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230719 WAOJE / WAOJE

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More Decks by 東京都副知事 宮坂学

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  1. スタートアップの力でコロナ禍を乗り越えてきた バイオテクノロジー 創立:2010年 救急医療PF 創立:2016年 外食配達PF 創立:2009年 モデルナ ファストドクター Uber

    Eats 革新的な新薬開発 持続可能な地域医 療の実現 飲食ビジネスの革命  革新的ワクチンを開発  2020年12月、新型コロナワ クチンの緊急使用が承認  革新的な科学の進展と速や かな製造拡大の実現を追求  夜間・休日なども含めて24 時間・365日医療にアクセス 可能に  オンライン診療により不要不 急な救急車搬送を減少  自治体との連携で9万人超 のコロナ患者に対応  日本では2016年9月に事業 開始  外出自粛を受けて利用が急 拡大 (2020年8月 約180万人/月 →2021年8月 約400万人/月) 5
  2. 日本と米国の理工学系学生の人気企業比較 出典:「⽂部科学省 今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の 在り⽅に関する有識者検討会(第3回)これからの人材育成 を考える」(2023年3月・安宅和人氏資料を基に作成) 6 1 ソニー 1946 77

    2 アクセンチュア 1989 32 3 トヨタ自動車 1937 86 4 旭化成グループ 1931 92 5 日立製作所 1910 113 6 味の素 1909 114 7 NTTデータ 1988 35 8 川崎重工業 1896 127 9 サントリーグループ 1899 124 10 野村総合研究所 1965 58 企業名 設立 年数 1 Space X 2002 21 2 Tesla 2003 20 3 NASA* 1958 67 4 Lockeed Martin 1995 28(111) 5 Boeing 1916 107 6 Apple 1976 47 7 Google 1998 25 8 Microsoft 1975 48 9 Northrop Grumman 1994 29(96) 10 Raytheon Technologies 2020 3(98) 企業名 設立 年数 …50年以下 日本 米国 *2 *3 *4
  3. 裾野拡大 x10 官民協働 x10 グローバル x10 未来を切り拓く 10×10×10 の イノベーションビジョン

    グローバル x10 裾野拡大 x10 官民協働 x10  起業時から世界を見据え、海外VC等から資金を調達して世界 市場に進出するスタートアップを数多く輩出  東京からグローバルなイノベーションを起こす 指標:東京発ユニコーン数 5年で10倍  自分の頭で考え、失敗を恐れず、多様性を認める学びから起 業家性を育み、起業等にチャレンジしやすい社会を実現  地域の課題を解決する幅広いイノベーションを起こす 指標:東京の起業数 5年で10倍  行政がイノベーションを生み出すスタートアップの力を取り入れ、 新たな成長を呼び込み、様々な社会課題を解決  スタートアップと行政がパートナーとなり未来を実現 指標:東京都の協働実践数 5年で10倍 7
  4. スタートアップが育つポテンシャルを活かす 9 世界 1位 イノベーティブな 都市ランキング(2021) Innovation Cities TM Index

    世界 1位 GDP都市ランキング(2016) Chicago council on Global Affairs 世界 2位 人口都市圏ランキング (2021) 世界 3位 Fortune Global 500 企業の本社数ランキング (2021) 世界 1位 世界の都市安全性指数 ランキング(2022) 世界 1位 ミシュラン星獲得店舗数 ランキング(2022)
  5. 10 “挑戦者を応援する” スタートアップ戦略の展開 Ⅰ 世界最高にスタートアップフレンドリーな東京にする Ⅱ 誰もが夢に向かって羽ばたける土壌を作る Ⅲ あらゆる関係者が“ワンチーム”で強力にサポートする Ⅳ

    世界を視野に戦略的に発信する <4つの柱> “Born Global”の視点 で大胆な施策を展開し、 社会変革につなげる 東京の強み: スタートアップが育つ ポテンャルを活かす スタートアップを応援する 多様なプレイヤーと共に、 世界に挑む
  6. “Tokyo Innovation Base”のコンセプト アジアの スタートアップゲートウェイ となる大規模な拠点 アーリー以前のSUや 都市課題解決SUをターゲット SUに魅力的な アクセラプログラムを提供

    民間の優れた運営力を持つ企業 を国内だけでなく海外からも誘致 子供、起業を目指す大学生や 社会人等も気軽に立ち寄れ、 SUやそのサービスに触れ合える 仕組みを構築 業界・分野にとらわれない イベント等を常時開催 イノベーションを生む 14 Ⅰ-① イノベーションを起こす ”場づくり”
  7. 初動期のSUに対する新たな資金提供の枠組みを構築 支援の 枠組みづくり 東 京 都 市場調査 アイデアの具体化 起業志望者 事業化法人設立

