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「社外イベント=意識高い」の壁を壊せ!元々無関心だった僕らが部内で社外イベントを...
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せーの
October 24, 2026
Technology
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「社外イベント=意識高い」の壁を壊せ!元々無関心だった僕らが部内で社外イベントを民主化して15人を連れ出すまで
スクラム祭り2026 福井トラック 13:00〜で発表したスライドです。
せーの
October 24, 2026
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Transcript
スクラム祭り 福井トラック 2026 / 10 / 24 「社外イベント=意識⾼い」の壁を壊せ! 元々無関⼼だった僕らが部内で社外イベントを ⺠主化して15⼈を連れ出すまで
せーの(清野 航) うえひろ(上野 博貴) / KDDI株式会社
⾃⼰紹介 せーの / 清野 航 KDDI株式会社 アジャイル開発部 グループリーダー / マネージャー
/ プロダクトオーナー Mr.Children‧乃⽊坂が好き。 X:@say_no_w ただし、DAM 精密採点DX-Gに限る カラオケで100点がとれます。歌が上⼿いわけじゃないです。
⾃⼰紹介 うえひろ / 上野 博貴 KDDI株式会社 アジャイル開発部 アジャイルコーチ / スクラムマスター
社内スクラムコミュニティ KSG 運営 X:@Ue_Hiro_Agile ローランドの名⾔集を⾒るのにハマってます
はじめに聞いてみたいこと 1. 誰かに曲や漫画を勧められた経験はありますか? (または勧めた経験ありますか?) 2. 勧められたものを実際に読んだりしたことありますか? (または⼿に取ってもらえましたか?)
はじめに⾔っておきたいこと そもそも単純に「これ、ええで!」って いうだけでは⼈には動いてもらえない
今⽇話したいこと 社外イベント=ハードル⾼いと思ってた僕らがそれを壊す側に回るまでの話 • 社外イベントって⾃分らには関係ないよなーって思ってた頃 • 何がきっかけで⾃分たちは変わったのか? • なぜ⾃分たちが広める側に回ろうと思ったのか? • どうやって熱を広げていったのか?
• ふりかえり
関係ないと思ってた頃の⾃分たちの話
1年前の⾃分たちが思っていたこと 社外イベント=優秀な⼈が⾏くもので⾃分たちには関係ない、と思ってた 清野の場合 • • 上野の場合 正直普通に仕事してるだけでも忙しいの • 知らない⼈と話すの正直ちょっと苦⼿… にそんな暇ないしなー
• 外で発信してる⼈って、なんか意識⾼い ⾏ってもかけた時間ほどリターンない 気がするんだよなー • ⼈⾒知りだから正直⾏きたくない • 外にいる⼈すごそうで⾃分ごときが ⾏ってもいいのか?恥ずかしくない? 系っぽいんだよなー • マネージャーに「⾏ってきなさい」って ⾔われると、逆に⾏きたくなくなる • そもそも、⾃分にとって本当に必要?
転機(何度も勧めてもらった) 社内の⼈やのりっくさんに勧められ⼀回だけ⾏ってみるか、となった ⼀回で⾏っていいので⾏ってみません? のりっく/Norihiko Saito(@nolick1219)https://x.com/nolick1219 ※掲載の許可はもらいました。 ワイ「お世話になってるのりっくさんも⾏くみたいだし、⼤阪にも帰れるから ⼀回くらい⾏ってみるか‧‧‧」って軽い気持ちで参加
初めて参加したイベント(上野:Agile Japan 2024) 不安だらけで⾏ったら、共感の嵐だった ⾏く前 • ⾃分のレベルで⾏っていい場所なのか不安 ⾏ってみたら • セッションを聞いて、共感の嵐!
