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JuliaConへの行き方
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Satoshi Terasaki
November 07, 2025
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JuliaConへの行き方
JuliaCon 2025 at PIT に参加してきたので,海外(アメリカ)に行く際のちょっとしたノウハウをまとめたよ.
Satoshi Terasaki
November 07, 2025
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Transcript
JuliaCon への行き方 SatoshiTerasaki
JuliaCon への行き方 概要 • JuliaCon 2025 へ行ってきました • JuliaCon への参加/行き方を紹介します
‣ 海外出張の仕方の JuliaCon 版です • 日本人の参加者を増やす目的 ‣ 初めて米国に行く人のためにも役に立つはず 2 / 54
JuliaCon への行き方 何をするべきか • 発表者はネタを作る ‣ 発表者として申し込む ‣ チケットを買う ‣
現地に移動する • 聴講者として参加することももちろんできる ‣ チケットを買う ‣ 現地に移動する 3 / 54
JuliaCon への行き方 情報収集(発表者として行うこと) • 発表者募集の旨のお知らせを Discourse や X(旧 Twitter)/ Bluesky
などの SNS で情報をキャッチアップする. ‣ X(旧 Twitter)でのお知らせ • 二月の中旬がデットラインだったので発表者として参加す る人はもう少し早めにソワソワしたほうが良い. • 三月の後半にアクセプトが来た 🎉 4 / 54
JuliaCon への行き方 発表者として申し込む • JuliaCon 2025 Call for Proposals を確認する.
• 発表スタイル,発表するトピックの分野を決める ‣ タイトルと description を書く ‣ 自分は Julia’s compiler, tooling, and ecosystem, Lightning talks で申し込んだ. 欲張って Talks でもよ かったかもしれない? 5 / 54
JuliaCon への行き方 アクセプトされた 🎉 Figure 1: アクセプトされた様子 6 / 54
JuliaCon への行き方 発表者として申し込んだ結果 • メールが3月後半に届く • アクセプトのお知らせが来る. 🎉 • 2
人のレビュワーからフィードバックをもらう ‣ 必要に応じて description を修正する ‣ レビュワーのコメントからこのトークは 10 分ので適切と いうお言葉があった.結果として LT 枠でよかった. 7 / 54
JuliaCon への行き方 発表者として申し込んだ結果 • 一人が複数の発表しているケースもあったので,複数申し 込んでもよかったかしれない ‣ アクセプトされても辞退(withdraw)することもできたっ ぽい ‣
5月まで参加できるかどうかの意思を表明できる. ‣ ネタがあり,行きたい意欲があればとりあえず申し込む でいいと思う. 8 / 54
JuliaCon への行き方 聴講者として申し込む • 5 月ごろに early bird 登録が開始される.参加費が割安で 手に入れることができる
• ちなみに喋る人も参加申し込みが必要 💸 (知らなかった…) ‣ QR コードのチケットが発行される.事前プリントアウ トして持っていくこと. ‣ 会場のスタッフがチケットをスキャンする ‣ T シャツも一枚もらえる.サイズはその場で申告できる. • この時期に旅費補助云々の案内もくる(今思えば,申し込 んでおけばよかった…) 9 / 54
JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(準備編) • 飛行機/ホテルの予約 ‣ Expedia を使った(特に深い意味はない)みんなのオス スメを教えて ‣
任意のタイミングでトイレに行きたかったので座席指定 できる飛行機のプランを使った – 座席が指定できる分,割高になる – 通路側に確保!(個人的には正解だった) 今回はピッツバーグだったので下記のルートだった. • 家 → 東京 → HND → DTW → PIT → バス移動 → ホテル ‣ デルタ航空を使った ‣ 他の人の話を聞いてる限り(今回の場合)この選択肢が (色んな意味で)ベストだった. 10 / 54
JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(手続き編) • パスポート(マスト) ‣ マイナポータルから申請できる ‣ 申請から一週間ほどでもらえる ‣
手数料などクレカで決済もできる • パスポートは ID(身分証明)として機能するので任意のタイ ミングで出せるように肌身離さず持っておくこと • ESTA (マスト) ‣ 米国の電子渡航認証システム • Invitation letter (推奨) ‣ スピーカーはこれをもらうことができる. ‣ 入国審査の際に「なぜ米国に来たか」の質問の際に渡す – あっさり通った 11 / 54
JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(物理編・受託手荷物) • スーツケース (長期滞在用のため) ‣ 飛行機のチェックイン時に受託手荷物として預ける ‣ 着替え
‣ 歯ブラシ 🪥 (ホテルには無い) ‣ 髭剃り 🪒 (ホテルには無い) • あったらよかったかも ‣ 自分にあったトイレットペーパー 🧻 (お尻が…) ‣ 水筒(水分補給用) 12 / 54
JuliaCon への行き方 現地に移動するための準備(物理編・機内持ち込み 手荷物) • PC, タブレット, TypeC アダプタ •
マスク, 名刺 • ペン,紙(チケット・Invitation letter, 宿泊先情報 メモ, 発 表原稿) • モバイルバッテリ, 充電器・コード ‣(日本のものがそのまま使えた,予備は持っておいたほう が良かったかも) • エコバック • 常備薬 ‣ 薬局で英語の説明を発行してもらった ‣ 特につっこまれなかったが論理武装は大事だと思う 13 / 54
JuliaCon への行き方 お財布 • 時間がなかったので街中の交換所で交換 ‣ 1 ドル概ね 150 円のレートで交換
‣ クレカで購入できた ‣ 羽田空港にもある,最悪手荷物検査を通った飛行機の ゲート内にもある ‣ 事前に 200 ドル分を換金してメインと予備のお財布に分 割した ‣ 何も言わなくても 20 ドル 10 ドル 5 ドル 1 ドル に分け てくれる 14 / 54
JuliaCon への行き方 お財布 • クォータ硬貨はあったほうが便利なので自販機で飲み物を 買って崩すと良いかも • 現金よりもアメリカだとクレカの方がよく使う大事 • クォータ未満の効果は実用上不要なので持ち歩かなくて良
い. ‣ Pocket Change というサービスを使えば硬貨を Suica に 移行することもできる 15 / 54
JuliaCon への行き方 通信 • 自分は ahamo を契約している ‣ 現地についてローミングを on
にするだけで通信ができ る ‣ 20GB ほど使った 16 / 54
JuliaCon への行き方 移動 • 国際線は 3 時間前には空港に着いた方が良い(一般論) • チェックイン・手荷物検査・ゲート移動で1時間は消費す る
• ゲートは航空機の調子で都合で移動する ‣ 航空会社のスマホのアプリをインストールすると通知が 飛んでくる 17 / 54
JuliaCon への行き方 手荷物検査 • 国内線だと電子機器は事前に出せと言われてた • 国際線は全部荷物にまとめておけば良い ‣ いい検知センサーを積んでるとこれで良いらしい ‣
ポケットには文字通り何も入れてはいけない – ハンカチをズボンに入れてたら出せとブチギレられた. – 自分も気づいてなかったの…すまん. ‣ 出国前に慌てて買ったのが裏目に出た. ‣ トイレはペーパタオルが標準で付属だったので結果とし て不要だった. 18 / 54
JuliaCon への行き方 空港待機 • 手荷物検査を通ったらあとは搭乗口まで移動 • サンドイッチとかおやつを買っておけば良かったかも ‣ ファミマのサンドイッチが自販機で売っていた 19
/ 54
JuliaCon への行き方 機内(HND → DTW) • 12 時間の機内座りっぱなし • 機内食が出る2回+ホットスナック
• 飲み物・水も適宜配給される • ゲーム・映画が見られるので暇つぶしはできる • 暗くなるので PC 作業はできない… ‣ 発表のイメトレぐらい • トイレは複数ある. 空いてるのにも関わらず入らない人も多 く,トイレはうまく使う必要がある. 20 / 54
JuliaCon への行き方 機内食 Figure 2: 機内食 1 21 / 54
JuliaCon への行き方 機内食 Figure 3: 機内食 2 22 / 54
JuliaCon への行き方 機内食 Figure 4: 機内食 3 23 / 54
JuliaCon への行き方 DTW で入国審査 • Why are you in America?
