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エンジニア組織のジェンダーダイバーシティ推進への挑戦/Engineering org...

angel
February 19, 2025
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エンジニア組織のジェンダーダイバーシティ推進への挑戦/Engineering organization's challenge in promoting gender diversity

2025/2/13&14に開催された「Developers Summit 2025」にセッション登壇した際の発表資料です。
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213

▼セッションについて
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213/session/5576

▼概要
エンジニア組織のジェンダーダイバーシティ推進に向けた STORES の取り組みについて、Rubyコミュニティから得られた学びを中心にお話しします。

私は2023年4月に開催されたRails Girls Tokyo 15thの参加をきっかけに、Rubyコミュニティと出会い、コミュニティの楽しさを知りました。この経験から、女性エンジニア向けミートアップやノンアルコールミートアップの企画など、より多様な参加者が集える場づくりに取り組んできました。その他にもカンファレンスでの託児サポート、プログラミング体験プログラムの提供など、様々な施策を実施。目に見える成果は出ていませんが、その過程で得られた気づきを共有します。これからジェンダーダイバーシティに取り組む企業や組織作りを進める方、技術コミュニティやカンファレンスをよりよくしたい方の参考になれば幸いです。

▼資料内で紹介している記事
- 初めてのデプロイを見守る喜び。Rails GirlsでCTOがコーチをして、エンジニア未経験の技術広報がGirlsとして参加した話【ep.20 #論より動くもの .fm】

- RubyKaigi 2024で託児サポートを実施しました〜準備から実施までの記録〜

- 「動いた!」の感動を分かち合う。技術体験プログラム「STORES Tech Girls Camp」

- STORES DIVERSITY REPORT 2024

angel

February 19, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 2 えんじぇる • STORES 株式会社 • 技術広報 • 大阪出身

    • 2児の母 • Rails Girls Tokyo 16th/17th オーガナイザー #devsumi #devsumiC
  2. A mind that is stretched by a new experience can

    never go back to its old dimensions. by Oliver Wendell Holmes, Jr. 新しい経験によって広げられた心は もとの古い大きさに決して戻れない #devsumi #devsumiC 3 “広がるエンジニアリング” 出典元<ベンジャミン・ハーディ 『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』サンマーク出版・2020年>
  3. #devsumi #devsumiC 9 • SDGs 17の目標 ◦ 「ジェンダー平等を実現しよう」 • 人的資本情報の開示の義務化

    ◦ 有価証券報告書への記載が義務化 ◦ 女性活躍推進法の改正により労働者数が100人を超える 事業主での情報開示が求められる • 人手不足 01 ダイバーシティはなぜ必要? ダイバーシティが注目されている背景
  4. #devsumi #devsumiC 10 納得感がチョット足りない…🤔 01 ダイバーシティはなぜ必要? • SDGs 17の目標 ◦

    「ジェンダー平等を実現しよう」 • 人的資本情報の開示の義務化 ◦ 有価証券報告書への記載が義務化 ◦ 女性活躍推進法の改正により労働者数が100人を超える 事業主での情報開示が求められる • 人手不足
  5. #devsumi #devsumiC 18 • 多様な人材が「自分らしく働ける環境」を提供 することを目指す • ジェンダーダイバーシティが最初に取り組む テーマとしている 01

    ダイバーシティはなぜ必要? STORES のダイバーシティポリシー ※本発表における 女性/男性 表記について STORES は、全ての社員が属性に関わらず公平に働ける環境づくりを目指しています。統計的データは全て、人事管理上(戸籍上もしくは自己申 告)の性別に基づいています。現状は「女性」「男性」となっておりますが、ノンバイナリー等を含む多様な性のあり方を尊重したいと考えてい ます。
  6. 管理職の新規任用における女性比率を 50% 正社員採用における女性比率を 30% エンジニア職で 50% エンジニア職 以外で 以上 以上

    ※当社の雇用管理区分で女性比率が4割を超えない役職・職種に限って、より積極的な情報提供など(いわゆるポジティブ・アクション)を行う。 また本KPIは目標達成までの時限措置であり、社内の構成比率の変化に合わせて定期的に見直しを行う。 KPI 1 KPI 2 21 #devsumi #devsumiC 01 ダイバーシティはなぜ必要?
  7. #devsumi #devsumiC 22 • 全国各地 • 業種や規模もさまざま ◦ 小売 ◦