• 登壇者のファンになり、過去のセッション をYouTubeで漁り始めた (なんだかんだで、懇親会は逃げました) 出典:AgileJapan2024(https://2024.agilejapan.jp/index.html) 出典:生成AI時代における人間の情熱とプロダクト志向 (https://2024.agilejapan.jp/wp-content/uploads/2024/11/1121_1000_ %E5%8F%8A%E5%B7%9D%E5%8D%93%E4%B9%9F.pdf)
初めて参加したイベント(清野:スクフェス⼤阪2025) 悩みの答えを探しつつビビりつつ上野さん含め4⼈で参加 • みんなでセッションを聞きながら 議論するのが本当に楽しかった • Discord眺めてるだけでも楽しい • みんなやさしい •
思ったより怖くない • みんな熱量⾼い チャットはダミーです。 結果、まんまとイベント楽しいやん…モチベ上がるやん…でハマってしまう
特に影響を受けた2枚のスライド 初めて参加したイベントでたまたま悩んでたことに激刺さりする 出典:最⾼のステークホルダーになるために https://speakerdeck.com/iwashi86/striving-to-be-the-best-stakeholder 漠然と⽬をつぶってた組織課題にも少しずつ向き合っていくようになった
社外の知⾒めっちゃ⼤事やんけ!みたいなのが印象づく テンションが上がりすぎて翌週に部会で学びをみんなで話しまくる
すんごい温度差を体験 改善の妄想が⽌まらない⾃分 vs すんとしている周り ⾃分(熱い) 周り(平熱) これやってみたい! 私は⼤丈夫です あれもやってみたい! (急によくわからないことを⾔い出したぞ…)
⾏った⼈と⾏っていない⼈の温度差が想像以上に⼤きかった
きっとこの熱が社内にあれば仕事はもっと楽しくなるはず • 組織はもっとよくなる • 仕事はもっと楽しくなる • だから⾃分たちが受けた体験を みんなにもしてほしい
でも薦めるだけだと⼈は動かない もともと関⼼が⾼い⼈しか反応してくれない状況 もともと関⼼が⾼いメンバー → 参加表明 それ以外のメンバー → ⾒て⾒ぬふり… 初めて全体に出した参加者募集(2025/08/28 Teams)
「いいですよ」だけだと⾏動まで変えることができなかった
⼈に⾏動してもらうのは本当に難しい 曲や本ですら難しいのに「社外イベントへの参加」が簡単なわけがない ⾏動のハードル イベントに来てもらう 丸⼀⽇‧移動‧参加費 本や漫画を読んでもらう 数時間‧数百円〜 曲を聴いてもらう 数分‧無料 コストも⼼理的ハードルもすごく⾼い⾏為をやってもらう必要がある
参加者を増やすために何をしたのか?
はじめに決めた⼤きな⽅針 基本⽅針:強制参加はしない
「興味を持ってもらう」と「背中を押す」 関⼼と⾏動を別のハードルとして扱ってアプローチを設計する 関係ないと思っている ちょっと気になる ① 興味を持ってもらう ⾏ってみる ② 背中を押す
障壁ごとに打ち⼿を当てた4つのアプローチ ⾏動の障壁を⼀つずつ取り除いていく アプローチ 越えたい障壁 主な打ち⼿ ① 追体験の設計 熱は⾔葉では伝わらない 同時視聴会‧社内講演 ②
偉い⼈のお墨付き ⾏っていいの?お⾦は? 部⻑メッセージ‧予算化 ③ リフレーミング ⼼理的なハードル 「応援」に⾏く‧個別の声かけ ④ 接触頻度を増やす ⼀回の呼びかけは届かない 部会‧視聴会‧参加レポート
① 追体験の設計 語るのではなく、同じ体験をしてもらう アプローチ 越えたい障壁 主な打ち⼿ ① 追体験の設計 熱は⾔葉では伝わらない 同時視聴会‧社内講演
② 偉い⼈のお墨付き ⾏っていいの?お⾦は? 部⻑メッセージ‧予算化 ③ リフレーミング ⼼理的なハードル 「応援」に⾏く‧個別の声かけ ④ 接触頻度を増やす ⼀回の呼びかけは届かない 部会‧視聴会‧参加レポート