的な質問をもらう ‣ トゥアテンドジュリアカンファレンス ‣ Invitation letter を出す • 指紋を採られる(通常の手続っぽい) • Invitation letter は最強 • 宿泊先の情報(場所・滞在時期)の紙は役に立つはず 24 / 54
JuliaCon への行き方 DTW でのリチェックと荷物検査 • 荷物を一旦ピックアップして再度リチェックする ‣ 日本で事前に職員さんからその旨を案内してくれる.道 なりに進めば良い. •
手荷物検査もまたある ‣ 荷物を一つに詰め込んでおく ‣ 羽田で問題なければ問題ないはず 25 / 54
JuliaCon への行き方 DTW での暇つぶし • トイレの洗礼を受ける( 💩 , Welcome to
America) • お腹が空いたので自販機でサンドイッチを購入 10 ドル… • クレジットカード決済ができることを試したかった • 飲み物の自販機があるのでそこでクォータの小銭 🪙 を作っ ておくと良い ‣ ロッカーを使用するときに使う ‣ 謎のガムを買う自販機で使える • 飛行機の都合でゲート移動・PIT への移動の時間が伸びた • スズメが空港ゲート内にいる(笑) 26 / 54
JuliaCon への行き方 DTW から PIT • 国内線 • 1 時間強の移動
‣ 寝落ちしてた(´・ω・`)ので気づいたら着陸体制になっ てた 27 / 54
JuliaCon への行き方 PIT からホテル • ChatGPT の o3 が最強のガイドだった •
バスを使う ‣ 2.75 ドルをその都度支払うか ‣ 磁気カードを買う(どうなるかわからなかったので,今回 はこっちを使った) ‣ 乗るときにピッとかざすだけ • Google Map で今の居場所を見ながら降りる場所を空気を 読む • 窓にある紐を引っ張ると降りるためのサインを出してくれ たっぽい(?) • 日本のサービスは素晴らしい 28 / 54
JuliaCon への行き方 ホテル • 22 時にチェックイン • アイハブアリザベーションと言って予約してた旅程票とパス ポートと自分の氏名を言う •
24 時間待機してるホテルだったので良かった… • 鍵は磁気カード,たまに磁気が壊れる • フロントで直してもらう際に ID(身分証明)が必要だった ‣ パスポートは肌身外さずつけておくこと(超重要) ‣ 泊まるルーム番号は暗記しておくこと 困ったら DeepL や PLaMo 翻訳を使うと言う手がある 29 / 54
JuliaCon への行き方 ホテル Figure 5: ホテル 30 / 54
JuliaCon への行き方 事前視察 徒歩で行ける距離のところを選んでた お手伝いをした,自分 の名前と顔を認知してもらえた. Satoshi は知られるように なってきたっぽい.LinkedIn でも結構投稿してるのでその影
響もあるかも. 31 / 54
JuliaCon への行き方 ピッツバーグの気候 • カラッとした暑さ • 湿気がなく乾燥している • 程よいエアコン •
喉がかわく 32 / 54
JuliaCon への行き方 街並み Figure 6: 街並み 33 / 54
JuliaCon への行き方 ピッツバーグの治安 • 比較的良い方, 現地の人はヘッドホンしながら通勤してるぐ らい • 物乞いはいるが無視して良い •
朝6時には自動車が動き始める • 20 時までは明るい(時差の影響?) • 朝4時に移動しても問題はなかった(帰りの都合上早朝に 移動することになった) 34 / 54
JuliaCon への行き方 街並み 35 / 54
JuliaCon への行き方 街並み 36 / 54
JuliaCon への行き方 トイレ • そこそこ綺麗 • 日本の下手な公衆トイレに比べるとまし • 足周りが空いているのがどうしても慣れない. •
密閉した日本のトイレは落ち着く 37 / 54
JuliaCon への行き方 ご飯とチップとクレカ • 概ね 20 パーセント分を記入する必要がある(圧力) ‣ このルールを知らないとトラブルの元になる ‣
ご飯代の会計に自分で加えて記入 – 端数は切り上げのほうが良いらしい ‣ 前払いの店だとチップの量で扱い(料理の出る順)が違うこ とを実感 • 後払い ‣ 伝票にクレジットカード(または現金を)挟んで渡す ‣ チップの額を記入する ‣ それをさらに渡す(この時はクレカは渡さない) • 複数人で飲み食いした場合,割り勘か個別会計が選べる ‣ 誰が何を頼んだか店員は覚えている(すごい) 38 / 54
