Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

JuliaConへの行き方

Avatar for Satoshi Terasaki Satoshi Terasaki
November 07, 2025
24

 JuliaConへの行き方

JuliaCon 2025 at PIT に参加してきたので,海外(アメリカ)に行く際のちょっとしたノウハウをまとめたよ.

Avatar for Satoshi Terasaki

Satoshi Terasaki

November 07, 2025
Tweet

Transcript

  1. JuliaCon への行き方 概要 • JuliaCon 2025 へ行ってきました • JuliaCon への参加/行き方を紹介します

    ‣ 海外出張の仕方の JuliaCon 版です • 日本人の参加者を増やす目的 ‣ 初めて米国に行く人のためにも役に立つはず 2 / 54
  2. JuliaCon への行き方 何をするべきか • 発表者はネタを作る ‣ 発表者として申し込む ‣ チケットを買う ‣

    現地に移動する • 聴講者として参加することももちろんできる ‣ チケットを買う ‣ 現地に移動する 3 / 54
  3. JuliaCon への行き方 情報収集(発表者として行うこと) • 発表者募集の旨のお知らせを Discourse や X(旧 Twitter)/ Bluesky

    などの SNS で情報をキャッチアップする. ‣ X(旧 Twitter)でのお知らせ • 二月の中旬がデットラインだったので発表者として参加す る人はもう少し早めにソワソワしたほうが良い. • 三月の後半にアクセプトが来た 🎉 4 / 54
  4. JuliaCon への行き方 発表者として申し込む • JuliaCon 2025 Call for Proposals を確認する.

    • 発表スタイル,発表するトピックの分野を決める ‣ タイトルと description を書く ‣ 自分は Julia’s compiler, tooling, and ecosystem, Lightning talks で申し込んだ. 欲張って Talks でもよ かったかもしれない? 5 / 54
  5. JuliaCon への行き方 発表者として申し込んだ結果 • メールが3月後半に届く • アクセプトのお知らせが来る. 🎉 • 2

    人のレビュワーからフィードバックをもらう ‣ 必要に応じて description を修正する ‣ レビュワーのコメントからこのトークは 10 分ので適切と いうお言葉があった.結果として LT 枠でよかった. 7 / 54
  6. JuliaCon への行き方 聴講者として申し込む • 5 月ごろに early bird 登録が開始される.参加費が割安で 手に入れることができる

    • ちなみに喋る人も参加申し込みが必要 💸 (知らなかった…) ‣ QR コードのチケットが発行される.事前プリントアウ トして持っていくこと. ‣ 会場のスタッフがチケットをスキャンする ‣ T シャツも一枚もらえる.サイズはその場で申告できる. • この時期に旅費補助云々の案内もくる(今思えば,申し込 んでおけばよかった…) 9 / 54
  7. JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(準備編) • 飛行機/ホテルの予約 ‣ Expedia を使った(特に深い意味はない)みんなのオス スメを教えて ‣

    任意のタイミングでトイレに行きたかったので座席指定 できる飛行機のプランを使った – 座席が指定できる分,割高になる – 通路側に確保!(個人的には正解だった) 今回はピッツバーグだったので下記のルートだった. • 家 → 東京 → HND → DTW → PIT → バス移動 → ホテル ‣ デルタ航空を使った ‣ 他の人の話を聞いてる限り(今回の場合)この選択肢が (色んな意味で)ベストだった. 10 / 54
  8. JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(手続き編) • パスポート(マスト) ‣ マイナポータルから申請できる ‣ 申請から一週間ほどでもらえる ‣

    手数料などクレカで決済もできる • パスポートは ID(身分証明)として機能するので任意のタイ ミングで出せるように肌身離さず持っておくこと • ESTA (マスト) ‣ 米国の電子渡航認証システム • Invitation letter (推奨) ‣ スピーカーはこれをもらうことができる. ‣ 入国審査の際に「なぜ米国に来たか」の質問の際に渡す – あっさり通った 11 / 54
  9. JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(物理編・受託手荷物) • スーツケース (長期滞在用のため) ‣ 飛行機のチェックイン時に受託手荷物として預ける ‣ 着替え

    ‣ 歯ブラシ 🪥 (ホテルには無い) ‣ 髭剃り 🪒 (ホテルには無い) • あったらよかったかも ‣ 自分にあったトイレットペーパー 🧻 (お尻が…) ‣ 水筒(水分補給用) 12 / 54
  10. JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(物理編・機内持ち込み 手荷物) • PC, タブレット, TypeC アダプタ •

