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繋ぐだけじゃ終わらない! IoTを手軽にビジネスプロセスへ統合する Azure IoT + D...

繋ぐだけじゃ終わらない! IoTを手軽にビジネスプロセスへ統合する Azure IoT + Dynamics 365 の紹介

Interact 2017
Azure IoT Hub 触ってますか!? Stream Analytics やPower BIと繋ぐだけでも色々と夢が広がって楽しいですよね。 でも、せっかくなので、IoTの膨大な分析結果をカスタマーサポート等のビジネスプロセスへと繋げて、役立ててみませんか?
このセッションでは、手軽に構成できるAzure IoT + Dynamics 365 の紹介と共に、活用方法、拡張アプローチをお伝えします!

Kazuya Sugimoto

June 25, 2017
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Transcript

  1. そもそもField Serviceって何? 作業指示書の作成 スケジュール/ ディスパッチ 現場での作業 報告 / 確認 在庫調整

    請求 現場での設置・修理・工事などのフィールド業務を 効率的に実施、管理するDynamics 365 モジュールの1つ
  2. そもそものIoTのキーワードと全体像 ユーザー クラウド DB AI デバイス 引用元:2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門 https://www.amazon.co.jp/dp/B01JADEI2S/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 ①「センサー」でモノか

    ら情報を収集する ②インターネットを経由 して「クラウド」にデー タを蓄積する ③クラウドに蓄積された データを分析する。必要 であれば「人工知能 (AI)」が使われる ④結果に応じて「アク チュエート(フィード バック)」する
  3. Connected Field Service ってつまり ⚫ Dynamics 365のフィールドサービスモジュールと連携 できるAzure IoT 統合パッケージ

    ⚫ インポートするだけで、Azure IoT Hubをベースとし たデモ可能環境が簡単に構成可能 ⚫ Dynamics 365上でDeviceの登録から管理まで実施 ⚫ DeviceからRequestを受けて、閾値を超えたものをア ラートし、サポート案件として登録したり ⚫ Deviceに対して、Dynamics 365からコマンドの送信 も可能
  4. 再掲:そもそものIoTのキーワードと全体像 ユーザー クラウド DB AI デバイス 引用元:2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門 https://www.amazon.co.jp/dp/B01JADEI2S/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 ①「センサー」でモノか

    ら情報を収集する ②インターネットを経由 して「クラウド」にデー タを蓄積する ③クラウドに蓄積された データを分析する。必要 であれば「人工知能 (AI)」が使われる ④結果に応じて「アク チュエート」する
  5. Connected Field Service の 嬉しいポイント ⚫ Dynamics 365 + Azure

    IoTの標準テンプレート と試用環境が簡単に整えられる! ⚫ 結構素直な構成になっているので、自前のDevice などを接続してDynamics 365と連携させやす い! ⚫ 標準はField Service用だけど、Dynamics 365の 中ではモジュールが独立しているため、SFAや マーケティングにも応用しやすいかも!
  6. Connected Field Service の基本シナリオ 1. IoT Device登録 2. IoT Deviceから通知

    3. Dynamics 365からコマンドの送信 4. Power BIへの連携
  7. Azure BLOB Logic Apps Logic Apps Stream Analytics Stream Analytics

    IoT Hub Service Bus Service Bus Dynamics 365 Azure SQL Power BI App Service アラートを上げるた めの閾値を格納 Dynamics 365 からのDevice登 録およびIoTへの コマンドを蓄積 Service Busの Messageを確認 しDynamics 365に通知 Deviceの登録 通知の確認のエス カレーション Power BI表示用 データの格納処理 Power BI 表示用データの格 納 Dynamics 365 表示用グラフ・リス トの管理 IoT Hubへコマン ド送信し、送信結 果をDynamics 365に反映 Deviceからの Messageが Alertするべきかど うか判断 IoT Deviceの シュミレーター Web Service Streamで処理し たアラートを蓄積 IoT Deviceの管 理とルーティング Connected Field Serviceのアーキテクチャ分解
  8. Logic Apps IoT Hub Service Bus Dynamics 365 Dynamics 365

    からのDevice登 録およびIoTへの コマンドを蓄積 Deviceの登録 通知の確認のエス カレーション IoT Hubへコマン ド送信し、送信結 果をDynamics 365に反映 IoT Deviceの管 理とルーティング ❶IoT Deviceの登録
  9. Azure BLOB Logic Apps Stream Analytics IoT Hub Service Bus

    Dynamics 365 App Service アラートを上げるた めの閾値を格納 Service Busの Messageを確認 しDynamics 365に通知 Deviceの登録 通知の確認のエス カレーション Deviceからの Messageが Alertするべきかど うか判断 IoT Deviceの シュミレーター Web Service Streamで処理し たアラートを蓄積 IoT Deviceの管 理とルーティング ❷IoT Deviceから通知
  10. Azure BLOB Stream Analytics IoT Hub Dynamics 365 Azure SQL

