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記憶プロセスとLTM

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November 20, 2025
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 記憶プロセスとLTM

AGI福岡第8回 登壇資料

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yoshitakaebihara

November 20, 2025

Transcript

  1. 着想 ・ 「Long term memoryは、 入出力をstr insert & vector化 !」

    上記を起点とし、 更なる表現力 / 運用性 / 柔軟性向上を目指し、 ‘人間の記憶過程’ に基づく RAG機能拡張を試みました。
  2. 記憶のプロセス ・ 人間の記憶 3要素 記銘 : 覚える 保持 : 保つ

    想起 : 思い出す → 本発表は 「保持」 に着目
  3. 保持としての3レイヤー 1. 短期記憶 : 揮発性のある短時間記憶 2. 少し経過した短期記憶 ≒ 中期記憶 :

    3. 長期記憶 : 例)2024/09/19 初めてAGI福岡に登壇した 短時間~最長1か月程度の記憶、 残ったもの 1か月以上の長期にわたって保持される記憶、 定着、 根付き 例)記憶は3要素ある 例)先週スライド作った
  4. 保持メカニズム < 人間の場合 > Step-1 : まずは、 海馬にエピソードを短期保存 (一時保存) Step-3

    : 脱力時間、 睡眠、 再想起、 反復、 情動タグ付等をトリガーとし、 Step-2 : 繰り返す事で、 長めの短期記憶として保持 or 破棄 (忘却) ↓ 保持情報は長期記憶として大脳皮質に転送 ・ 統合 ・ 固定化 ↓ * 睡眠中に海馬がその日の活動パターンをリプレイしているのでは という観測もありました 米国 国立医学図書館アーカイブ : https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7898724/
  5. 短期記憶 ↓ → = user inputとassistant replyの文字列そのもの ・ 同一session内保持 ・

    鮮明な内容の再現 保存時 : json.append / st.session_state / react useState等 内容を横パス出来れば良いので、 手法は無数にあります。 参照時 : contextに含める
  6. 少し経過した短期記憶-1 ↓ ・ 記憶に残っている概要 ・ 主要素を圧縮したメタ情報の再現 (結論と決定事項 ・ 因果関係 ・

    何故ロジック ・ スタンス ・ トーン) = 細かい部分を省略したsummary 保存時 : inputとreplyを str保持、 summarize、 vector化 参照時 : keyword & vector retriever
  7. 少し経過した短期記憶-2 ↓ ・ 記憶に残っている単語 ・ 思い出すhook(手掛り)の再現 = 固有名詞でtag付け (キーワード ・

    人名 ・ 事象 / 単語連想の再現は keyword retrieverで直hit) 保存時 : tag抽出 1. inputとreplyから固有名詞を複数抽出 2. tag集積所になければ新規追加 (出現回数 = 1 としてinsert) 参照時 : keyword retriever
  8. 少し経過した短期記憶-3 ↓ ・ 頻出の再現 ・ 再固定化 ・ 反復 ・ 優先順位の再現

    (登場回数に従い 優先順位設定 / 紐づいた他要素も優先優劣有) = tagの重み付け 保存時 : tag追加時、 既存があれば 出現頻度へ加算 下図+=1より、 user嗜好が明確になれば より正確な重み付けを期待出来る 参照時 : keyword retrieve 前頁の ‘固有名詞の複数抽出’ は ここでも有効
  9. 長期記憶 ↓ ・ 記憶の固定化 ・ 海馬→大脳皮質に転送の再現 (海馬 : 記憶内容str, summary

    -> 大脳皮質 : vector storeへ転送) = vector化 & vector store格納 保存時-1 : summaryをvector化 & upsert(短期記憶-1で済) 保存時-2 : inputとreplyも 個別列としてvector storeへ格納 参照時 : vector retriever (質問だけ覚えている or 答えだけ覚えている現象の再現)
  10. 記憶の編集 1. 記憶を新たに埋込みたい -> 追加可能にしました 2. 記憶を編集したい -> 全て編集可能にしました 3.

    記憶を消したい -> is_active論理削除で再現 (忘れていた記憶を蘇らせる時は Flag = Trueにする) 記憶editorを作成
  11. まとめ AA : 記憶は [str保存、 summarize、 tag抽出、 vector化] により、 BB

    : 記憶操作が可能なのはロマンありますね! CC : 人間記憶の完全再現は、 課題が多く 更なる要素が必要 RAGとしてある程度再現可能 やはり、 記憶は自由に編集したい!! 性格嗜好 環境 思考パターン 生い立ち等
  12. - 3国間海外取引~国内取引~倉庫~営業~業務 を経験 / 業界歴 19 年 - 社内効率化 &

    フロー改善の情報系部署 About me ・ Name : エビハラ ヨシタカ X @kuro_yos ・ 最近ハマっているもの : ebhr-san - SonarQube静的解析 : coding agent出口戦略/reviewフォローの一端 実装しました! Linter通りました! しかしダメでした! 確認します! への対策として - ベランダ菜園始めました : データ採取しまくって自動化ポイント探り中 将来的に、 小さい農地購入し ウイークデー自動化したい 気象庁が、 活用可能な ‘過去の気象データ’ を公開していて感動した。 有難く利用させていただきます 二等無人航空機操縦士取得して遠隔モニターしたい ・ 船舶業界の独立系専門商社
  13. Appendix-1 : 掘り下げ より人間らしく 「不完全性」 を再現したいとしたら?! 1. 興味は無いけど覚えている映像や言葉は どう表現したら良いだろうか?! 例

    : 幼稚園の頃の局部的な記憶、 初めてのXX、 キャパに収まらない出来事・・ React useEffectや イベント駆動Azure Functions的な? 何かの条件?! 2. 記憶のランダムな擦り替わり/思い違い はどう表現したら良いだろうか? 例 : 記憶に希望が乗ってしまうケースや ストーリー再構成・・ 閾値に沿って(98%の整合性)再要約?! 誤ったdatetime2でinsertしてみたり
  14. Appendix-2 : RAG手法 1. tagや固有名詞抽出 2. vector比較 日本語と英語が混ざるケースが多い場合、 spacyやstanza等で cosine

    similarity & euclidean distance 2段階絞込み 日英 2-pipeline 形態素解析ルーティングは未実施 (= LLM任せです) keyword hit rate集計 & vector比較の後、 re-ranker適用 3. re-ranker 各colを100分率算出 → top-scoreの30%以下drop → 最終sort