たのしさ駆動のダイバーシティ施策が生む『チリツモ効果』

たのしさ駆動の  ダイバーシティ施策が生む  『チリツモ効果』  えんじぇる  

えんじぇる  • 2018年12月入社  • 2022年7月〜技術広報  • 2児の母  • ダンス、手帳、本  •
zineを作って売っている  自己紹介 

自己紹介 

たのしさ駆動のダイバーシティ施策が生む  『チリツモ効果』    本日のテーマ 

ダイバーシティ施策は  • 効果測定が難しい  • 即時で効果があらわれるわけではない  なのに、なぜ続けられているのか？  本日のテーマ 

• STORES とジェンダーダイバーシティ  • ダイバーシティ施策として取り組んできたこと　  • なぜダイバーシティ施策が必要なのか  • チリツモ効果  •
私のたのしさ  • まとめ  アジェンダ 

STORES と   ジェンダー  ダイバーシティ 

• ビジネス存続のため  ◦ 多様な視点が競争力を高める  ◦ 人手不足  ◦ 企業価値の向上  • 社会の変化 
◦ 人的資本情報の開示の義務化  ◦ SDGs 17の目標    ジェンダーダイバーシティが注目されている社会的背景 

多様な視点が競争力を高める  さまざまな論文や調査によって、組織の多様性を高めることが意思決定の質を高めることに寄与することが明らかにされている    出典元＜マシュー・サイド『多様性の科学』ディスカヴァー・トゥエンティワン・ 2021年＞   多様性のある視点は、イノベーションを促進し、見過ごされてきた（無意識に排除していた）ユーザーだけではな
く、全てのユーザーにとって良いプロダクトをもたらす    出典元＜アニー・ジャン =バティスト『Google流ダイバーシティ&インクルージョン』ビー・エヌ・エヌ・ 2021年＞   

情報サービス業における男女比率  参照元：独立行政法人情報処理機構『 IT人材白書 2020』（https://www.ipa.go.jp/archive/publish/hjuojm0000007e6n-att/000085255.pdf）    v

15歳時点では理系科目において男女差はない  なぜ偏りがあるのか？  参照元：夏のリコチャレ 2025総括-内閣府男女共同参画局（https://www.gender.go.jp/c-challenge/pdf/summer_rico_2025.pdf）  学校での算数・数学とジェンダー ──研究と実践の進歩から学ぶ瀬沼花子  （https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/26/7/26_7_22/_pdf） 

大学で理工学系に進学する女性は2割  参照元：夏のリコチャレ 2025総括-内閣府男女共同参画局（https://www.gender.go.jp/c-challenge/pdf/summer_rico_2025.pdf）      大学進学時にジェンダーギャップが生まれる 

• ロールモデルが少ない  ◦ 数学の女性教師は22%  ◦ 国際平均値は60%  • 理工学系の学部学科への進学を反対される  ジェンダーギャップが生まれる背景 
参照元：学校での算数・数学とジェンダー ──研究と実践の進歩から学ぶ瀬沼花子（https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/26/7/26_7_22/_pdf）  女子生徒の進学を阻む要因は？ -保護者の男女平等度や性役割態度、理系分野に対するイメージ分析から見えるもの -  （https://www.ipmu.jp/ja/20191017-STEMGirls） 

私たちのミッション  こだわりや情熱、たのしみに駆動される経済をつくる熱中しているひとたちから生み出される、多様な商品やサービスが街に溢れる世界。その経済を支える、デジタルインフラを提供する。

STORES の事業者は多様  • 日本全国各地に点在  • 業種業態、事業規模もさまざま  多様な事業者を受け止められる組織 

• 2023年にダイバーシティポリシーを発表  • 重点テーマはジェンダーダイバーシティ    重点テーマはジェンダーダイバーシティ 

女性管理職比率（社内取締役含む）  2023年  2030年  16% 40%  ※「女性」は戸籍上の性別に関わらず、本人の性自認に基づくものを想定。   ※2023年の女性管理職比率は、 2023年7月時点のデータより作成。   ダイバーシティコミットメント 
ダイバーシティコミットメント 

KPI  管理職の新規任用における女性比率を  50%  正社員採用における女性比率を  30%    エンジニア職で  50%    エンジニア職 
以外で    以上    以上  ※当社の雇用管理区分で女性比率が 4割を超えない役職・職種に限って、より積極的な情報提供など（いわゆるポジティブ・アクション）を行う。また本 KPIは目標達成までの時限措置であり、社内の構成比率の変化に合わせて定期的に見直しを行う。   コミットメントに対するKPI 

未来を今より少しでもよくしたい  • 同僚やコミュニティで知り合ったみんなに  よりよい環境を作りたい  • エンジニアコミュニティに入る人を増やしたい  • 理系進学・理系職をためらわずに選べる社会  私のモチベーション 

ダイバーシティ施策  として  取り組んできたこと　 

エンジニア組織向け  ダイバーシティワークショップ  • エンジニア組織全体の目線合わせ  • 対話を通じてダイバーシティを考える機会  • 施策を一緒に取り組む仲間づくり  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

Rails Girls Japanへの協賛  • 2022年〜年間スポンサー  • Tokyo 16th 会場提供  •
Tokyo 17th 会場提供  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

テックカンファレンスでの託児スポンサー  • Kaigi on Rails 2023  • RubyWorld Conference 2023 
• RubyKaigi 2024  • Vue Fes Japan 2024  • Kaigi on Rails 2024  • RubyKaigi 2025  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

