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バイトルにOAuth 2.0を導入
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Shoei Watanabe
November 26, 2018
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バイトルにOAuth 2.0を導入
Shoei Watanabe
November 26, 2018
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Transcript
バイトルにOAuth 2.0を導入 2018/11/26 dip × istyle 合同勉強会
アウトライン 1. 自己紹介 2. アプリが抱えていた課題 3. 何故OAuth 2.0? 4. OAuth
2.0とは 5. システム構成 6. 導入時に注意したこと / 導入後の不具合 7. OAuth 2.0を導入した結果 8. まとめ
渡邊 翔永(Shoei Watanabe) @sh0e12uatanal3e @sh0e1 @sh0e1 ▪ 経歴 • SIer
• フリーランス • ディップ - 2018/06 ▪ スキル • Golang / PHP / JavaScript • GCP • Blockchain ▪ 業務 • サーバサイド • アプリ用API • OAuth 2.0サーバ • 外部のB向けAPI 自己紹介
• 一定期間アプリを起動しないとログア ウト状態になる • 認証トークンの有効期限がいつ切れ るかアプリ側では判定できない • 認証トークンが有効化どうかがAPIへ リクエストを投げてから判断している アプリが抱えていた課題
抱えていた課題の解決 • アクセストークンの有効期限あり ▶ アプリ側で認証のハンドリングが可能 • RFCで仕様が決められている ▶ 独自認証より安全 今後に向けて
• マイクロサービス化 • バイトルでログイン機能の展開 何故OAuth 2.0?
• サードパーティーアプリケーションによるHTTPサービスへの限定的なアク セスを可能にする認可フレームワーク • RFC6749 - https://openid-foundation-japan.github.io/rfc6749.ja.html • Facebook /
Twitter / Googleアカウントでログイン • アクセストークンを使ってリソースを取得 • リフレッシュトークンでアクセストークンを更新 OAuth 2.0とは
• 認可コード • インプリシット • リソースオーナーパスワードクレデンシャル • クライアントクレデンシャル OAuth 2.0の認可グラント
認可コード
インプリシット
リソースオーナーパスワードクレデンシャル
クライアントクレデンシャル
システム構成 - 導入後
フレームワーク • なし、標準のhttpパッケージ OAuth Server • github.com/openshift/osin Storage • 自作パッケージ
▶ 今後OSSで公開していきたい GoのLibrary
• リソースオーナーパスワードクレデンシャル • アクセストークンの有効期限は1時間 • リフレッシュトークンの有効期限は半年 • アクセストークンはJSON Web Token
• スコープはなし バイトルでのOAuth 2.0の仕様
• 総当たり攻撃対策 • パスワード変更はトークンを全削除 • KVSの排他制御 導入時に注意したこと
総当たり攻撃対策 一定期間内に一定回数パスワードを間違える ▼ 強制パスワードリセット
アクセストークン / リフレッシュトークンが漏洩 ▼ パスワード変更 ▼ トークンが有効なままだと、リソースにアクセス可能 パスワード変更時のトークン全削除
KVSの排他制御 - 問題点 1つのリフレッシュトークンで複数のアクセストークンが発行される
KVSの排他制御 - 対策 RedisのSETNXを使ってLock機能を実装して対応
• 再認証時のAPIリクエストが減った • マイクロサービス化の第一歩 • バイトルでログインはこれから OAuth 2.0を導入した結果
• OAuth2.0を導入してアプリの課題を解決できた • 導入するにあたり、セキュリティは特に注意しないといけない • マイクロサービス化の第一歩を踏み出せた 今後について • Webの認証もOAuth 2.0に
• 更にマイクロサービス化を進めていく • バイトルでログインを含む外部向けのAPIの公開 まとめ
ありがとうございました