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『Cursor だけじゃない』エンジニアが業務改革に使える AI 活用術
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tetsuro_b
March 12, 2025
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『Cursor だけじゃない』エンジニアが業務改革に使える AI 活用術
tetsuro_b
March 12, 2025
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Transcript
『Cursor (コーディング)だけじゃない』 エンジニアが業務改善に使える AI 活用術。
自己紹介 てつ(X: @tetsuro_b) 岐阜在住 妻と子供2人 勤務先 株式会社キカガク マイブーム 冷凍食品のラーメン食べる
Cursor 使ってますか? Cursor = AI エディタ(Cline, Windsurf, Bolt…) Zenn にも記事がたくさん
「全エンジニアに導入しました」という会社も増えた来た コーディング業務は『ツールの導入だけ』で開発生産性があがった では我々エンジニアはコーディングやプロダクトアイデア以外にどのように LLM を使えるでしょうか?
【結論】めんどくさい感情 = LLM 活用ヒント 日常の業務で「めんどうだなー」とか「やればすぐ終わるけど後回し…」というタスクありませんか? そういうものこそ LLM の出番だと思っています! 本日は実際に私が業務改善で行った LLM
活用をいくつか紹介します!
本日紹介する業務改善アイデアリスト 1. Slack から PR を自動でたてる(特化型 Devin ) 2. エラーログサマリ
3.ドキュメント更新漏れチェッカー 4. セキュリティチェックシート自動記入
Slack から PR を自動でたてる(特化型 Devin ) Google Cloud Logging で検知したエラーを
Slack へ流している Slack への通知で除外したいログのリストを GitHub のリポジトリで管理している 手間自体は少ないが通常業務が忙しく、除外ログの PR を立てるのを後回しにしてしまう 結果、ログが除外されず Slack が荒れる 🫠 → LLM を活用し Slack から PR を自動でたてるワークフローを作った!
Slack から PR を自動でたてる(特化型 Devin ) 仕組みとしては Slack のスタンプをトリガーに Dify
を呼び出し LLM でコード生成し GitHub へ PR をたてる 詳しくは Zenn に記事あります「Slack 上から PR を立てるワークフローを Dify で構築してみた」 https://zenn.dev/kikagaku/articles/bc5746eb37cab2
エラーログサマリ Google Cloud Logging で検知したエラーを Slack へ流している エラーログのフィルタリングの仕組みも整備しているが、業務優先になるとログの精査も日常的にできない それでもエラーログは常に流れ続けるので、追うのが大変、めんどくさい →
LLM を活用し 4 時間おきくらいに発生したエラーログをサマリする bot を開発
エラーログサマリ 仕組みは超シンプル プロンプト(重要な部分) エラーメッセージリストを解析し、類似したメッセージ をグループ化して 代表的なメッセージにまとめてくださ い。 - 重複は除去し、本質的に同じエラーは1つにまとめる -
エラー文はなるべく元のエラー分をそのまま出力する - エラーログに対しての説明はなし
ドキュメント更新漏れチェッカー プロダクト仕様やコーディング規約など md でリポジトリ内で管理している PR Review はメンバー全員行っているがドキュメントの更新漏れが発生しがち → LLM を活用してドキュメントの更新漏れを防ぐ
CI を開発
ドキュメント更新漏れチェッカー 仕組みは超シンプル ドキュメントは .gitignore みたいにパスで指定できるよ うにしている 問題点… 人間だったらそれ更新しないよというコメントが多 い。LLM は丁寧ですねぇ
🫠 という感じでプロンプトについては格闘中…
セキュリティチェックシート自動記入 toB プロダクト担当したことある方はわかるかも 企業から自社プロダクトに対して「WAF ありますか?」 「パスワードポリシーは?」など一般的なセキュリテ ィ要件についてのヒアリング事項が記載された Excel シート 弊社でも多いときで月に数件対応している
内容によりけりだが、1件あたり1時間以上かかるときもある → LLM を活用し、自動で質問事項に回答できる仕組みを整備した
セキュリティチェックシート自動記入 仕組みは以下の通り Zenn に記事あります「Cursor で Excel 一括編集を効率化!〜セキュリティチェックシート版〜」 https://zenn.dev/kikagaku/articles/80c6e240d361c4
最後に みなさんの業務改善アイデアに少しでもつながれば幸いです! ご清聴ありがとうございました。 X では AI エディタの活用についてメインで発信しています! 是非フォローいただけたらうれしいです! ( @tetsuro_b
)