題材‧テーマを変え、何度も同時視聴会 何がその⼈に刺さるかわからないので回数を重ねる やり⽅ 題材の例 • イベントに参加するたびに開催 • Agile Japan のKeynote
• 直近1年は1〜2か⽉に1回 • スクフェス⼤阪のセッション • 動画を⾒ながらチャットで実況 • 登壇したメンバーのリアルでの再 演 チャットの様⼦ ⾃分が楽しかったチャットでの盛り上がりを追体験してもらう
t-wadaさんの講演を社内で実施 社外イベントをできるだけそのまま社内に持ち込む 247名 参加者 99.0% 今後の開催に肯定的 446件 当⽇のチャット投稿 社内で講演を聞く場を設けてみたら思ったより皆楽しそうにしてた
② 偉い⼈のお墨付き 「やってもいいかわからない状態」をできるだけ減らしていく アプローチ 越えたい障壁 主な打ち⼿ ① 追体験の設計 熱は⾔葉では伝わらない 同時視聴会‧社内講演
② 偉い⼈のお墨付き ⾏っていいの?お⾦は? 部⻑メッセージ‧予算化 ③ リフレーミング ⼼理的なハードル 「応援」に⾏く‧個別の声かけ ④ 接触頻度を増やす ⼀回の呼びかけは届かない 部会‧視聴会‧参加レポート
偉い⼈のお墨付きで境界を明確にする 判断が曖昧になりやすい部分を「やっても⼤丈夫」な状態にする 現場の迷い お墨付き 参加費は⾃腹ですか…? 会社のお⾦で参加OKをアナウンス 業務時間に⾏っていい? 業務として参加OKと明⾔ 上の⼈は本当にやって欲しいの? 部⻑が全体部会で直接呼びかけ
⾃分たちにだけ⾏かせるの? 部⻑‧GL‧マネージャーが率先して参加 迷って動けなくなりそうな要素を先回りして潰しておく
③ リフレーミング ⼼理的ハードルを下げるために別の何かに置き換える アプローチ 越えたい障壁 主な打ち⼿ ① 追体験の設計 熱は⾔葉では伝わらない 同時視聴会‧社内講演
② 偉い⼈のお墨付き ⾏っていいの?お⾦は? 部⻑メッセージ‧予算化 ③ リフレーミング ⼼理的なハードル 「応援」に⾏く‧個別の声かけ ④ 接触頻度を増やす ⼀回の呼びかけは届かない 部会‧視聴会‧参加レポート
「イベント参加」のリフレーミング 「イベントに参加」ではなく「⾝内の発表の応援」にリフレーミング 初めてのイベント参加は身構えてしまう 応援ならみんなで行くので参加しやすい 「社外イベント」から「⾝内のイベント」にすることでハードルを下げる
そのために死ぬ気でプロポーザルを通す 発表経験がないのでやれること全部やってプロポーザルを通す AgileJapan2025がオフライン初発表。この時は10⼈くらい応援に来てくれた。 ※プロポーザルほぼ初めてに近いので20時間くらいかかる
スポンサーを活⽤してハードルを壊す スポンサーセッションで合法的に登壇 & 応援の場を スクラムフェス福岡で初めてのスポンサー!
④ 接触頻度を増やす 刺さるタイミング‧内容は⼈によって違うのでとにかく何度もやる アプローチ 越えたい障壁 主な打ち⼿ ① 追体験の設計 熱は⾔葉では伝わらない 同時視聴会‧社内講演
② 偉い⼈のお墨付き ⾏っていいの?お⾦は? 部⻑メッセージ‧予算化 ③ リフレーミング ⼼理的なハードル 「応援」に⾏く‧個別の声かけ ④ 接触頻度を増やす ⼀回の呼びかけは届かない 部会‧視聴会‧参加レポート
フォッグの⾏動モデル(B = M × A × T) 動機‧能⼒‧きっかけの3つが揃うと⾏動につながる Behavior =
Motivation ×Ability × Trigger 要素 今回の仕掛け M 動機 興味のあるテーマに当たるまで視聴会など A 能⼒ ハードルを下げていつでも参加 T きっかけ タイミングが合うまで何度も 出典:ニール‧イヤール『Hooked ハマる仕掛け』(翔泳社) 何かが⽋けても⾏動に繋がらないので何度もアプローチを繰り返す
