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AWS App Runnerで気軽にAPIを作ってみる ーそして、これはどんな人向けなのか?ー

Satoshi Kaneyasu
May 08, 2024
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AWS App Runnerで気軽にAPIを作ってみる ーそして、これはどんな人向けなのか?ー

[主にクラウドの話してます - 広島](https://connpass.com/event/315682)での発表内容です

Satoshi Kaneyasu

May 08, 2024
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Transcript

  1. 取り急ぎアプリ側だけの変化を優先させよう AWS Lambda Amazon API Gateway • そもそもフロントとバックが別れる • ソースの書き⽅が変わる

    • サーバーレスなりのデプロイ⽅法が必要 • AWS SAM、CI/CDがないと負担が⾼い AWS App Runnerを使えば ここの負担が軽くなる。
  2. AWS App Runnerのデプロイの仕組み • リポジトリ側にビルド・デプロイ⽤ファイル (apprunner.yaml)を⽤意します。 • AWS App Runnerはこのファイルに従い、

    ビルドとデプロイを⾏います • FastAPIで書いています。 • uvicornでAPIを起動しています。 • 環境変数については後述します。 ライブラリの Install 環境変数 APIの起動
  3. 実際の作業 • FastAPIのチュートリアルを参考にコード書きます。 • 起動コマンドで動作確認 uvicorn app.main:app --host 0.0.0.0 --port

    8080 • コンテナ内のFastAPI – DockerにあるDockerfileを参考に、 apprunner.yamlを書きます。 • GitHubにプッシュ。 • AWS App Runnerを設定、GitHubを⾒にいきデプロイ。
  4. RDSなどと連携させるのに、 VPCコネクタという機能が必要 Amazon Aurora AWS App Runner Virtual private cloud

    (VPC) Public subnet Private subnet <VPCコネクタ> セキュティグループもあり VPCコネクタからの 通信許可が必要 App Runner⾃体はあくまでパブリックにいる。 App Runnerの送信をVPCに向けないとPrivate Subnet内のRDSとの通信はできない。 送信をVPCに向けるとそのままだと外部との通信ができなくなるので、NAT Gatewayなどが必要になる。
  5. コンテナ化を進めていく⼈にお勧めかと AWS App Runner AWS Lambda Amazon API Gateway Amazon

    Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) コンテナの道 サーバーレスの道
  6. AWS App Runnerを⻑く使い続けられるか︖ • 若⼲の発展途上感とブラックボックス感を感じるので、 あくまでSIer向けの技術⽀援という観点だと微妙 • Elastic Beanstalkで苦労したので・・・ •

    保守フェーズでの引き継ぎに苦労する気がする • ⾃⾝で選び、開発できるなら⽴場なら話は別 • ⾃分で開発していいのなら選ぶことは⼤いにある
  7. まとめ • AWS App Runnerは⼿軽で格安 • コンテナ系技術で攻めていきたいなら⾜掛かりとしてアリ • ⾃分で開発できるならアリ、引き継ぎ伴うならちょっと待って •

    いざとなったら移⾏することは意識しておく⽅よさげ • なので、⼩さめなシステム、適度に分割されてるシステムと相 性がよさそう