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フロントエンドは何を監視すべき?

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May 21, 2025
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 フロントエンドは何を監視すべき?

フロントエンドの監視とロギングについて

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sena inomata

May 21, 2025
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Transcript

  1. フロントエンドは何を監視すべきか? 🔍 ユーザー体験の可視化 - 実際のユーザー環境でのパフォーマンスを把握 🐛 エラー検出と診断 - 本番環境で発生する問題を迅速に特定 📊

    パフォーマンス計測 - Core Web Vitalsなどの指標を継続的に監視 💼 ビジネスへの影響 - パフォーマンスとユーザー体験がビジネスに与える影響を把握 🔄 継続的改善 - データに基づいた意思決定と改善 モダンなWebアプリケーションでは、多くの処理がブラウザ上で実行されています
  2. フロントエンド監視のゴールは「止まらないこと」ではない 📉 ロード遅延がビジネスに与える影響 🕒 ページロードが1秒遅れると… ページビュー:-11% 顧客満足度:-16% 📚 理想のロード時間:2秒以内 5.1秒超でビジネスに影響が出始める

    📈 パフォーマンス改善による成果 Shopzilla:6秒 → 1.2秒に短縮 売上:+12% ページビュー:+25% Pinterest:待ち時間40%短縮 SEOトラフィック:+15% 新規登録:+15% 🎯 まずは「4秒以下」を目標に! 📖 出典: 「入門 監視」著:Mike Julian(オライリー・ジャパン) 👉 真のゴールは「素早くロードされる」こと!
  3. パフォーマンス測定結果の記録 📊 CI/CDツールでの測定結果の記録先 🌐 Lighthouse CI Storage temporary-public-storage:無料で利用可能 自動生成されたURLでチーム共有が簡単 メリット:セットアップが簡単、コスト無し

    デメリット:保存期間が限定的(数週間) 🏢 Lighthouse CI Server セルフホスト型の永続的ストレージ 履歴トレンド分析とビルド間比較が可能 メリット:長期保存、詳細なダッシュボード デメリット:サーバー構築・維持のコスト 💡 その他の活用アイデア ZOZOの事例:Looker Studioでの長期トレンド分析とSlack通知 独自ワークフロー:GitHub Actions → スプレッドシート → 可視化ツール メリット:プロジェクト固有の指標分析、既存ツールとの統合 👉 GitHub Actionsで自動測定・記録・通知の仕組みを構築!