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【公開資料】【使ってみた】テストにマインドマップ
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tonono2587
May 22, 2018
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【公開資料】【使ってみた】テストにマインドマップ
2018/05/16開催
マインドマップを使ったテスト分析設計勉強会第1部の資料です。
tonono2587
May 22, 2018
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Transcript
【使ってみた】 テストにマインドマップ 〜MM本読書会SIG(第2期)活動報告会〜 2018/05/16
Agenda 1. SIG活動について 2. 活動の報告兼、MMを使ってよかったこと 3. 実際にMMを描いてみる 4. まとめ
SIG活動について
NaITE(長崎IT技術者会)の紹介と本SIGの位置付け この勉強会は、 MM本読書会 第2期の活動報告の一部となります NaITE(長崎IT技術者会)の活動ページ http://naite.swquality.jp/?page_id=689 NaITE:長崎出身や在住、かつて在住など、長崎に何らかの関わ りや興味を持っている技術者の交流会
NaITE(長崎IT技術者会)の紹介と本SIGの位置付け SIGとは:「特定の興味ある事柄について、その道の専門家の考 えを聞いたり、メンバー同士が互いに知識や情報を交換する場 (Wikipediaより引用)」 NaITEのSIGでは個別のテーマについてじっくりと議論をしたり、ノ ウハウ集などの成果物を作ったりするための”研究活動”と位置 付けています。 http://naite.swquality.jp/?page_id=38
マインドマップから始める ソフトウェアテスト読書会SIG(第2期) 『マインドマップから始めるソフトウェアテ スト』(以下、MM本) 池田暁・鈴木三紀夫 著 の読書会 本の読破&実践を通して日々のテスト業務の 改善をめざす
MM本読書会SIG(第2期) メンバーの参加動機 ▪テスト業務の改善 ・1個の改修でどこに影響があるかすぐにわからない どこまで、どの部分をやるのかを考えたい 工数が足りなくなることもある ・テスト技法自体はなんとなくわかってきたが、設計にもっと活かしたい ・要求分析的な部分も考えたい(★) ・バグ分析もできたらいいな ・工数見積りにつかえるのでは?
MM本読書会SIG(第2期) 活動内容 MM本を読み進めながら、実際にMMを描いた 本の章まとめと演習
マインドマップ 一言で言うならば「発想を助ける図 解技法」です。 【特徴】 ・思考に沿って記述を行う ・絵や色を多用する
MM本読書会SIG(第2期) テストプロセスのうち ・テスト分析 ・テスト設計 を重点的に扱った 【理由】 メンバーの興味のある内容だった 演習(テストケース作成)時に課題がたくさんあった
テストにMMをつかってみました
使ってみた経緯 ・MMはテストに使えそうだけど、実感はまだない ・MM本が、「とにかくMMを描く」内容の本だった せっかくだし描いてみよう ・描いてみないことにはよくわからない
使ってみた ・自己紹介 ・MM本の章まとめ ・MM本にある使い方の演習 ここで!
事件発生
事件(課題) つまづいて、演習が上手く進まなくなった (広がりすぎてまとまらなくなった)
None
None
だめだ…まずい…
なんとかするしかない!
つまづいた原因 ・広がりすぎてまとめられなくなった ・まとめようにもアウトプットの形が曖昧だった ・アウトプットの形式自体もひとつにまとめるのは難しかった ・収拾がつかなくなってMMを描く時間も取れていない
軌道修正 ・マインドマップを使って、テスト設計ができるように勉強していき たい ・MMを書く時間を増やす ・MMで広げて、テストケースに収束させる ・MMを見せあって観点の補完をする(継続) ・まとめることは難しい 全員でひとつをなんとかする→個人でそれぞれ収束させ、共 有するやり方に変更
改めて使ってみた 主な使いかた 1. お題(テスト対象/仕様書)を用意する 2. お題に対してMMを描く(宿題) 3. 描いたMMを共有し、議論する 4. 時間を区切ってテストケースをつくってみる
5. テストケースのフィードバック
None
MM→テストケース
軌道修正後 ・1回に収まるボリュームにして数をこなす ・1回で収束までをやりきる ・アウトプットができる→共有/議論できる
描いているうちにわかったこと ・テスト観点が構造化して整理で きる ・設計内容を俯瞰してみられる ・自分の考えの不足しているとこ ろがわかる ・自分の考える癖が見える ・MM自体の扱いが上手くなる ・考えられることが増える
テストケースに落としてわかったこと ・テストケースの構造を意識でき る ・観点どうしの組み合わせを考え られる ・MMを描いた本人でない人もテ ストできる形になる ・テストケースに対してMMで 説明ができる
どうでしょうか
マインドマップ使えそうでしょう か?
描いてみないとわからない
実際に使ってみましょう!
おさらい:マインドマップとは? 一言で言うならば「発想を助ける図解技法」です。 【特徴】 ・思考に沿って記述を行う ・絵や色を多用する
マインドマップの描き方 1. 中央に考えたいキーワードやイメージ(テーマ)を置く 2. そこから放射状にイメージを広げ、繋げていく 3. 繰り返し
マインドマップの描き方 テーマ:中央に置く、考えたいこと メインブランチ:テーマから最初に伸びる線 ブランチ:メインブランチからさらに伸びる線
ではさっそく
お題:数取器 〜MMをテストに使ってみる〜
お題:数取器 https://garakutabako.jp/counter / 使い方 「+」ボタン クリックするたびに数字が+1されます。 「-」ボタン クリックするたびに数字が-1されます。 「Clear」ボタン 数字が0に戻ります。
お題:数取器 https://garakutabako.jp/counter / テスト設計にMMをつかってみましょう ・この数取器をテストするとしたら? ・ユーザーの立場から ・どんなバグがありそうか などなど 時間:10分間 https://online-timer.ja.downloadastro.com/tools/
描けましたか?
見せあってみましょう!
MMの共有 ・どんなことを考えたか/挙げたか ・どうしてそれを考えたか ・使ってみてどうだったか ・感想 などなど
どうでしたか?
*ToDo:数取器の見本MM
数取器のテスト ・表示がずれる? ・4桁になったときのカンマ区切り ・ブラウザ更新でリセット? ・キャッシュは? ・複数タブで別々にカウントしたら??
テストにつかってみると ・メインブランチを出すのが難しい ・ブランチを広げるのも難しい ・「手描き」自体も難しい あとでメインブランチを入れ替えたくなる 描ききれない
MMをテストにつかうコツ メインブランチの出し方 ・品質特性 ・利用者の立場:実装者/ユーザー ・意地悪漢字 ・業種/職種/経験 ・モデルをもとに発想:入力>変換>出力
MMをテストにつかうコツ ・ブランチの広げ方 気にしすぎない(階層/構造/見た目/内容…)で思いついたこ とはどんどん描く ブランチのそばにメモを書く ・ツールをつかうのもアリ Web、アプリ、付箋… ・描ききれないところはメインブランチごと別紙へ
まとめ
まとめ ・はじめはコツがいる メインブランチの出し方や、MM全体の整理のしかた ・広がりすぎに注意 複数人でやる難しさ(収拾がつかない) テストケースに落とす意識が要る (観点どうしの組み合わせ/ブランチ=1ケースとは限らない) ・取り掛かりやすい、はじめやすい、楽しくできる
まとめ ・繰り返し描くうちにMMの使い方自体も上手くなる ・テスト観点が多く挙げられるように なってくる ・慣れてくる 描きながら整理すること、考える順番 ・視覚的にまとまるので、他人と共有 しやすい ・共有すると別の考えも取り入れられる
使ってみてください!
終わり