    飲食 ◦ サービス業 etc 01 ダイバーシティはなぜ必要?
  8. #devsumi #devsumiC 29 • ジェンダーによって技術に触れる機会が 均等ではないことを改善すること • 日本では2012年から活動開始 • Rails

    Girlsがきっかけとなり、 職業エンジニアの道を選ぶ人もいる 02 私とRubyコミュニティ Rails Girlsとは
  9. #devsumi #devsumiC 32 • エンジニア業界のジェンダーバランスに 対する課題感 • 人生初のデプロイを見守る体験が良い • 自分が面白いと思っているエンジニア文化を

    伝える喜び 初めてのデプロイを見守る喜び。Rails GirlsでCTOがコーチをして、エンジニア未経験の技術広報がGirlsとして参加した話 02 私とRubyコミュニティ CTOがRails Girlsでコーチをする理由
  10. #devsumi #devsumiC 49 子どもと一緒にカンファレンスに参加 • RubyKaigi 2019は託児所スポンサーがいた • RubyKaigi 2024は沖縄開催

    ◦ 子連れ参加希望者が増えるのではないか • 提案すればできるかもしれない 02 私とRubyコミュニティ 発見💡
  11. #devsumi #devsumiC 54 2023年4月 Rails Girls Tokyo 15th 2023年5月 RubyKaigi

    2023 2023年10月 Kaigi on Rails 2023 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと
  12. #devsumi #devsumiC 55 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと ノンアルコールミートアップを開催 • 集客できるのか? ◦ 満員御礼

    • STORES の事業者さんの商品を提供 ◦ コーヒーをその場で淹れてもらう • 子ども歓迎! 実践
  13. #devsumi #devsumiC 56 • コンセプトに共感した • 交流したい人が参加していた • 子どもと一緒に参加できる/参加しやすい •

    お酒の席が苦手 • 運転する ノンアルコールミートアップに参加した理由 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと
  14. #devsumi #devsumiC 58 • Kaigi on Rails 2023(運営サポート) • RubyWorld

    Conference 2023 • Women Developers Summit 2023 • RubyKaigi 2024(企画運営) • Vue Fes Japan 2024 • Kaigi on Rails 2024 託児サポートを実施したカンファレンス 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと
  15. #devsumi #devsumiC 61 2023年4月 Rails Girls Tokyo 15th 2023年5月 RubyKaigi

    2023 2023年10月 Kaigi on Rails 2023 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと 2024年5月 RubyKaigi 2024
  16. #devsumi #devsumiC 63 • RubyKaigi 2024 • iOSDC Japan 2024

    • Kaigi on Rails 2024 女性向けランチ会を実施したカンファレンス 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと
  17. #devsumi #devsumiC 64 2023年4月 Rails Girls Tokyo 15th 2023年5月 RubyKaigi

    2023 2023年10月 Kaigi on Rails 2023 03 Rubyコミュニティから学び実践したこと 2024年5月 RubyKaigi 2024 2024年11月
  18. #devsumi #devsumiC 72 STORES Tech Girls Camp 2nd 開催 03

    Rubyコミュニティから学び実践したこと
  19. #devsumi #devsumiC 78 • 若手にとって初めてのカンファレンス参加 ◦ お作法がわからない ◦ 他社に知り合いがいない ◦

    「もう行きたくないかも…」 初参加者へ配慮できていなかった失敗談 04 取り組みの中で気付いた大切なポイント
  20. #devsumi #devsumiC 80 04 取り組みの中で気付いた大切なポイント 次の機会に繋げる • カンファレンス、イベントに誘う • ネクストステップを紹介する

    ◦ より深く学ぶためには何をすればいいのか ◦ コミュニティと繋がるためにできること ポイント 3
  21. #devsumi #devsumiC 88 06 Appendix • 「STORES Tech Conf 2024」で、女性登壇者

    比率30%を実現 ◦ 2024年9月に実施した自社開催のテックカンファレン ス STORES Tech Conf 2024では、STORES が目指し ている「エンジニア採用における女性比率30%」を踏 まえ、女性登壇者比率30%を実現 ◦ 多様な登壇を実現するためにプロポーザル提出を促進 し、プロポーザル提出率 95% ダイバーシティ推進の取り組み
  22. #devsumi #devsumiC 89 06 Appendix • 山田進太郎D&I財団 Girls Meet STEM参画

    • Waffle Festival 2024 協賛 • CodeQUEEN 2024 協賛 裾野を広げるための活動