Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

生成AI界隈で大注目!MCPについて

Tai
December 16, 2024
170

 生成AI界隈で大注目!MCPについて

2024年12月12日に開催された「Nagoya LLM Night 〜RAG & AIエージェント知見共有会〜」の登壇資料です。
MCPの概要、位置づけ、デモを披露してくださった吉田さんの登壇です。
↓Zenn
https://zenn.dev/myoshida2
↓イベント詳細
https://connpass.com/event/336484/

Tai

December 16, 2024
Tweet

Transcript

  1. Agenda 2 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. 1.

    MCPがリリース 2. 生成AIアプリの全体像 3. MCPの特徴 4. デモ 5. 座談会
  2. MCPがリリース AIとデータソースやサービスとを簡単に繋げられる 特にPC上のファイル操作ができるということでSNSを中心に話題になっている 3 Copyright © 2024 Accenture. All rights

    reserved. ✓2024年10月31日:Anthropic社から「Claude for Desktop(Beta)」がリリース ✓2024年11月26日:同社から「MCP(Model Context Protocol)」がリリース
  3. Agenda 4 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. 1.

    MCPがリリース 2. 生成AIアプリの全体像 3. MCPの特徴 4. デモ 5. 座談会
  4. 生成AIアプリの全体像 – まず生成AI(LLM)とは 端的にいうと、インターネット上に存在する情報を分析して、 人間が使う言葉を確率してモデル化したもの 6 Copyright © 2024 Accenture.

    All rights reserved. https://www.intellilink.co.jp/column/ai/2022/072800.aspx インターネット上に存在する情報 「吾輩は、」と ChatGPTへ問いか けた結果
  5. 生成AIアプリの全体像 – 概念 LLMが注目されて以降、RAGなど派生技術が登場 これらをHub的に目的に応じて活用して回答する「生成AIアプリ」が多数登場 7 Copyright © 2024 Accenture.

    All rights reserved. Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. LLM RAG/Embedding Tool Ops ✓ 大規模言語モデル ✓ 2022年11月にOpenAIがGPT3.5を発表 して非常に注目されている ✓ LLMに追加学習する仕組み ✓ 就業規則や業界独自データ ✓ 既存のAPIサービス ✓ 天気やニュースなど ✓ LLMの運用監視サービス ✓ ログ監視、モデル評価 生成AIアプリ 質問 回答 就業規則データ読み込み 一般的な人事ルール検索 アプリの例: RAG Tool 情報を要約 LLM 例:有給休暇の取 得方法を教えて! 吾輩は、、、
  6. 生成AIアプリの全体像 – 具体ソリューション 生成AIアプリは、エコシステム活用が重要 今後は各ツールの目利きや組み合わせを考える力が求められていく 8 Copyright © 2024 Accenture.

    All rights reserved. LLM ・・・など Ops Tool RAG/Embedding ・・・など ・・・など ・・・など 生成AIアプリ 標準提供 サービス ストアポータル ChatGPT 〇 〇 ベンダーフリー 低 Claude Gemini Perplexity NotebookLM Copilot Mapify Dify 〇 〇 低 〇 - 低 〇 - 中 〇 - 低 〇 - 低 〇 - 低 - 〇 高
  7. 生成AIアプリの全体像 – Dify Difyは「エコシステムを最大限活用」「変化に機敏に追従」する手段となりうる 9 Copyright © 2024 Accenture. All

    rights reserved. LLM ・・・など Ops Tool RAG/Embedding ・・・など ・・・など 生成AIアプリ構築 統合Platform
  8. Agenda 10 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. 1.

    MCPがリリース 2. 生成AIアプリの全体像 3. MCPの特徴 4. デモ 5. 座談会
  9. MCPの特徴 – Difyとの比較観点 PC上で動かす前提である点、PC上のデータソースを操作できる点、オープンソースでSDK が提供されておりMCP Serverを開発できる点で、注目を集めている 11 Copyright © 2024

    Accenture. All rights reserved. Difyは、Cloudやサーバ上で動かす前提 PC Claude for Desktop Claude LLM「Claude」 端末上のファイル 各サービス ・・・など Obsidian MCP Server Filesystem SQLite Google Maps ・・・ MCPはPC上で動か す前提 データソースやサービスのHubとなる仕組み 追加、削除できる SDKが提供されていて開発できる Dify MCP PC上のデータソースを操作できる
  10. MCPの特徴 – 今後の展望 1/2 12 Copyright © 2024 Accenture. All

    rights reserved. ✓ 2024年10月23日にAnthropicからリリースされた「computer use」(AIがPC操作を RPAのように行う)との連携 ✓ Local LLMやSLMの進化が進み、PC上のデータ生成との連携 ✓ 情報漏洩やセキュリティリスクが軽減される ✓ 閉じたNetworkで作業しなければならない業務でも生成AIの活用が進む
  11. MCPの特徴 – 今後の展望 2/2 13 Copyright © 2024 Accenture. All

    rights reserved. Level1: Conversational AI 会話型AI https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-11/openai-sets-levels-to-track-progress-toward-superintelligent-ai Level2: Reasoners 人間レベルの問題解決能力 Level3: Agents 自ら考えて行動 Level4: Innovator 未知の発明 Level5: Organizations 組織の業務遂行 AG I に 向 け た 5 段 階 チャットボットといった会話型AI インターネット上の知識をベースとしており知識量は凄い ただ、気の利いた回答や段階的な推論が苦手でハルシネー ションリスクも高め GPT-4o, Claude3.5, Gemini1.5 外部ツールを使用せずに、博士号レベルの教育を受けた人 間と同等の問題解決能力を持つ 知識量だけではなく、推論能力も持ち得ている o1がこのレベルまで来ていると言われている! https://note.com/naka_68/n/nb5c07bdb1eba 人間の代わりに数日間、タスクを処理する MCPやcomputer useが進化するとこのレ ベルになりそう! 自らイノベーションを生み出し、新しい概念を創造する - 人間による監視なしで、企業や政府のあらゆるタスクを自ら 管理する。ルーチンワークから戦略的意思決定、プロセス最 適化まで、すべてをAIが統括する。 - OpenAIが定義するAGI(人工汎用知能)に向けた5段階のうち、o1はLevel2に到達した MCPやcomputer useはLevel3になりえる技術要素と考える
  12. Agenda 14 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. 1.

    MCPがリリース 2. 生成AIアプリの全体像 3. MCPの特徴 4. デモ 5. 座談会
  13. デモ 15 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. DEMO

    ✓ PC上のDatabase操作 ✓ Webから情報を取得してPCにファイル出力 ✓ 生成AIから得た情報をObsidianへ連携
  14. Agenda 16 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. 1.

    MCPがリリース 2. 生成AIアプリの全体像 3. MCPの特徴 4. デモ 5. 座談会
  15. 座談会 17 Copyright © 2024 Accenture. All rights reserved. リリースほやほやのMCPについて、

    どのようにビジネスや日々の業務に活用できるか 意見交換させてください