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ペアプログラミングとの出会いで広がった自分の開発領域と挑戦のチャンス

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October 04, 2025
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 ペアプログラミングとの出会いで広がった自分の開発領域と挑戦のチャンス

2025/10/04(土) 「XP祭り2025 (LT)」の登壇資料です。

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October 04, 2025
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  1. © 2012-2025 BASE, Inc. 目次 5 • はじめに • 自分とペアプログラミングの出会い

    • ペアプログラミングをどうやって行ったのか • ペアプログラミングを経てできるようになったこと • まとめ
  2. © 2012-2025 BASE, Inc. ペアプログラミングとは 10 ペアプログラミング(ペアプロ)とは 2人でプログラミング(および分析、設計、テスト)とプログラムの改良を同時 に行うやりとり [1]

    1人1人が別々の画面を見ながら作業をするのではなく2人で同じ画面を見なが ら同時に作業を行います。 「知識の共有」や「効率化」、「チーム意識の醸成」を促すことができます。
  3. © 2012-2025 BASE, Inc. 自分のペアプロ経験 12 1 2 前職では実施しようと考えたことはなかった 「ペアプログラミング」という言葉は知っていた

    3 もくもくと自分の作業を進めることが大事だ と考えていた 「ペアプログラミングってどうなの?」というのが正直な意見
  4. © 2012-2025 BASE, Inc. 現職入社直後に参加したPJでペアプロを採用 13 自分が今の会社に入ってはじめてのpjチームがペアプログラミング経験者 が多かったため「ペアプログラミングを実施すること」に対する抵抗感が なかった。 バックエンド、フロントエンドに開発者を分担するのではなく、開発者全

    員がバックエンドとフロントエンドを実装できる状態にする目標を立て た。理由はバス係数※ を増やすため。 ※バス係数 何か問題があった際、チームメンバー間で情報や能力が共有されておらず対応できなくなってしまう数 例) 〇〇機能でバグが発生したが、当時開発していたAさんがお休みで対応ができない(バス係数=1)
  5. © 2012-2025 BASE, Inc. 使ったツール 15 1. Code With Me(JetBrainsの拡張機能)

    2. Huddle(Slack) 3. Gather リモートワーク中心のメンバーで構成されたチームでしたが、文明の利器 を使うことでペアプログラミングを実施できました!
  6. © 2012-2025 BASE, Inc. 実装にとどまらないプロダクト開発への関与 19 フロントエンドの実装をする中で “デザインの考慮もれ” や “もっと使い

    やすい機能にできるのではないか”という提案 を見つけた。そしてデザイ ナーやPdMに提案できるようになった。 ペアプロでの行動(意見を言いあってタスクを 進める方法)を別に応用することができた! このデザインが無いのですがこんな 画面はどうでしょうか?
  7. © 2012-2025 BASE, Inc. 実装にとどまらないプロダクト開発への関与 20 プログラミングという開発者にとって一番身近な行動に他者とのコミュニ ケーションを組み合わせるだけで、非常に応用の効く力が身につくと気づ いた。 自分はペアプログラミングを経て「勇気」、「リスペクト」、「フィード

    バック」、「知識の共有」などXPの価値を知り、体現しようと行動でき た。 先ほどの提案の話も「ペアプログラミングでの行動 (意見を言いあってタスクを進める方法)を別に応用 できた」と言える。
  8. © 2012-2025 BASE, Inc. 参考文献 24 • [1] Kent Beck,

    Cynthia Andres. 『エクストリートプログラミング』. オーム 社. 2015年. 208ページ
  9. © 2012-2025 BASE, Inc. 自分が今まで読んできて参考になった本 25 • Kent Beck, Cynthia

    Andres. 『エクストリートプログラミング』 • Brian W. Fitzpatrick、Ben Collins-Sussman. 『Team Geek』 • Jeffery D. Smith. 『システム運用アンチパターン』 • プログラミングをするパンダ. 『成功する開発チームの作り方 対話と信頼の好 循環』