テックカンファレンスでの女性向けランチ会  • RubyKaigi 2024  • iOSDC Japan 2024  • Kaigi
on Rails 2024  • RubyKaigi 2025  • iOSDC Japan 2025  • Kaigi on Rails 2025  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

テックカンファレンスでのノンアルミートアップ  • Kaigi on Rails 2023  • RubyKaigi 2024  •
RubyKaigi 2025  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

女性向けプログラミングワークショップ   STORES Tech Girls Camp  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

プログラミングを学び、たのしむための  Girls AI Scholarship  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

山田進太郎D&I財団 Girls MEET STEMへの参画  ダイバーシティ施策として取り組んできたこと 

STORES Tech Conf 2024  • 登壇者の女性比率：30％  • 託児所の設置  • 参加者の女性比率：23% 
ダイバーシティ施策として取り組んできたこと  ※登壇者の女性比率の算出方法について：本イベントの趣旨と用途を踏まえた上で、登壇者自身が回答した内容に基づき算出   ※参加者の女性比率の算出方法について：本イベントの趣旨と用途を踏まえた上で、事後アンケートの内容に基づき算出  

なぜダイバーシティ施策が必要なのか 

心理的に安心して参加できる    “アフターパーティの参加は勇気が出ないけど、  ランチ会には勇気を出して参加ボタンを押せました”  （STORES CAFE for Women）    “STORESさん主催のランチ会に参加したおかげで 
色んな方と交流できた”（STORES CAFE for Women）  なぜダイバーシティ施策が必要なのか 

選択肢を増やすため    “今年も託児所を利用させてもらったおかげで  RubyKaigiの参加が可能になり大変助かりました！”  (RubyKaigi 2025 Nursery Sponsor)    “WebやiOSアプリ開発に対するイメージが変わり、 
自分でもできるかも、やってみたいかも、  という気持ちになった”（STORES Tech Girls Camp）  なぜダイバーシティ施策が必要なのか 

ダイバーシティ施策は私得である  • 話しかける大義名分ができる  • 子どもと一緒にカンファレンスや  ミートアップに参加できる  私のモチベーション 

チリツモ効果 

ランチ会での出会いがきっかけとなり登壇へ！  チリツモ効果  参照元：TokyoWomen.rb #1 で初登壇した話 - 日々のこと（https://hibinokoto.hatenadiary.jp/entry/2025/06/04/091330） 

Tech Girls CampをきっかけにiOS開発をスタート    “その後、Macを購入し、  Swiftのチュートリアルに取り組んでおります”    チリツモ効果 

託児所スポンサーをしたい会社があらわれる！  チリツモ効果 

ランチ会での繋がりが次のRails Girls開催に！  チリツモ効果  Rails Girlsを  開催したいと   思っています  

Rails Girls 15th → Rails Girls 16th → WWYD登壇   
• 2023年4月開催のRails Girls 15thに参加  • 2024年3月開催のRails Girls 16thを主催    • Rails Girls 16thに参加  • プログラミングを活用して業務改善  • What Would You Do? 登壇   チリツモ効果 

ひとつひとつは小さな変化だけど  この変化が積み重なって  少しずつ未来がよくなると信じている  チリツモ効果 

女性エンジニア120人が選ぶ「フェアに働けそうなイメージのある企業2024」4位  チリツモ効果  参照元：WAKE Career ｜女性エンジニア120人が選ぶ「フェアに働けそうなイメージのある企業 2024」ランキング上位18社を発表  （https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000105436.html） 

ジェンダーダイバーシティ2025 大賞受賞 😭  チリツモ効果  参照元：ジェンダーダイバーシティを推進する IT企業25社を発表！『ジェンダーダイバーシティアワード 2025』受賞・認定企業一覧｜応募は 30社超！｜女性IT キャリア転職サイトWAKE Career（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000105436.html） 

私のたのしさ 

たのしかったことー！  社外のみなさんとプロジェクトを進めること  • Rails Girls 16th  • Rails Girls 17th 
• 託児サポート 

たのしかったことー！  子どもたちの笑顔！成長！    “ましゅみん”（2年連続で託児を利用されたお子さん）    “去年もいたよね？”（2年連続で託児を利用されたお子さん） 

たのしかったことー！  中高生からのフィードバックが沁みる    “Googleマップで行きたかったお店を調べていると、ホームページにSTORESのマークがあってなんだか  とても親近感が湧きました”    “この会社の人たち幸福度高く見えるんですけど  お仕事楽しいですか？” 

たのしかったことー！  入り口としてのRails Girlsを実感！    “Rubyコミュニティのイベントに参加するのは  初めてです”（コーチを担当された男性）    “娘から紹介されて参加しました”  （私と同じダンススタジオでレッスンを受けている大学生のお母さん） 

まとめ 

いつもありがとう〜！  • 同僚のみなさん  • コミュニティで関わってくれるみなさん  • 支えてくれる家族  まとめの前に 

たのしい駆動、だから続けられる  • 暗中模索してることは認識している  • でも、たのしいからやってこ！  • きっといつか花が咲くはず・・・🌸  まとめ 

たのしさ駆動のダイバーシティ施策が生む『チリツモ効果』

たのしさ駆動のダイバーシティ施策が生む『チリツモ効果』

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