    Ⅰ-② 成長を促し、 加速させる投資 15 支援 アクセラ団体 資金 サポート 1 2 3 志やアイデアを起業につなげたい人を広くスカウト ・都のイベント参加者などからもピックアップ アイデアをブラッシュアップしビジネスモデルへ ・「壁打ち」を通じた新たな視点の取り入れ ・ワークショップによる課題の洗い出し など 有望な案件には、事業化に向けて経費の支援を実施 ・市場調査や分析に要する費用 ・技術実証(PoC)に要する経費 ・技術開発に要する人件費や設備費 など
  8. GROWTH 大学VCからの資金供給を充実させSUの成長を促進 大学VCファンド 国内VCファンド 都内SU等 東 京 都 GPの募集・選定 各VCファンドへの

    出資 SUの掘り起し・ 投資実行 今後の 事業展開 ’23 16 Ⅰ-② 成長を促し、 加速させる投資 出資 資金 供給
  9. 海外VC・アクセラ誘致の仕組みを構築しグローバル展開を実現 日本貿易 振興機構 JETROや 国等と調整 誘致先の 決定 SU選定 アクセラP策定 支援開始

    海外VC アクセラ 今後の 事業展開 BORN GLOBAL ’23 都内SU等 17 Ⅰ-② 成長を促し、 加速させる投資 東 京 都 連携 誘致 資金 供給 アクセラ P
  10. 東京都が持つフィールドの規模感 東京都内の職員数 インフラ 都17万人 ( 警察・消防6.5万、 教員6.7万 ) 区市町村9万人 (

    区6.3万、 市町村2.6万 ) 都道 2,400km 知床岬から種子島までの距離 水道管 27,000km 地球の約3分の2周の長さ 下水道管(23区) 16,000km 東京からオーストラリアを 往復した距離 都営バス 1,500台 都営住宅 25万戸 都内住戸全体の約4% 都立病院 6300床 日本最大の病院は1400床 26万人 学校数 2,100校 児童・生徒数 98万人 公立学校(小・中・高) Ⅰ-③ ファーストカスタマー としての公共調達拡大 19
  11. UPGRADE with TOKYO 協働事業例 株式会社オーシャンアイズ 表面海水温や潮流を分析し 漁場決定を情報で支援するサービス 株式会社ナウキャスト 「漁場ナビ」 ダッシュボードを通じ景気指標や

    人流動向などを可視化、 高度な経営判断が可能になるサービス 「都内中小企業の景況指標 ダッシュボード」 Ⅰ-③ ファーストカスタマー としての公共調達拡大 21
  12. 区 市 町 村 等 ス タ ー ト ア

    ッ プ 協働 課題解決 フィールド提供 水平展開加速 更なる成長 都政の現場を活用し、スタートアップの成長を後押し キングサーモンプロジェクト 区市町村等の現場への展開により、 実証フィールドの拡大や区市町村への導入を促進 スタートアップ企業のプロダクト・サービスを都政現場での実証を実施、成長を 後押しするとともに、東京都が抱える社会課題を解決 Ⅰ-③ ファーストカスタマー としての公共調達拡大 22
  13. スタートアップの公共調達への参入促進 デジタルマーケット プレイスの導入検討 都の入札契約制度や 手続における取組 国との 連携 制度の 改善 入札など契約手続

    が煩雑。 入札参加資格の格付けは、 社歴の浅いSUの参入に ハードルとなる。 Ⅰ-③ ファーストカスタマー としての公共調達拡大 24 東京都入札契約ガイドブックを取りまとめ中 ぜひご意見・ご感想をお寄せください!
  14. 世界中で繰り広げられているタレントの争奪戦 26 Ⅰ-④ 規制・ルールの ”リ・デザイン” シンガポール 出典:通信白書2023(経済産業省) https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2023/2023honbun/i2250000.html 世界各国で高度人材誘致に向けた優遇措置が新設されている 英国

    マレーシア 海外ネットワーク・技能 (ONE)パス ※2023年1月開始 高度人材 ビザ 発給対象 滞在期間 月収3万シンガポールドン (約286万円)以上 ※芸能、⽂化、スポーツ、研究 で卓越した成果があれば緩和 最大10年間 High Potential Individual visa route (HPIビザ) ※2022年5月開始 世界大学ランキング50位 以内の大学を過去5年以 内に卒業 最大3年間 ※現地企業の雇用契約無し Premium Visa Programme (PVIP) ※2022年10月開始 最大20年間 ※事業経営、就労、就学、 投資等が可能 月収4万リンギット(約119 万円)または年収48万リン ギット(1430万)以上 ※その他、定期預金の条件あり
  15. 東京版HPIビザの提案 27 Ⅰ-④ 規制・ルールの ”リ・デザイン” 国の制度改正(J-Skip,J-Find)で、東京都の提案が全国的に実現 課題 提案内容 現行ビザで入国できない、 海外トップクラス大学の卒業生が