    Power BI App Service アラートを上げるた めの閾値を格納 Deviceの登録 通知の確認のエス カレーション Power BI表示用 データの格納処理 Power BI 表示用データの格 納 Dynamics 365 表示用グラフ・リス トの管理 IoT Deviceの シュミレーター Web Service IoT Deviceの管 理とルーティング ❸Power BIへの連携
  11. Logic Apps IoT Hub Service Bus Dynamics 365 App Service

    Dynamics 365 からのDevice登 録およびIoTへの コマンドを蓄積 Deviceの登録 通知の確認のエス カレーション IoT Hubへコマン ド送信し、送信結 果をDynamics 365に反映 IoT Deviceの シュミレーター Web Service IoT Deviceの管 理とルーティング ❹Dynamics 365からコマンドの送信
  12. Azure BLOB Logic Apps Stream Analytics IoT Hub Service Bus

    Dynamics 365 MESH アラートを上げるた めの閾値を格納 Service Busの Messageを確認 しDynamics 365に通知 Deviceの登録 通知の確認のエス カレーション Deviceからの Messageが Alertするべきかど うか判断 MESHから 一定間隔で 温度/湿度を送信 Streamで処理し たアラートを蓄積 IoT Deviceの管 理とルーティング ❷IoT Deviceから通知(MESH版)
  13. Ajaxで HTTP Requestp IoT Hub MESH もうちょっとざっくり説明 iPhone等 Wi-Fiで接続 Java

    Script Ajaxで HTTP Request SDK(JavaScript) で作ったカスタムタグを利用
  14. 前提条件 ⚫ Dynamics 365 ライセンスを取得済み ⚫ Dynamics 365 Field Serviceモジュールをインストール済み

    ⚫ 同テナントにAzure サブスクリプションを構成済み (※20170624ご指摘いただき修正:Office365 同一テナントではなくても大丈夫です。)
  15. 設定手順❹ 10.対象の Dynamics 365 環境を選択 11.「Next」をク リック 12.Azure のサブスクリプション IoT

    Hub関係を構成するリソースグループ名 Azureの各コンポーネントのRegion Power BIを構成する場合は、Power BI用Azure SQLのID・PWを設定 13.「Deploy」を クリック
  16. 初期状態で月4万円くらいかかります……。 NO Name 役割 種類 料金プラン 価格目安 1 CRMHelper(+リソース名とID?) シュミレータからCRMに接続するための

    Helper App Service なし なし 2 CRM-To-IoT IoT Hubへコマンド送信し、送信結果を Dynamics 365に反映 Logic App Standard:0 S ¥0.0816/アクション 30秒30日間で86,400回 トータル¥7,050.24 3 dynamicscrmonline Dynamics CRMへの接続情報管理 API 接続 なし なし 4 IoTHub(+リソース名とID?) シュミレータからIoT Hubに接続するための Helper App Service なし なし 5 IoT-To-CRM Service BusのMessageを確認しDynamics 365に通知 Logic App Standard:0 S ¥0.0816/アクション 30秒30日間で86,400回 トータル¥7,050.24 6 (リソース名とID?) Streamで処理したアラートを蓄積 Service Bus Standard ¥1,020/月 7 (リソース名とID?) DeviceからのMessageがAlertするべきかど うか判断 Stream Analytics ジョブ 1 ストリーミングユニット ¥11.22/時間 30日で¥8,078.4 8 (リソース名とID?) IoT Deviceの管理とルーティング IoT Hub Standard:1 S ¥5,100/1ユニット 月 9 (リソース名とID?) Power BI表示用データの格納処理 Stream Analytics ジョブ 1 ストリーミングユニット ¥11.22/時間 (30日で¥8,078.4) 10 (リソース名とID?) アラートを上げるための閾値を格納 ストレージ アカウント Standard 読み取りアクセス地理冗長スト レージ (RA-GRS) ¥3.83 最初の 50 TB/月 11 QueueMessageParser シュミレータ App Service なし なし 12 SBMessage Service Busへの接続情報管理 API 接続 なし なし 13 ServicePlan App Service App Service プラン Standard:0 S ¥7,588.80/月 14 Simulator Web アプリ シュミレータの実行 App Service なし なし 15 sqlsrv(+リソース名とID?) Power BI用 SQL Server SQL Server なし なし 16 db2wrxmxquddple Power BI表示用データの格納 SQL データベース Basic (5 DTUs) ¥576.75/月 ※マイクロソフトKenichiro Nakamuraさんに「Connected Field Service いかに安く試すか!および拡張のポイント概要」を書いていただきました。 https://blogs.msdn.microsoft.com/kenakamu/2017/04/07/dynamics-365-connected-field-service-how-to-save-money-and-extend/