JuliaCon への行き方 博物館 • カーネギー自然史博物館 ‣ 近くにあったので行ってみた. 20 ドル ‣
ティラノサウルス・レックスの模式標本がある.恐竜は大 きい • 美術館も入れる.ゴッホの絵があった. 39 / 54
JuliaCon への行き方 ご飯 • ハンバーグ・ステーキ・サンドイッチ・メキシカン・ビー ル • 日本の苦いビールとは異なりフルーティなものを選べる IPA ってやつが目印
• ポテトは野菜理論(?) • 毎食寿司を食ってるぐらいの値段が吹っ飛ぶ 💸 40 / 54
JuliaCon への行き方 ご飯 example 41 / 54
JuliaCon への行き方 ご飯 example 42 / 54
JuliaCon への行き方 JuliaCon • 受付を済ませる ‣ QR コードのチケットを見せる ‣ T
シャツをもらう ‣ ステッカーをもらう • 朝は朝食(甘いマフィン?)が出ていた. ‣ コーヒ・水・オレンジジュース・紅茶用のお湯 ‣ お昼はたまにスポンサー提供のものが振る舞われるが, 基本現地の店で食べる • 複数の会場がある • トークの間の休憩時間がないので計画を練る必要がある. ‣ 休憩時間欲しい… 43 / 54
JuliaCon への行き方 Morning@JuliaCon 44 / 54
JuliaCon への行き方 Morning@Hotel 45 / 54
JuliaCon への行き方 Morning@Hotel 46 / 54
JuliaCon への行き方 発表 • YouTube からみられるよ(探してね! ) • 口頭原稿用意しておいて良かった •
イメトレは大事 • なんとかなった • 10 分 + 30 秒オーバ(申し訳ない(´・ω・`)) • 後で質問が来てくれた, Slack DM でも感想をもらった 47 / 54
JuliaCon への行き方 発表準備に関して • 過去の 10 分トークの講演を聞いて参考にした • 事前に分単位で計画を練る •
ジョークを入れるのは上級者テクニックらしい ‣ すべらず笑ってくれて良かった ‣ interesting and funny という感想をいただいた 48 / 54
JuliaCon への行き方 JuliaCon 全体で • いろんな人を生で見ることができる • バケモノみたいな生産性を持ってるが,それでも一人の人 間なんだということを認識できる •
トークごとの休憩時間が欲しかったな • JuliaHub/SciML のセッションが多かった.もう少し多様 なトークがあってもいいと思う • お金と時間があれば行ってみるといいと思います. 49 / 54
JuliaCon への行き方 語学の壁について • 喋る側の英語は通じる, 聞き取ってくれる. • 技術的な語彙は README を英語で書く習慣を持っていれ
ばなんとかなるはず • 初歩的な日常会話の語彙は持っておいたほうが良いかも. ‣ 文化の理解も大事 ‣ 一方で,チップ文化は滅びるべき • 本場ネイティブの英語は早い…(自分の課題) • 語学の壁というよりコミュニケーション力が大事な気がす る ‣ 知らない人に話しかける勇気 (反省) ‣ 話す勇気は大事な気がする(反省) 50 / 54
JuliaCon への行き方 帰り • 朝 4 時におきてチェックアウト • バスに乗る •
空港・チェックイン・手荷物検査・ゲートに入る • お土産を買う • ハンバーグを食べる • 飛行機に乗る • 羽田空港に着く! ! ! • 家に帰る 🫠 51 / 54
JuliaCon への行き方 ハンバーグを食べる 52 / 54
JuliaCon への行き方 役に立ったツール • ChatGPT (翻訳, ガイド) • DeepL (翻訳)
• PLaMo (PFN 社の翻訳 Web サービス) • Google Map (地図, ルート検索) • 同時通訳(Kotoba Technologies 社のアプリ,文字起こしと して役に立った) 今後,様々な会社から同時通訳系の技術が進むと期待してい ます. 53 / 54
JuliaCon への行き方 謝辞 • JuliaCon 2025 の主催者の皆様に感謝します. • 現地で助けていただいた皆さんに感謝します. ‣
特に富谷昭夫 さんには大変お世話になりました. 54 / 54