    マスク, 名刺 • ペン,紙(チケット・Invitation letter, 宿泊先情報 メモ, 発 表原稿) • モバイルバッテリ, 充電器・コード ‣(日本のものがそのまま使えた,予備は持っておいたほう が良かったかも) • エコバック • 常備薬 ‣ 薬局で英語の説明を発行してもらった ‣ 特につっこまれなかったが論理武装は大事だと思う 13 / 54
  11. JuliaCon への行き方 お財布 • 時間がなかったので街中の交換所で交換 ‣ 1 ドル概ね 150 円のレートで交換

    ‣ クレカで購入できた ‣ 羽田空港にもある,最悪手荷物検査を通った飛行機の ゲート内にもある ‣ 事前に 200 ドル分を換金してメインと予備のお財布に分 割した ‣ 何も言わなくても 20 ドル 10 ドル 5 ドル 1 ドル に分け てくれる 14 / 54
  12. JuliaCon への行き方 移動 • 国際線は 3 時間前には空港に着いた方が良い(一般論) • チェックイン・手荷物検査・ゲート移動で1時間は消費す る

    • ゲートは航空機の調子で都合で移動する ‣ 航空会社のスマホのアプリをインストールすると通知が 飛んでくる 17 / 54
  13. JuliaCon への行き方 手荷物検査 • 国内線だと電子機器は事前に出せと言われてた • 国際線は全部荷物にまとめておけば良い ‣ いい検知センサーを積んでるとこれで良いらしい ‣

    ポケットには文字通り何も入れてはいけない – ハンカチをズボンに入れてたら出せとブチギレられた. – 自分も気づいてなかったの…すまん. ‣ 出国前に慌てて買ったのが裏目に出た. ‣ トイレはペーパタオルが標準で付属だったので結果とし て不要だった. 18 / 54
  14. JuliaCon への行き方 機内(HND → DTW) • 12 時間の機内座りっぱなし • 機内食が出る2回+ホットスナック

    • 飲み物・水も適宜配給される • ゲーム・映画が見られるので暇つぶしはできる • 暗くなるので PC 作業はできない… ‣ 発表のイメトレぐらい • トイレは複数ある. 空いてるのにも関わらず入らない人も多 く,トイレはうまく使う必要がある. 20 / 54
  15. JuliaCon への行き方 DTW で入国審査 • Why are you in America?

    的な質問をもらう ‣ トゥアテンドジュリアカンファレンス ‣ Invitation letter を出す • 指紋を採られる(通常の手続っぽい) • Invitation letter は最強 • 宿泊先の情報(場所・滞在時期)の紙は役に立つはず 24 / 54
  16. JuliaCon への行き方 DTW での暇つぶし • トイレの洗礼を受ける( 💩 , Welcome to

    America) • お腹が空いたので自販機でサンドイッチを購入 10 ドル… • クレジットカード決済ができることを試したかった • 飲み物の自販機があるのでそこでクォータの小銭 🪙 を作っ ておくと良い ‣ ロッカーを使用するときに使う ‣ 謎のガムを買う自販機で使える • 飛行機の都合でゲート移動・PIT への移動の時間が伸びた • スズメが空港ゲート内にいる(笑) 26 / 54
  17. JuliaCon への行き方 DTW から PIT • 国内線 • 1 時間強の移動

    ‣ 寝落ちしてた(´・ω・`)ので気づいたら着陸体制になっ てた 27 / 54
  18. JuliaCon への行き方 PIT からホテル • ChatGPT の o3 が最強のガイドだった •

    バスを使う ‣ 2.75 ドルをその都度支払うか ‣ 磁気カードを買う(どうなるかわからなかったので,今回 はこっちを使った) ‣ 乗るときにピッとかざすだけ • Google Map で今の居場所を見ながら降りる場所を空気を 読む • 窓にある紐を引っ張ると降りるためのサインを出してくれ たっぽい(?) • 日本のサービスは素晴らしい 28 / 54
  19. JuliaCon への行き方 ホテル • 22 時にチェックイン • アイハブアリザベーションと言って予約してた旅程票とパス ポートと自分の氏名を言う •