    東京のグローバル人材として活躍 世界トップクラス大学の新卒・ 既卒生(5年以内)を対象とした、 東京版HPIビザを創設 東京発スタートアップ企業の創出に 向け、都内企業とのコラボレーション や将来のスタートアップの可能性を秘 めた、特に大学卒業直後の人材呼 び込みが必要 高度人材ポイント制 ・就労予定がないとビザを取得できない ・職歴や年収がないとビザを取得しにくい
  16. デジタルノマドビザの創設に係る国提案 Ⅰ-④ 規制・ルールの ”リ・デザイン” 提案内容 SUとの協業や、国内企業等との交流を通じたイノベーションの促進を図るため、 デジタルノマドビザの早期実現を図ること 制度設計に当たっては、下記の活動が可能となるよう検討すること Tokyo Innovation

    Baseを始めとするSU支援施設における 国内SUとの協業を促進 滞在したことをきっかけに都内での起業に繋げる 国内SU・アクセ ラレーター等との 交流、商談 国内企業と契 約して報酬を 受ける 国内起業家へ の資金面での 支援 28
  17. 学校現場でのアントレ教育 SUへの社会科見学 CIC TOKYO 小中高校生への継続的なアントレプレナーシップ教育を実施 30 Ⅱ-① アントレプレナーシップ (起業家性)の育成 イメージ

    小中学校、高校における継続的なアントレプレナーシップ教育実施に向けた 仕掛けづくり 地域や社会全体で子どもたちのアントレプレナーシップを育んでいく機運の醸成
  18. 学生のキャリア選択支援 33 Ⅲ-① 大学との強力な連携を実現 Startup Career Fair 2023 開催日:1月27日(金)、28日(土) 出展:122社

    参加者:1,000人以上  スタートアップでのキャリアに関心のある人材と、人材採用に関心のあるスタートアップが 一堂に会するスタートアップキャリアフェアを開催  スタートアップを支援する一般財団法人等と連携し、アルバイト、ボランティアの機会創出 を図るとともに、スタートアップの合同採用イベントの開催を検討・実施
  19. ビジネスプランコンテスト「Tokyo Startup Gateway」 大学 高専・高校 参加 参加 交流 決勝大会は11月26日(日)に開催 34

    OB・OGアクセラ等 による後押し 起業家 コニュニティへ Tokyo Startup Gatewayで 生まれた参加者コミュニティ Ⅱ-① アントレプレナーシップ (起業家性)の育成 ブラッシュアップ型のビジネスプランコンテスト 「Tokyo Startup Gateway」を拡充し、起業家志望の若者の登竜門に
  20.  起業に関心のある学生が行政、アクセラレーター、スタートアップ等に気軽にアクセスでき、 情報収集や相談等を気軽にできる場を創設  学生間の交流の活性化、コミュニティ形成に向け、起業家の講演等のイベントを随時開催 学生や若者とスタートアップとの交流を生み出す ・いつでも何でも 相談できる ・イベント等も 随時開催

    起業家コミュニティ形成へ 参加 研究室・ゼミ 起業部・サークル等 起 業 起業家コミュニティのための場づくり 行って みる 35 起業家やスタートアップの 先輩が身近にいない学生等 行政・SU・VC・アクセラ 大学発ベンチャーを輩出する大学 いつでも気軽にアクセスできる場 Ⅱ-① アントレプレナーシップ (起業家性)の育成
  21. グローバルスタートアップイベント "SusHi Tech Tokyo" 2024年5月に開催! 参加者 26,000+ 参加国・都市 国 60+

    都市 290+ SU企業 300+ VC 450+ 前回(今年2月)の開催実績 42 Ⅳ-① グローバルイベント
  22. オールジャパンで連携して世界に発信  政府と自治体で連携したス タートアップ等の公共調達への 新規参入を促進  スタートアップの障壁となる規 制を分析検証し提案要望  ジャパンの名称を活用して東京

    の取組や魅力を世界に発信  国を含めたスタートアップ情報を 一元化して強く発信  City-Tech.Tokyoでは、国が 選定したJ-Startup企業の参 加など、日本のスタートアップや 日本としての取組を海外にPR  スタートアップの製品・サービスを カタログ化 自治体同士の連携が取組の鍵を握る 44 オールジャパンで 世界に発信 ジャパンブランドを活用 一体的な施策を展開 スタートアップ情報を一元化 Ⅳ-② 国と連携した ワンブランドでの発信
  23. EoF