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ACL読み会@名大「S2GSL Incorporating Segment to Syntac...

Shin Yamaguchi
September 29, 2024
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ACL読み会@名大「S2GSL Incorporating Segment to Syntactic Enhanced Graph Structure Learning for Aspect-based Sentiment Analysis」

Shin Yamaguchi

September 29, 2024
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  1. アスペクトベースの感情分析というタスク ・本研究では以下のような例文を考える The atmosphere is unheralded, the service impeccable, but

    the food terrible. ・文に対してアスペクト語と対応するオピニオン語のラベルを分類するタスクを行う ↳The atmosphere is unheralded 雰囲気は目立ったところなし(atmosphere : neutral) ↳the service impeccable サービスは非の打ちどころがない(service : positive) ↳the food terrible 食事はひどい(food : negative) ・ひとつの文に複数のラベルを付与するために以下の手法が検討されている 手法1:係り受け木を利用した構文解析 手法2:Attentionを利用した意味解析 手法3:構文グラフと意味グラフを組み合わせるグラフベース →本研究では手法3で存在する課題について取り組んだ 1
  2. セグメントを考慮した意味グラフの学習 ・Attentionを張る対象となるセグメントを動的に決定するためのマスク行列を導入する. 4 The atmosphere is unheralded, the service impeccable,

    but the food terrible. 注目するウィンドウの左端を学習 注目するウィンドウの右端を学習 マスク行列 The atmosphere is unheralded, the service impeccable, but the food terrible. クエリ マスク後の行列を得る
  3. 実験:使用するデータセット 13 ・それぞれのデータセットはアスペクト語とオピニオン語を含む文からなっている ・Laptop, Restaurant, MAMS「the restaurant was expensive, but

    the menu was great」 →複数のオピニオン語とアスペクト語を含む文 ・Twitter「@baller: windows phone is not better than iOS!」 →オピニオン語となるスパンはひとつだが複雑 単位:文
  4. 簡単なGNNの解説 x0 x2 x1 x3 x4 グラフの学習は特徴ベクトルを集約関数で畳み込む 例えば集約関数Aが単純な隣接ノードの和集約で Wが重みを与える線形変換であるとき グラフの中間表現hは

    ℎ𝑛 = 𝜎(𝑠𝑢𝑚 (𝑊 ℎ𝑛−1 ) + 𝑏𝑛 ) のようになる GNNではこのように周囲の情報を集約することによって 学習を進める ←ℎ0 = 𝜎 𝑊 𝑥0 + 𝑥1 + 𝑥3 + 𝑥4 + 𝑏0 e2