    24 時間待機してるホテルだったので良かった… • 鍵は磁気カード,たまに磁気が壊れる • フロントで直してもらう際に ID(身分証明)が必要だった ‣ パスポートは肌身外さずつけておくこと(超重要) ‣ 泊まるルーム番号は暗記しておくこと 困ったら DeepL や PLaMo 翻訳を使うと言う手がある 29 / 54
  20. JuliaCon への行き方 ピッツバーグの治安 • 比較的良い方, 現地の人はヘッドホンしながら通勤してるぐ らい • 物乞いはいるが無視して良い •

    朝6時には自動車が動き始める • 20 時までは明るい(時差の影響?) • 朝4時に移動しても問題はなかった(帰りの都合上早朝に 移動することになった) 34 / 54
  21. JuliaCon への行き方 ご飯とチップとクレカ • 概ね 20 パーセント分を記入する必要がある(圧力) ‣ このルールを知らないとトラブルの元になる ‣

    ご飯代の会計に自分で加えて記入 – 端数は切り上げのほうが良いらしい ‣ 前払いの店だとチップの量で扱い(料理の出る順)が違うこ とを実感 • 後払い ‣ 伝票にクレジットカード(または現金を)挟んで渡す ‣ チップの額を記入する ‣ それをさらに渡す(この時はクレカは渡さない) • 複数人で飲み食いした場合,割り勘か個別会計が選べる ‣ 誰が何を頼んだか店員は覚えている(すごい) 38 / 54
  22. JuliaCon への行き方 博物館 • カーネギー自然史博物館 ‣ 近くにあったので行ってみた. 20 ドル ‣

    ティラノサウルス・レックスの模式標本がある.恐竜は大 きい • 美術館も入れる.ゴッホの絵があった. 39 / 54
  23. JuliaCon への行き方 JuliaCon • 受付を済ませる ‣ QR コードのチケットを見せる ‣ T

    シャツをもらう ‣ ステッカーをもらう • 朝は朝食(甘いマフィン?)が出ていた. ‣ コーヒ・水・オレンジジュース・紅茶用のお湯 ‣ お昼はたまにスポンサー提供のものが振る舞われるが, 基本現地の店で食べる • 複数の会場がある • トークの間の休憩時間がないので計画を練る必要がある. ‣ 休憩時間欲しい… 43 / 54
  24. JuliaCon への行き方 発表 • YouTube からみられるよ(探してね! ) • 口頭原稿用意しておいて良かった •

    イメトレは大事 • なんとかなった • 10 分 + 30 秒オーバ(申し訳ない(´・ω・`)) • 後で質問が来てくれた, Slack DM でも感想をもらった 47 / 54
  25. JuliaCon への行き方 発表準備に関して • 過去の 10 分トークの講演を聞いて参考にした • 事前に分単位で計画を練る •

    ジョークを入れるのは上級者テクニックらしい ‣ すべらず笑ってくれて良かった ‣ interesting and funny という感想をいただいた 48 / 54
  26. JuliaCon への行き方 JuliaCon 全体で • いろんな人を生で見ることができる • バケモノみたいな生産性を持ってるが,それでも一人の人 間なんだということを認識できる •

    トークごとの休憩時間が欲しかったな • JuliaHub/SciML のセッションが多かった.もう少し多様 なトークがあってもいいと思う • お金と時間があれば行ってみるといいと思います. 49 / 54
  27. JuliaCon への行き方 語学の壁について • 喋る側の英語は通じる, 聞き取ってくれる. • 技術的な語彙は README を英語で書く習慣を持っていれ

    ばなんとかなるはず • 初歩的な日常会話の語彙は持っておいたほうが良いかも. ‣ 文化の理解も大事 ‣ 一方で,チップ文化は滅びるべき • 本場ネイティブの英語は早い…(自分の課題) • 語学の壁というよりコミュニケーション力が大事な気がす る ‣ 知らない人に話しかける勇気 (反省) ‣ 話す勇気は大事な気がする(反省) 50 / 54
  28. JuliaCon への行き方 帰り • 朝 4 時におきてチェックアウト • バスに乗る •

    空港・チェックイン・手荷物検査・ゲートに入る • お土産を買う • ハンバーグを食べる • 飛行機に乗る • 羽田空港に着く! ! ! • 家に帰る 🫠 51 / 54
  29. JuliaCon への行き方 役に立ったツール • ChatGPT (翻訳, ガイド) • DeepL (翻訳)

    • PLaMo (PFN 社の翻訳 Web サービス) • Google Map (地図, ルート検索) • 同時通訳(Kotoba Technologies 社のアプリ,文字起こしと して役に立った) 今後,様々な会社から同時通訳系の技術が進むと期待してい ます. 53 / 54