スライド共有と参加レポートで接触頻度を増やす 「すごい1回をやる」よりも「雑でもいいから何度もやる」 部会で部の全員に参加レポート (イベントの概要+参加メンバーの感想) と次のイベントの告知 ほぼ毎⽉どこかのイベント参加レ ポートを実施
やったことの全体像 基本⽅針:強制参加はしない 興味を持ってもらう 関係ない → ちょっと気になる ① 追体験の設計 背中を押す ちょっと気になる
→ ⾏ってみる ④ 接触頻度を増やす ② 偉い⼈のお墨付き ↻ 参加した⼈が次の熱源になり、また回る ③ リフレーミング
ふりかえってみて
気づき:伝えたつもりでも伝わってない 熱が⾼い⼈が共有するだけでは「すごいねー」だけで終わっちゃう こちらがしていたこと 実際に起きていたこと • 熱量⾼く「よかった!」を共有した • 初回のアナウンスへの反応は1件 • 「こんな学びがあった!」を共有した
• 2回⽬の参加は、遠慮されていた • 何度もアピールした • 「意識⾼いな〜」という空気感
気づき:スポンサーチケットはすごく強いアイテム 合わせて「全体」から「⼀⼈」に誘い⽅を変える × 全体への告知 社外イベントがあります。 興味がある⽅はぜひ! ⾃分に向けた話だと思われにくい ◦ 個別の声かけ チケットあるんだけど、
⼀緒に⾏ってみない? お⾦と「決める⼿間」が⼀度に下がる
反省:スポンサーの機会を⽣かしきれない 発表枠と現地参加チケットで満⾜してしまった部分があった • スクフェス福岡‧スクフェス⼤阪のスポンサーになったけれど… ‒ ブースの質:「KDDIならでは」を考えきれなかった ‒ オンラインチケットが腐ってしまう場⾯も(休⽇開催が多くオンライン参加のための休⽇出勤は厳しい) 「KDDIさん、スポンサーやられてるんですね!」 と声をかけてもらえるのは、めちゃくちゃ嬉しい
うれしい誤算:「あいつが⾏くなら俺も⾏く」 1⼈誘ったら意外と「俺もいきたい」って⼈がどばっと増えた あの⼈も 0→1 難しい まだ誰も ⾏っていない 1 → 複数⼈
案外かんたん 初めて⾏った⼈ この⼈も みんなが「よかった!」を広める …
ガチの誤算:「もう参加させてもらえないと思っていた」 前回参加したので、 もう参加させてもらえないと思っていました ― 前回参加したメンバー 誰もそんなこと⾔っていないのに2回⽬の参加に遠慮が⽣まれていた
結果とこれから
1年で4⼈参加(2025)から15⼈(2026)参加へ 呼びかけに反応して希望する⼈が⼤幅に増えた Scrum Fest Osaka 2025 アジャイルコーチチームの4名のみの参加 Scrum Fest Osaka
2026 マネージャーから開発者まで 15名参加
うまくいったな、と思ったこと 「⾃分が感じた楽しさの再現」を軸にしたのがよかった 1. 起点:再現 2. 設計:敷居 3. 継続:反復 ⾃分が楽しかった ことを⼩さく再現
関⼼を持ったら すぐ乗れる低ハードル 切り⼝を変えて 何度も何度も ⾃分が参加して何が 楽しかったかが基準 「応援に⾏くだけ」など 極限まで下げる ⼈によって刺さる コンテンツも時期も違う 部内で⼩さな追体験が できる場をつくる 「やってみたい」の 瞬間を逃さない ⼿を替え品を替え 種をまき続ける 熱の広がり
メンバーの⾏動の変化 発表する⼈が増え野良視聴会が発⽣し熱量が少しずつ上がってる気がする 野良視聴会が発⽣ 対外発表者が増える ⾏動が変わった⼈も t-wadaさんの講演を視聴 チームにTDD導⼊を提案 チームで試し始めた 自分たち以外のメンバーが 自主的に同時視聴会を立案
発表に興味を持ちスポンサー セッションなどで発表する人も 講演を機に学びを中に持ち帰り 試す人も出てきた
今の部内の状況 まさにこの活動がボトムアップからトップダウンにflipすることに 画像はあくまでもイメージです。 なので今はアウトプットする⼈を増やす、っていう取り組みもやってます
まとめ 社外イベントにいっぱい⼈が⾏くと仕事が楽しくなりました これを機にあなたの社内の隣の⼈もイベントに誘ってみませんか?