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Fin-JAWS 2021 LT

Yukito
February 21, 2024

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February 21, 2024
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Transcript

  1. 発表の流れ 1. Amazon WorkSpaces とは 2. WorkSpaces VDI 運用の体制と課題 3.

    WorkSpaces VDI 運用フローの効率化 4. 学びと所感 3
  2. Amazon WorkSpacesとは ⊡ AWSの提供するフルマネージド型仮想デスクトップサービス ⊡ クラウド上でデスクトップ環境を提供。「いつでも・どこでも」を実現 ⊡ Amazon WorkSpaces 構成要素の一つにAWS

    Directory Serviceがある ⊡ WorkspacesはDirectoryServiceをユーザ管理ディレクトリとして利用 5 https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20180207_AWS_BlackBelt-Workspaces.pdf AWS Directory Service
  3. WorkSpaces VDI 運用の概要 ⊡ WorkSpaces利用用途 □ 金融系のお客様開発案件にて、弊社含む開発会社の テレワーク時にお客様のVDI環境利用のため ⊡ 利用者

    □ 会社数:約24社 □ 総利用者数:約450人 ⊡ 運用体制 □ 計2人(自分は今年から運用担当を引き継いだ) ⊡ 運用課題 □ テレワーク環境申請〜デプロイの運用管理の作業負荷が高い → 運用作業を効率化したい! 7
  4. Amazon WorkSpaces 運用フロー(効率化前) 8 テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録

    2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 テレワーク環境利用者
  5. 運用フローの問題 9 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録 2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信

    PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 更新有無を 随時確認する 必要あり 申請簿から コンソール画面に転 記する情報多い サーバにSSHしてコ マンドを何個か叩く 必要あり テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 Excel テレワーク環境利用者 メールにてセットアップ情報を 各利用者分送る必要あり (利用者によって宛先異なる)
  6. 運用フローの問題 10 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録 2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信

    PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 更新有無を 随時確認する 必要あり 申請簿から コンソール画面に転 記する情報多い サーバにSSHしてコ マンドを何個か叩く 必要あり テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 Excel テレワーク環境利用者 メールにてセットアップ情報を 各利用者分送る必要あり (利用者によって宛先異なる)
  7. 運用フローの問題 12 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録 2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信

    PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 更新有無を 随時確認する 必要あり 申請簿から コンソール画面に転 記する情報多い サーバにSSHしてコ マンドを何個か叩く 必要あり テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 Excel テレワーク環境利用者 メールにてセットアップ情報を 各利用者分送る必要あり (利用者によって宛先異なる)
  8. 運用フローの問題 13 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録 2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信

    PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 更新有無を 随時確認する 必要あり 申請簿から コンソール画面に転 記する情報多い サーバにSSHしてコ マンドを何個か叩く 必要あり テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 Excel テレワーク環境利用者 メールにてセットアップ情報を 各利用者分送る必要あり (利用者によって宛先異なる)
  9. 運用フローの問題 14 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録 2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信

    PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 (私) 更新有無を 随時確認する 必要あり 申請簿から コンソール画面に転 記する情報多い サーバにSSHしてコ マンドを何個か叩く必 要あり テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 Excel テレワーク環境利用者 メールにてセットアップ情報を 各利用者分送る必要あり (利用者によって宛先異なる) メインの業務以外の事務的作業に 多くの時間をとられるのは嫌
  10. Amazon WorkSpaces 運用フロー(効率化前) 17 テレワーク申請管理簿 (テレワーク環境利用者情報管理) 仮想デスクトップ構築 テレワーク申請管理簿の 情報を元にコンソールで構築 認証サーバにユーザ登録

    2段階認証コード出力 セットアップ情報送信 2段階認証コード (とWorkSpaces招待メール)を送信 PowerShell Amazon WorkSpaces Mail Excel Step.1 Step.2 Step.3 運用担当者 テレワーク環境利用者
  11. Amazon WorkSpaces 運用フロー(効率化後) 18 テレワーク申請管理簿 PowerShell Amazon WorkSpaces Outlook Microsoft

    Lists Step.1:仮想デスクトップ構築 Step.2:認証サーバにユーザ登録 Step.3:セットアップ情報送信 運用担当者 利用者 Power Automate Microsoft Lists AWS CLI シェルスクリプト ✖ ✖ ✖ ✖ ✖ Typescript
  12. Amazon WorkSpaces 運用フロー(効率化後) 19 テレワーク申請管理簿 PowerShell Amazon WorkSpaces Outlook Microsoft

    Lists Step.1:仮想デスクトップ構築 Step.2:認証サーバにユーザ登録 Step.3:セットアップ情報送信 運用担当者 利用者 Power Automate Microsoft Lists AWS CLI シェルスクリプト ✖ ✖ ✖ ✖ ✖ Typescript
  13. 仮想デスクトップ構築の 効率化後の流れ 20 TSでの処理フロー Amazon WorkSpaces AWS CLI ✖ ✖

    Typescript 1. テレワーク申請管理簿(CSV形式)を読み取ってユーザを一括作成 a. CSV→JSON形式に変換 b. JSONからデータを抽出しCLIコマンドのインプットパラメータ作成 c. インプットパラメータのバリデーション実行 d. 複数のユーザ作成一括実行 2. WorkSpaces環境を一括作成 a. WorkSpaces環境作成のCLI実行
  14. CLI初利用の学び ⊡ コンソール画面とCLIではできる機能は同じだが、 IFは異なるためCLI初心者にとっては躓くポイントになる □ ユーザ作成とWorkSpaces環境作成が分離 □ コンソールでは意識したことがなかったWorkDocsの存在 □ 特にWorkSpaces

    は今回の要件にマッチするやってみた系記事がなく、 参考材料が少なく苦労した ⊡ CLIの活用はユースケースに合わせたアレンジが必要な場合がある □ TSでやる処理が思ったより多かった ⊡ CLIを導入後に運用フローを少し変更することが必要な場合がある □ CLIだと、管理者側で初期パスワード設定作業&パスワード送付が必要になる 23
  15. さいごに 25 解決アプローチ 課題 以下ツール活用等により、申請からデプロイまでを効率化 ⊡ AWS CLI, Microsoft Lists,

    Power Automate,シェルスクリプト作成 申請〜デプロイ3分 WorkSpaces利用者が数十名規模であれば問題ないが、 数百名以上の規模では、 テレワーク環境申請〜デプロイの運用管理の効率的な仕組みが必要    △100人申請者がいるとデプロイまで2時間半以上かかる...