルの弱点 ◼ 大規模言語モデルの弱点:ハルシネーション ⚫ 事実と異なる出力をする場合がある
▶ Strawberryという単語にrはいくつある? 2つです ▶ 11.9と11.12はどちらが大きいか 11.12です ⚫ LLMは「自然な次トークンを確率的に出力しているだけ」であるため ▶ 「確率的オウム」(Stochastic Parrot) ▲ ChatGPT 4oの出力 LLMの出力を改善する手法に ついて見ていきます
10 Copyright © SCSK Corporation プロンプトによる言語モデルの制御 ◼ プロンプトエンジニアリングの手法の例 ⚫ Few-shot
Prompting ▶ 実際の回答を得る前に、望ましい質問と回答のペアを数回プロンプトに含める ⚫ ロール設定 ▶ 「あなたは優秀なコンサルタントです」 ⚫ 思考の連鎖 ▶ 後述 ⚫ その他 ▶ 「リラックスして、深呼吸して」で精度が向上したという報告も プロンプトエンジニアリング LLMなどのAIから望ましい出力をするために入力する指示(プロンプト)を設計すること • 正確性、出力の形式 • このとき、モデルのパラメータは更新されない
11 Copyright © SCSK Corporation RAG ◼ RAGとは ⚫ Retrieval
Augmented Generation, 検索拡張生成 ⚫ 質問に対し、外部のナレッジベースを検索し、得られた関連情報を基に回答を作成 ◼ RAGの利点 ⚫ 再トレーニングすることなくドメイン固有・最新の情報を回答できるようになる コスト効率高 質問 (クエリのリライト) 問い合わせ 結果取得 質問文 + 知識を渡す 知識を用いて回答を出力 生成部 知識ベース 検索部
12 Copyright © SCSK Corporation 思考の連鎖(CoT) ◼ CoT (Chain-of-Thought): LLMに段階的な思考を出力させて精度の改善を促す手法
⚫ 登場当初(2022年)はプロンプトエンジニアリングの手法の1つだった ▶ Few-shot: 「質問」+「思考の過程」+「答え」の組を例示してから質問を投げかける ▶ Zero-shot: 「ステップ・バイ・ステップで考えましょう」いう文言に続けて答えさせると出力が改善 https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2308/24/news041.html
13 Copyright © SCSK Corporation 思考の連鎖(CoT) ◼ OpenAI o1で思考の連鎖が組み込まれ推論力が大幅に向上 余談:
生の思考過程は見せず、 その要約を表示しているという噂
14 Copyright © SCSK Corporation 2025/02/25 Update: 思考の連鎖(CoT) ◼ AnthropicがClaude
3.7 Sonnetを発表 ⚫ 2つのモードを使い分け ▶ 内部の推論を表示せずに直接応答する標準モード ▶ 推論プロセスを表示する拡張思考モード ⚫ 性能 ▶ コーディングでOpenAIの o1, o3-mini (high)を上回る ▶ ポケットモンスターでジムリーダーを3人倒す ⚫ 即時にAmazon Bedrockで利用可能に NEW! https://www.anthropic.com/research/visible-extended-thinking
Copyright © SCSK Corporation その他の話題
16 Copyright © SCSK Corporation 推論パラメータ: 温度、Top-p、Top-k ◼ 次に出力するトークンの決定方法: モデルの予測した確率に応じて次トークンを選択
◼ 温度:予測する確率の分布に影響し、生成するテキストのランダム性を調整するパラメータ ⚫ 低い 確実な単語を選びやすく、決まった答えになりがち ⚫ 高い ランダム性が増し、創造的だが一貫性が下がる ◼ Top-p, Top-k: どれくらい上位の候補のトークンを出力の選択肢とするか(割合/数) ⚫ 小さい 確実な単語を選びやすい ⚫ 大きい より多様な単語が出力の候補になる bark howl run chase growl 温度高 確率の差が小さくなる 出力の多様性が増す 温度低 確率の差が大きくなる 出力の多様性が低下 ▲ (参考)ボルツマン分布
17 Copyright © SCSK Corporation もっと勉強したい方へ クラウドコンピューティング コンセプトのハブ AWS公式 Youtube動画
書籍 ◼ クラウドコンピューティングに関 するコンセプトについて解説 ◼ LLMや生成AIについて技術的に 踏み込んで知りたい方向け ◼ 数式は少ない 3Blue1Brown 深層学習シリーズ ◼ LLM内部の計算方法とその意味 について視覚的に解説 ◼ 英語だが、有志によって和訳動 画がアップロードされている 大規模言語モデル入門 (技術評論社) ◼ 大規模言語モデルの理論から実 装まで幅広く取り扱っている ◼ 理論的なところまで踏み込みた い方、手を動かして学びたい方 向け
None
19 Copyright © SCSK Corporation RLHF 発展 ◼ RLHF: 人間のフィードバックによる強化学習
⚫ ファインチューニング後のモデルの出力を人手で順位付け、報酬モデルを構築 報酬を最大化するように言語モデルを最適化 ⚫ 順位付けするだけなのでファインチューニングと比較しトレーニングに用いるデータの作成コストを削減 https://aws.amazon.com/jp/what-is/reinforcement-learning-from-human-feedback/ 前述のファインチューニング 「HHH」を実現 Helpful: 有用 Honest: 正直 Harmless:無害
20 Copyright © SCSK Corporation BERT https://jalammar.github.io/illustrated-bert/ ◼ BERT: ⚫
Bidirectional encoder representations from transformers ⚫ 厳密には異なるがGPTと同系統のモデル(Transformer) ◼ 学習方法の違い ⚫ GPT: 入力に対して次のトークンを予測 ⚫ BERT: 1. 穴埋め [例] この映画は▪▪だったね!という入力が与えられ、 ▪▪の部分を前後の情報から予測 2. 文の関係 2つの文が与えられ、それらに関係があるかを予測 ◼ 得意なタスクの違い ⚫ GPT: テキスト生成対話システム ⚫ BERT: 文章の意味理解 ▶ BERTScore: BERTを用いて文どうしの類似性を測定 • 注: 文全体をベクトル化する訳ではなく、トークンごとの類似性 (コサイン類似度など)を算出して集計する やや発展
21 Copyright © SCSK Corporation 言語を数字に落とし込む: WordNet 参考 ◼ 言語の関係性を人手により整理
⚫ 1985年に開発 ⚫ 自然言語処理や知識表現を目的 Visualizing WordNet structure: Jaap Kamps, University of Amsterdam https://lexicala.com/review/2020/mccrae-rudnicka-bond-english-wordnet/
22 Copyright © SCSK Corporation 自動推論について ◼ 自動推論とは ⚫ 論理のルールに基づき、命題を数学的に証明する
▶ LLMはどこまでいっても確率的な出力に頼るが、自動推論では厳密な論理を基に結論を導くため (問題を正しく定式化さえできれば)必ず正しい答えを出せる ⚫ 解くことのできる問題の例 ▶ すべての猫は哺乳類であり、すべての哺乳類は動物である。したがって、すべての猫は動物である。 ▶ もしすべての鳥が飛べるなら、ペンギンも飛べる。しかし、ペンギンは飛べない。したがって、すべての鳥が飛べる わけではない。 ⚫ 人口知能の分野ではあるが機械学習ではない ⚫ AWS Bedrockガードレールで自動推論を用いた出力検証機能がプレビューで公開 参考