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AWS_Re_Invent_2024_参加レポート.pdf

matsui-dmm
December 18, 2024
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 AWS_Re_Invent_2024_参加レポート.pdf

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December 18, 2024
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  1. © DMM © DMM CONFIDENTIAL AWS re:Invent 2024 参加レポート 合同会社DMM.com

    プラットフォーム開発本部 第一開発部 ユーザーレビューグループ 松井 高宏
  2. © DMM 7 4. セッション形式 • 基調講演   AWSの今後の傾向や最新の製品発表 •

    BreakoutSession  講義形式 • BuildersSession  ハンズオン形式 • PeerTalk  様々な国の人と特定の課題について議論
  3. © DMM 8 5. セッションの傾向 セッション例 ・自動車業界向けの生成AIカスタマイズ ・生成AI を利用したオンプレから最新プラットフォームへの移行 ・中小企業向けの生成

    AI アーキテクチャー ✴生成AIの注目度が非常に高かった • 期間中に3066のセッションが開催 • 特筆すべきは1000以上が生成AI関連のセッション (参考:DBは100、k8s関連は200ほど)
  4. © DMM 9 6. 生成AIの機能や事例 • 自動診断・報告 ◦ アラート発生時に生成AIがクエリ発行、ログ集約、内部状態を分析し、レポート 📊 ◦

    Observabilityの向上:ログ・監視系の会社が力を入れていた • Prompt Caching ◦ 過去に使用したプロンプトをキャッシュし、コストを1/10に削減 ◦ プロンプトの静的部分をキャッシュ、動的部分のみを更新 • Prompt Routing ◦ タスクの難易度に応じて適切な生成AIモデルを自動選択 ◦ 簡単なタスクには低コストモデル、複雑なタスクには高性能モデル
  5. © DMM 10 6. 生成AIの応用事例 • 製品・サービスへ適用 ◦ 利用者の理解度に応じて教育アプリが問題を生成 ◦

    運転中の音声通話を理解し、車内環境を制御 • 業務プロセスの改善 ◦ 大量の契約書からリスクを特定 ◦ ブランド広告を自動生成 • 開発プロセス改善 ◦ レガシーコードを最新言語のフレームワークに一括変換 🔍 ◦ こんな話も出てた (4500年かかるはずだったJavaのバージョンアップを生成AIで実現した話)
  6. © DMM 11 直近 • 2023年: ベンチャー企業中心に導入 • 2024年: 多くの企業が業務・製品に適用 • 2025年: 生成AI

    による意思決定や物理層連携 (産業用ロボットと連携) 近い将来 • データベースと同様に、システムの必須コンポーネントとなる 7. 生成AIの動向
  7. © DMM 15 9. 米国 vs 日本 感じた違い 米国 󰑔

    • 「テクノロジー導入が迅速」 だが、「強烈な不便さ」を痛感  例:車のみ優先された道路、高額な交通費、限定的決済方法 日本 󰏦 • 「テクノロジー導入が遅い」 が、社会全体が「便利さを享受」  例:歩行者にも配慮した道路、安価な公共交通、多様な決済方法    GoogleMapと現金あれば国内移動も困ることはない
  8. © DMM 16 10. まとめ • 米国の経験は全てが新しく、勉強になった • 生成AIは今後、必須コンポーネントになるらしい •

    社会全体の利便性向上にはテクノロジーの迅速な導入のみでは不足しており 「多様な選択肢の提供」 や 「全体の合意形成」 と言った日本的要素が重要と認識 イベントを通して最新のクラウド技術を学びました 今回、re:Inventに参加させていただき ありがとうございました!