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Cursor基本機能紹介

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October 11, 2025
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 Cursor基本機能紹介

AI駆動開発 ハンズオン会 #1 【Cursor Workshop Tokyo】
https://aid.connpass.com/event/368524/

にて使用したCursorの基本機能紹介スライドです

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October 11, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 興野 大雅 株式会社USEN-ALMEX(U-NEXT.HD) R&D本部 開発部 バックエンド開発グループ 兼 R&D本部 プロジェクト管理部

    採用・育成センター 兼 AIエバンジェリスト 開発言語 Go言語 活動 AIエージェントユーザー会 運営 AI駆動開発勉強会 運営
  2. Cursorの全体像 IDE(統合開発環境): VSCodeベースの使い慣れたインターフェースに AI の力を統合。 コード編集からデバッグまで全て可能な開発の中心 環境 Background Agent(非同期): リモート環境でコードを編集・実行する非同期エー

    ジェント Cursor CLI(ターミナル): ターミナルからもCursorの機能を活用可能。コマン ドでAI機能を呼び出し、コードの作成・レビュー・修 正が可能。 またCIやスクリプト内への組み込みも可能 Bugbot(コードレビュー): バグやセキュリティ上の問題、コード品質の不備な どをレビューする 本日のワークショップでは CursorのIDE内の機能を中心に紹介します
  3. Tab機能とは? 一言で言うと キーボードの 「Tabキー」を押すだけで、AIが続きを書いてくれる機能 プログラムを書いている途中で、「次こう書くんだよね?」と AIが提案してくれます。 使い方 1. 自分で少し書き始める 2.

    半透明の文字で「続きを予測」してくれる 3. OKなら Tabキー を押すだけで入力確定! 例: print( と書くと、AIが "Hello!" を予測してくれる → Tabを押すと自動で入力!
  4. Agentのモードとは? Cursor のエージェント機能には、目的に応じて使い分けられる 複数のモード があり、 代表的なものが Ask モード、Plan モード、Agent モード

    です。 それぞれのモードによって、 AIができること・してくれることが変わります。 モード 主な目的 特徴・制約 向いている場面 Ask 相談 コードベースを「読む」モード。提案を自動適用しない (“読み取り専用”)モード コードの解説や次の実装の相 談など Plan 計画・設計 変更を加えず、まずは計画を立てる段階。実装する前 の計画書を作成するモード 実装前に計画書を作るとき Agent 実行/編集 AIが自律的に複数ファイルを編集したり、コマンド実行 したり、編集を適用できるモード 機能追加や修正、コマンドを 実行させたいとき 豆知識 他にもカスタムモードというオリジナルのモードを作る機能もあるよ!
  5. /Generate Cursor Rulesとは チャット対話の中から、AIにあなたのプロジェクト向けのルール( Cursor Rules)を自動で 生成するコマンド どんなときに使う? これまでのチャットで「こうしてほしい」が出た後、その内容を形に残したいとき 特長・メリット

    手でルールをゼロから書くよりずっと早く始められる 対話で決めた設計方針やスタイルなどをそのままルール化できる 作ったルールは .cursor/rules フォルダに保存され、以降の作業で使われる 流れ(使い方のイメージ) 1. エージェントとの対話で、「このプロジェクトではこうしたい」「こういう書き方が好き」    などの指針を決める 2. チャット上で /Generate Cursor Rules と入力 3. AIが対話内容をもとにルールファイル( .mdc形式)を生成 4. 生成されたルールを確認・編集 5. 以降の作業で、AIがそのルールを参照して振る舞うようになる
  6. カスタムコマンドとは チャット入力で 「/(スラッシュ)」 を使って呼び出せる、お気に入りの操作セット(テンプレート) たとえば「コードレビューをチェックする」「テストを一括実行する」「仕様書を雛形で出す」などをコマンド化できる プロジェクトごとに .cursor/commands フォルダに Markdown ファイルとして登録する仕組み

    使い方 1. プロジェクト直下に .cursor/commands フォルダ を作る  2. その中に例えば write-tests.md や code-review.md のような Markdown ファイルを置く  3. チャット欄に / を打つと、登録したコマンド名がリストで出てくる  4. コマンドを選択すると、その命令に沿った処理や提案を AI が生成してくれる